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新聞記事

北海道一覧

掲載日:2022.06.20

第十八陸丸が竣工、作業性追及随所に

大漁旗に飾られた第十八睦丸(13日、厚岸湾)


 ウトロ漁協所属・有限会社睦漁業部(代表・深山和彦ウトロ漁協組合長)の定置船「第十八睦丸」(19トン、アルミ)がこのほど竣工した。船体・エンジンの大型化をはじめ、ポンプ・サイドスラスターなど各種スイッチやボンブの位置、ドラムの高さなど特に作業性を重視した設計・装備を施した。建マス(カラフトマス)の水揚げから本格的に操業を開始する。


掲載日:2022.06.20

100社合計3.7%増4326億円-2021年道内水産加工業売上高ランキング-


 株式会社帝国データバンク釧路支店が集計した2021年の北海道内水産加工業売上高ランキングによると、釧路市の株式会社マルサ笹谷商店が2年連続で首位の座に着いた。上位100社の売上高合計はホタテの好漁やコロナ禍の巣ごもり需要などで取扱量を伸ばした企業が多く、微増ながら3年ぶりに前年比増となった。道内に本社を置く水産食料品製造企業の21年1~12月期決算を集計。上位100社の売上高合計は4326億2200万円で、前年比3.7%(153億2300万円)増加した。


掲載日:2022.06.20

リサイクル事業の鈴木商会、苫小牧に漁網再生拠点

スパゲティ状に押し出された再生ナイロン樹脂


 リサイクル事業などを推進している株式会社鈴木商会(札幌市)が道内でナイロン製廃棄漁網の再生事業を本格展開する。衣類などプラスチック製品の原料になるペレットを生産。廃棄漁網で再生ナイロン樹脂をつくる技術を確立しているリファインバース株式会社(東京・中央区)と提携、漁網リサイクル拠点となる「苫小牧プラ・ファクトリー」を苫小牧市晴海の臨海地域に開設した。


掲載日:2022.06.20

砂原コンブ養殖試験に着手


 砂原漁協は2021年度から3カ年計画で促成マコンブの養殖試験事業に乗り出した。天然ホタテ漁場の1区画に試験用施設を新設し昨秋から養成を開始。年明けから間引き作業を進め、近く初水揚げする。代表を務める河村大助さんは「手探りで進めているが予想以上に成長した」と手応え十分。刺網を中心とする漁船漁業者の挑戦が、安定経営の一助となることを期待している。


掲載日:2022.06.20

昆布森青マス記録的豊漁

記録的な豊漁となった青マス


 昆布森漁協の春定置で今季、青マスが一時的に記録的豊漁となった。漁場間差があるものの、ピークの13日は全体で90トン超えの水揚げに達した。着業者らは「これだけ獲れるのは初めて」と口をそろえる。10カ統が操業。同漁協は「11日に50トン近くあり、13日は90トン以上。漁場間差はあるが、青マスは今までにないほどの水揚げ」と話す。


掲載日:2022.06.20

小樽ウニ価格堅調

出荷されたウニの塩水パック(6月10日、小樽市漁協市場)


 小樽市漁協のウニ漁は価格が堅調に推移している。高島地区の成田学理事は「今年はハシリから高値。赤(エゾバフン)の塩水パックは6月上旬で1個当たり4千円や3千円を付け、例年に比べても若干高い」と話す。5月15日に解禁。90軒が着業している。操業時間は5月22日から7月31日までが午前5時から午前8時、終盤の8月1日から同31日までが午前5時半から同8時半となっている。


掲載日:2022.06.20

海外はアジア主体に品質訴求-道ほたて振興協議会-


 道ほたて漁業振興協会(髙桑康文会長)は、海洋環境や社会情勢が変化する中、各市場のニーズに応じた適切な選択と手段を講じ円滑な消流を図る。米国や中国の動向を注視しつつアジア圏主体に品質訴求。干貝柱は香港情勢や中国加工品流通を背景に各種リスクに応じた流通体制を整える。


掲載日:2022.06.13

「1円でも高く」飽くなき挑戦

腸内にも水を流し、肛門からも内容物を除去


 斜里第一漁協の有限会社北洋共同漁業部(伊藤正吉代表)は、定置網漁で水揚げしたサケ・マス、カレイ類など漁獲物の価値向上に挑戦を重ねている。「1円でも高く」の意識を共有し、12人が一丸で実践。従来の活じめに加え、今年から春定置のサクラマスを皮切りに胃洗浄の鮮度保持技術を導入した。併せて加工場を構え、液体急速凍結などを基盤に個人客を中心に斜里産の拡販に乗り出す。





掲載日:2022.06.13

根崎地区養殖ガゴメ、水揚げ終了

天日乾燥させる養殖ガゴメ(6月1日、根崎地区)


 函館市漁協根崎地区の養殖ガゴメは今季の収穫を終えた。序盤は例年に比べ生育状況が遅かったものの、施設によっては徐々に改善。一方で減産を見込む着業者もいる。
 5月下旬に収穫を開始した岩田和晴養殖部会長は「ハシリは成長が遅かったが、その後昨年並みの実入り、長さにまで成長した」と説明する。「不純物が付くためガゴメの収穫は1カ月間が勝負だが、今年は序盤の生育遅れの影響で水揚げペースは若干遅れ気味だった」と話す。


掲載日:2022.06.13

オ海南部本操業順次スタート


オホーツク海南部8単協(雄武・沙留・紋別・湧別・佐呂間・常呂・網走・西網走漁協)の本操業は、5月中旬に始まった網走を皮切りに6月から順次開始した。常呂が日産260~270トン、雄武、湧別は190トン、沙留は150トン前後の水揚げ。歩留まりは11%程度と上昇傾向にあり、アソートにも期待がかかる。浜値は漁場造成からキロ200円前後と堅調。今年も好漁に向け順調なスタートを切った。


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