小樽市漁協のウニ漁が8月31日で終漁した。今年は数量が落ち込んだものの、引き合いが強く高値市況を形成。終盤の水揚額は昨年同期を約2割上回った。一方で着業者からは「全般的に身入りが芳しくない」「決して資源状況がいいとは言えない。今後に不安もある」などといった資源状況を心配する声も出ている。
北海道の秋サケ定置漁が30日に開幕する。5万トン割れだった昨年比10%増の来遊予測が示され、今年も低水準の漁況見通し。引き続き、水揚げの回復時を見据え、原魚の円滑処理体制や売り場の確保、消流安定への価格形成が焦点となる。道漁連販売第二部の鳥毛康成部長に商戦展望、流通対策の重点などを聞いた。
南かやべ漁協の定置網で8月中旬、スルメイカの水揚げが急増した。木直地区で操業する尾上美彦理事(有限会社ヤマダイ尾上漁業部)は「獲れたのは1日だけ。ただ昨年同時期に比べると今年の方が平均して揚がっている」と漁模様を説明。8月24日現在で組合全体の水揚げ累計は前年同期比57%増の233トンに伸ばしている。
今年度も漁港や漁場海域に流木が流出・漂着する事態が相次いでいることを受け、道漁連(阿部国雄会長)、道漁業環境保全対策本部(岩田廣美本部長)は23日、道や道議会に対し流木などの迅速な撤去体制構築の実現などを緊急要請した。
道東沖のサンマ棒受網漁の水揚げが始まった。18日に10日出漁の小型船(20トン未満船)1隻が根室・花咲港で約260キロを初水揚げ。花咲市場の浜値は組成90グラムでキロ5万4千円の史上最高値を付けた。23日には15日出漁の中型船(100トン未満船)も花咲市場に約4.7トン、厚岸漁協市場に約900キロを発泡で初出荷した。
福島県の新たな漁業調査指導船「拓水(たくすい)」(アルミ製37トン)が就航した。県沿岸漁業は試験操業から本格操業に向けた移行期間の2年目に入り、出漁日数を増やすなどして水揚量の拡大に取り組んでいる。海底の放射性物質や、長期にわたる操業自粛が水産資源に及ぼした影響などを調べ、東京電力福島第一原発事故からの早期再生・復興につなげる。
いぶり噴火湾漁協の稚貝分散作業は、各地区とも順調に進んでいる。終盤となった仮分散は8月末にも終了する見通し。全般的に付着量が多く、やや小型傾向となった。一方伊達地区では、早々に終えていた3軒が8月後半から本分散を開始している。
南かやべ漁協のコンブは主力の促成の水揚げがほぼ終了、一部地区で春先にシケ被害が発生したものの、全体では昨年を上回る生産を見込んでいる。2年養殖は主産地の尾札部地区の生育が振るわず減産の見通し。繁茂不良による水揚げ低迷が続く天然は今季も操業地区が限られ、わずかな生産となりそうだ。促成は、ホッケによる種苗被害などに見舞われた昨年度実績の2172トンに対し、今季は2560トンを計画。大半の漁家が水揚げを終え製品作りが本格化している。
今年の秋サケ定置漁で、えりも以東海区と根室海区の全漁場が資源の維持・増大に向け、昨年に引き続き、操業始期から自主規制を行う。両海区は前・中・後期のいずれも河川そ上数が親魚捕獲計画を下回る予測が示されており、網入れ時期を遅らせ、河川へのそ上を促し、再生産用親魚の確保を図る。