東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は新幹線など列車を活用した鮮魚の輸送サービスを本格展開する。北海道や東北、北陸など産地と消費地である首都圏を結ぶルートで実施。12月からは対象列車において、駅での停車時間を延長し荷下ろし作業に便宜を図るなど荷物量を拡大させる。新幹線が持つ定時性や速達性、それに既存のインフラを生かした環境配慮の物流網を強みに、地域産品の流通拡大に寄与していく。
全国水産加工業協同組合連合会(全水加工連)は第32回全国水産加工品総合品質審査会をこのほど開催し、農林水産大臣賞や水産庁長官賞など各受賞商品を発表した。
農林水産大臣賞は、「カズチー」(井原水産株式会社、北海道)、「ほやたまご」(有限会社マルキチ阿部商店、宮城県)、「CANNED 南三陸産銀鮭の醤油煮缶詰 180グラム」(マルヤ水産株式会社、宮城県)、「ごはんの一番海苔」(株式会社鮑屋、神奈川県)、「いわしの子たたみしらす」(有限会社カネナカ商店、静岡県)の5品。
このほか、水産庁長官賞(10品)、東京都知事賞(5品)、大日本水産会会長賞(10品)、全国水産加工業協同組合連合会会長賞(10品)、ノルウェー王国大使賞(1品)、オランダ王国大使賞(1品)、カナダ大使館公使賞(1品)、アイスランド共和国大使賞(1品)の各賞も決めた。
東京・豊洲市場のいくら消流は、道産中心に国産秋サケ子の相場が品薄、高値基調で荷動きが鈍い。末端の飲食店では通常よりグレードを落とした仕入れで、国産いくらを手当するのは一部の高級店。大衆店は輸入のマス子などにシフトしている。
株式会社帝国データバンク釧路支店が集計した釧路・根室管内の漁業・水産会社の2020年度売上高ランキングは、釧路市の株式会社マルサ笹谷商店が11年連続のトップとなった。上位100社の売上高合計は前年度比7.6%減の1813億7400万円と2年連続で減少し、2003年度の集計開始以来最少。秋サケ・サンマの記録的不漁や新型コロナウイルス感染拡大による外食需要の落ち込みなどで約6割の企業が前期比減収となった。
広島県江田島市でカキの養殖・販売を行う株式会社門林水産(門林一人社長)は、コロナ禍でも販売を伸ばしている。産直アプリ「ポケットマルシェ(ポケマル)」で記録的な売り上げを出しつつ、道の駅などでの小売りも好調だった。今季は冷凍品のカキ入りのお好み焼きをポケマルで販売する計画。また、量販店向けにプリンの容器に似た梱包で生食の無水製品を開発した。
枝幸町の株式会社オホーツク活魚(藤本信治社長、電話0163・62・4553)は、「隆神」と名付けた船上活じめの自社ブランドをはじめ、秋サケ・メジカの売り込みに力を入れている。近年、魚の調理離れが指摘される中、ネット通販のショッピングサイトで丸ごと1尾の商品が取り扱われ、リピーターをつかんで定着している。
第23回ジャパン・インターナショナル・シーフードショー(大日本水産会主催)が8~10日、東京ビッグサイトで開かれた。コロナ禍で深刻なダメージを受けた水産業界をサポートするため、国内外の水産物や関連商材を紹介、生産者と需要者に出会いと情報交換の場を提供。実際に展示品を見、来場者と出展者顔を合わせての対話は、バーチャル商談会では伝えられない熱気を帯びた。
道漁連と道こんぶ消費拡大協議会はこのほど、沖縄調理師専門学校で昆布の食育講座を開いた。だしの試飲を通しうま味の相乗効果を体感してもらったほか、道産昆布を使って沖縄・北海道それぞれの郷土料理を調理。歴史や特徴、食べ方なども解説。栄養・調理学を学ぶ学生に昆布の魅力を伝えた。
イバラガニ、釣りキンキ、ホタテなど網走特産の発信拠点を目指す飲食店が10月25日、網走市の複合施設「網走番屋 オホーツクマルク」内に開店した。釜飯、炉ばた焼きなどをメニュー展開。前浜で獲れる魚介類を身近に味わえる場を提供、水産業や観光の振興に貢献を目指している。
香深・船泊の礼文島2漁協のコンブ入札会(第2回天然、第3回養殖)が1日に開かれ、天然は船泊産長切1等がキロ4110円に付いた。養殖長切1等は香深産が前回比4.2%高の2780円、船泊産は2.2%高の2739円に上昇した。上場数量は両産地合わせて29トン。