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新聞記事

秋サケ一覧

掲載日:2014.09.08

秋サケ高値発進も修正に含み

高値発進となったえりも以東の秋サケ水揚げ(2日、十勝港)

 北海道の秋サケ定置は、8月30日操業開始のえりも以東、日本海北部を皮切りにシーズン入りした。浜値は先行のえりも以東、根室海峡などでメスが昨年より安値ながらキロ600円台、オスも同300円台中心と高値圏でスタート。ただ、ヒネ在庫を抱え卵相場は弱く、メスが下げ基調の展開で昨年と異なる出足。全道で12万トン前後の低生産予想、親需要などが絡んで、漁獲動向と価格形成が注目される。


掲載日:2014.09.08

宮城県の秋サケ 種卵確保に全力

水揚げ減少が予測される宮城県の秋サケ

 宮城県では、大震災での稚魚被害により今季の秋サケ来遊で大幅減が見込まれることから、県と県さけます増殖協会などの業界が一丸となり種卵確保に全力を挙げる。来遊と河川遡上(そじょう)親魚の昨シーズン比「4割減」(県水産業基盤整備課)を前提に、各ふ化場の旬ごとの確保計画と、不足した場合の海面での網揚げ協力などの対策をまとめた。


掲載日:2014.09.08

頓別漁協 ホタテ・サケ、出張講座でブランド化目指す

 頓別漁協は本年度から、札幌市の光塩学園調理製菓専門学校で年2回の出張講座を行う。主力のホタテとサケの漁獲方法や生態を講義するほか、講座前後には調理実習用の食材として無償提供。およそ10年間継続し、産地食材の情報発信とブランドの構築を目指す。


掲載日:2014.08.11

全国秋サケ会議 道産に商機 付加価値・消流対策を

 今季の秋サケ商戦を展望する全国大手荷受・荷主取引懇談会が5日、札幌市のホテル・ロイトン札幌で開かれた。商社からの現況報告などを通し、世界のマーケット拡大で、海外産地から日本への仕向けシェアの低下など鮭鱒・魚卵の需給構造の変化を再確認。商品開発、業界挙げた宣伝活動など道産秋サケ製品の価値向上や消流安定策を探った。


掲載日:2014.08.11

岩手県、秋サケ半減7000トンか

 岩手県水産技術センター漁業資源部は4日、本年度の同県の秋サケ回帰予報を公表した。230万~607万尾、7006~1万9925トンと予測し、震災年級(平成22年度)が主群の4年魚で回帰することを考慮すると、予測範囲の下限に近づく可能性が大きいとした。下限だと尾数、重量とも昨年度の半分にも届かない不漁となる。


掲載日:2014.08.11

秋サケ全国来遊数、北水研予測 前年を下回る5000万尾割れ

 水産総合研究センター北海道区水産研究所さけます資源部によると、本年度の全国秋サケ来遊数は昨年度を下回る見込み。昨年度は5187万尾と4年ぶりに5000万尾台に乗せた。


掲載日:2014.07.21

日本海の中・南部秋サケ親魚確保へ 解禁から自主規制

 北海道の秋サケ来遊予測で河川そ上数が親魚捕獲計画を下回る見通しが示されている日本海中・南部地区の漁業者は今季、解禁(石狩管内9月1日、後志・桧山管内同3日)から自主規制措置を実施する。垣網の不設置などで2週間水揚げを遅らせ、減産覚悟で親魚確保に万全を期す。


掲載日:2014.07.14

秋サケ流通対策 国内と輸出両軸

 秋サケの消流は、親製品が円安を背景に輸出が復調、国内も輸入物の搬入減、市況上昇で順調に推移。一方、魚卵製品は製品高による消費の低迷や供給量の増加で消化が鈍く、消費回復に向けた価格修正が焦点。北海道の秋サケ業界は本年度も引き続き、生鮮対策、魚卵製品を中心とした国内対策、原料、製品の輸出対策を強化する。


掲載日:2014.07.07

秋サケ4060万尾 今季の全道来遊予測

 道総研さけます・内水面水産試験場は4日に開かれた道連合海区で、ことしの秋サケの資源状況を説明、北海道全体の総来遊数は昨年比3.6%減の4059万6千尾との予測を示した。予測通りの場合、4年ぶりの昨年に続き4千万尾をわずかに超えるものの、漁獲量は12万トンレベルで依然低水準。また、日本海は極度に低来遊の見通しで、地域間格差が大きい状況も続く。


掲載日:2014.06.30

岩手県水産技術センター サケ増殖手法を検証

 岩手県水産技術センターは秋からのサケ稚魚生産で、釜石市の熊野川に130万尾規模の実験施設を整備し飼育密度や放流サイズなどを試験する。近年の回帰資源低迷から成育環境を「不適」とみて、潤沢に戻り「好適」だった時代のマニュアルを検証。見直しを視野に、低迷脱出に向け踏み出す。


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