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新聞記事

東北北陸一覧

掲載日:2016.07.25

宮城・南三陸市場のかご水揚げ タコ好漁1隻1トンも

相対販売でキロ250円と安定する灯台ツブ

 宮城県北部のタコかごが好漁だ。南三陸町市場では連日1トン以上を水揚げする船もある。7、8月の沖底船休漁で空く沖漁場での漁獲が多く、例年なら数日で漁落ちするが、まとまった水揚げが続く。混獲の灯台ツブ(沖ツブ)、毛ツブも値が安定し、良好なシーズンとなっている。


掲載日:2016.07.25

宮城のホタテ 盛漁期も異例の高値

へい死による減産を背景に高値が続く宮城県のホタテ(19日、女川町)

 宮城県のホタテは盛漁期も高値が続く異例の展開となっている。7月は420円で、下旬は日産40トンペース。生玉、活貝加工とも採算は厳しく、買受人から400円以下を求める声が強まっているが、生産者側はへい死増加による減産見込みを背景に高値に固執。買受人によっては、高値でも扱いを増やしたい、県外搬出を止めたいという思惑もあるようだ。


掲載日:2016.07.18

広田湾漁協エゾイシカゲガイ 出荷順調、倍増67トンへ

順調なエゾイシカゲガイの水揚げ

 岩手県の広田湾漁協で養殖エゾイシカゲガイの出荷が順調だ。昨シーズンの2倍強となる67トンを計画する。今季も成育と価格は安定し、2年でマーケットサイズの殼長55ミリ以上に成長、キロ2000円を大きく上回る。魅力は大きく、砂田光保組合長は「100トンの生産を目指す」と話し、第4の養殖種にと期待する。採苗の安定が唯一で最大の課題だ。


掲載日:2016.07.18

岩手南部吉浜漁協 ウニ前年の1.5倍

吉浜漁協のウニ集荷(12日、根白漁港の荷捌所)

 岩手県南部、吉浜漁協のウニ出荷が好調だ。15日までにむき身3305キロとなり、前年同期比151%。餌となる海藻が少ない割に身入りが良い上、開口回数も10回と順調で、海水透明度も比較的良い状態が例年より遅くまで続いている。採取条件が良ければ1開口10キロに上る組合員も。価格は選別の効果か、7月はシロ6万円と堅調だ。


掲載日:2016.07.11

陸奥湾 過去2番目の好成長

 青森県はこのほど、平成27年産の養殖ホタテ春季実態調査結果を公表した。成長・生残率はともに良好で殻長、全重量、軟体部重量・指数は調査開始以降2番目に高い数値となった。一方で4割の地区が過密状態にあることを指摘。高水温などの環境悪化によるへい死が強く懸念されるため、収容枚数の早急な適正化を促している。


掲載日:2016.07.11

石巻寄磯のマルキ遠藤商店 新鮮ホヤを4つの味で

左から「金華ホヤの塩辛」、「金華生ホヤ」、「金華蒸しホヤ」

 ホヤで有名な宮城県鮫浦の寄磯浜で、ホヤやホタテの養殖を営みながら加工・卸を行うマルキ遠藤商店(電話0225・48・2333)は創業90年。美大に通う娘と仲間の若い感性を取り入れながら、時代に合う商品の開発に余念がない。


掲載日:2016.07.11

宮城県ホヤ苦渋の水揚げ 1日100トン凍結、保管

凍結、保管されるホヤ。生産者は苦渋の水揚げを続けながら、加工食品としての利用を期待し鮮度、衛生管理に気を配る

 盛漁期を迎えた宮城県のホヤが1日100トン前後ずつ凍結、保管されている。今季生産見込み1万8000~2万トンのうち、韓国の輸入禁止などで1万4000トンが消費できないとみられ、再利用や処分が決まるまでの一時保管だ。県漁協が東京電力との補償交渉と同時並行で進めている。生産者には苦渋の水揚げ、「捨てる物を作っているわけではない。食品として加工を」と願う。


掲載日:2016.07.11

宮城県漁協 残さ処理 事業化へ

 宮城県漁協は本年度、ワカメ茎などの加工残さの処理について、来年度からの事業化に向け検討する。昨年度まで2カ年、ブタの餌にする実証実験を進め好感触を得た。ホヤ殻も対応できる。


掲載日:2016.07.04

宮城県漁協総代会/昨年度養殖高値で好決算、剰余金8億3500万円

 宮城県漁協は6月30日、本年度通常総代会を石巻市で開催した。昨年度事業報告、本年度事業計画などの議案をいずれも原案通り決定。昨年度は養殖ホタテ、ワカメの高値などで事業利益が膨らみ、8億円超の剰余金を計上した。これを受け、本年度から5カ年の経営改善計画期間の「早期に震災特例優先出資の返済も視野に入ってきた」とした。


掲載日:2016.07.04

岩手県/養殖干しコンブ3~4割減か

重茂漁協音部地区の本干し向けの洗浄、すそ枯れ除去作業(6月28日)

 岩手県の養殖干しコンブは減産必至だ。6月20日ごろから収穫が活発化したが、1月のシケ被害とその後の水温上昇によるすそ枯れの進行で、終漁が早まりそうだ。昨季に比べ、生産量の多い重茂漁協は素干しが半減、本干し(干し)が77%と予想。県漁連でも「素干し、本干し合わせ3~4割減」(北部支所)とみている。素干しの初入札は15日。


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