札幌市中央卸売市場のウニ相場は昨年に続き高値で推移している。ロシア産(北方四島)の搬入量が少なく、北海道産の相場が高止まり。マルスイ札幌中央水産株式会社は「末端は当用買いで荷動きは鈍い」と話す。
終盤に入った渡島噴火湾の加工貝(2年貝)出荷量は、4月末で約3万5000トンとなった。前年同期と比べ5割強の減産。浜値は高値キロ390円まで上昇している。
小定置や電光敷網で漁獲する松前さくら漁協のヤリイカが豊漁に恵まれた。ピーク時の日産は組合全体で1、2万箱に。着業者は「これほど獲れたのは今までにない」と口をそろえる。
【釜山=松本名司】韓国で日本産の輸入が増加しているホヤ。震災後に宮城県産の輸入規制を強化して以降は、大半を北海道産で代替しているが、輸入業者は「道産ホヤは小型で、選別しないケースが多い。道産に比べ輸送コストが抑えられ身質も良い宮城産の輸入再開を」と切望。道産ホヤの今後の販路維持については、「選別の徹底や宮城産の規制解除を見据えた商品開発が必要」と指摘する。
紋別漁協のホッキけた引漁が始まった。昨年同様に資源量の減少で水揚げは低水準。浜値もキロ300円台と低調で、ほっき部会の鍋島智嘉部会長は「単価の高い大型連休にまとめて水揚げする」と話す。
函館市の水産加工・販売、株式会社山大(小林繁孝社長、電話0138・48・0231)では一昨年来進めている商品・企業ブランディングの核となるサケ商品の開発が大詰めを迎えている。特に地元・道南産のブナサケは山漬けし、かまくらに入れて低温熟成でうま味を引き出す独自製法を考案。中元商戦でのデビューを目指し、パッケージ案などを詰めている。
4月中旬の低気圧による大シケが道南の福島吉岡漁協や松前さくら漁協の養殖施設を直撃した。コンブの大幅脱落や施設全壊など被害状況は深刻。福島吉岡漁協は「壊滅状態」という。間引きが進んでおり、「移植で回復を図るのは不可能」と松前の着業者。「今季は大減産。全壊の施設もあり復旧にも時間が掛かる」と嘆く。
船泊漁協所属「陽輝丸」(4.9トン)の黒川哲行理事は、同漁協で唯一、一本釣りで漁獲したソイ(マゾイ、シマゾイ)を主体に神経じめに取り組んでいる。
稚内漁協の岡田直行理事は4月中旬からタコいさりに着業する。針に蛍光ピンクのチューブをかぶせたり、赤色テープや浮球で動きを出すなど、太陽光が届かない深みでもいさりが目立つように工夫。併せて餌の冷凍サンマも使いタコを誘う。摩耗を防ぐ自作の重りや、根掛かり対策の針金を取り付けたのも特長の一つ。岡田理事は「潮流の見極めやいさりの流し方も重要」と話す。
留萌管内のカレイ刺網が好調だ。増毛漁協は昨年末から好漁を維持、3月単月の水揚量は2倍に増産。新星マリン漁協は1~3月末でマガレイが10倍に伸長。着業者の顔に笑顔があふれている。