全道各地に取り組みが広がったトキサケの船上活じめ。ウトロ漁協でも手掛けて10年余りになるが、着業者は活じめ機=写真=の導入や神経抜きなど高品質出荷への進化に臨んでいる。
寿都町漁協のコウナゴ漁着業者は付加価値向上のため鮮度保持に注力している。今季から全船で水揚げ後にペットボトル氷で保冷しながら帰港。漁業者をはじめ漁協職員や地元加工業者も鮮度向上に手応えを感じている。
利尻漁協の大ヒット商品「利尻昆布ラーメン」。天然利尻昆布粉末を練り込んだ乾燥麺にとろろ昆布をトッピングしたもので、あっさりとした塩味のみで展開する。テレビ番組での紹介などで人気に火が付き、販売開始から11年目の平成25年は当初の16倍となる47万袋の実績に。全国各地のインスタントラーメンを集めた専門店「やかん亭」(本店・大阪市)でも断トツの人気を誇る。
枝幸漁協のミズダコが好漁だ。5月から始まった樽流し漁を中心に水揚げの多い着業者は日産300キロ台。サイズも良く1尾当たり平均5~6キロという。
厚岸漁協直売店は、前浜産魚介類を使ったイタリアンの加工品を打ち出している。「AKKESHiNA(アッケシーナ)」の商品ブランド名で昨年12月にカキ2品を投入=写真。従来の和風主体から洋風・中食に照準を合わせた新たな切り口の商品展開で厚岸産の消費拡大につなげていく。
函館市の珍味製造大手・株式会社布目(石黒義男社長、電話0138・43・9101)は、北海道新幹線開業を契機とした鉄路による国内観光客の増加、近年のインバウンド(訪日外国人)需要など土産品市場の新たな商機に照準を合わせた商品戦略も強化している。
南かやべ漁協の平成28年度のコンブ計画数量は、天然や2年養殖、促成など全て合わせて3052トンとした。主力の促成は1月の低気圧で施設損壊や葉体が脱落したものの、移植で復旧を進め昨年度実績を若干上回る計画とした。
紋別漁協のニシン刺網はシケで苦戦している。水揚げが始まった4月は中旬に5日間連続で休漁。魚体が細身で、大型がそろう湧別産に押され、浜値も安値基調だ。
日高管内の春定置が4月20日解禁、21日にひだか漁協厚賀地区、26日に同富浜地区で水揚げが始まった。他浜は大型連休明けの操業開始。ロシア200カイリでのサケ・マス流網漁禁止による需給構造の変化もあり、主力・トキサケなどの水揚げ、価格動向が注目される。