網走市の有限会社マリン北海道(下山康博社長、電話0152・43・8536)は4月から小清水町の町活性化センター「はなやか小清水」の指定管理者となり、特産品売場の拡充強化に乗り出した。ロシア産の搬入減で主力・カニ事業の縮小傾向を踏まえ、ホテルや観光施設などで展開、ノウハウを培ってきた売店経営の軸足を高め、収益安定を目指していく。
えさん漁協尻岸内地区の一本釣り漁業者と、函館市の水産加工・株式会社山大(小林繁孝社長)が連携し、津軽海峡で水揚げされる2キロ以上のサクラマスを「鱒王(まおう)バオバオ」と名付け、ブランド化に乗り出している。漁業者が船上で活じめし、山大が液体窒素凍結で生食商材を製造。業務筋、催事販売などの需要開拓を進めている。
珍味メーカー・株式会社三豊(本社・東京、塩田康就社長)の函館工場(北斗市、電話0138・73・5501)は、がごめ昆布、ホッキ、カキなど地元の北斗・道南で獲れる魚介類を使った商品開発に力を入れている。3月26日に開業した北海道新幹線の新函館北斗駅構内にある北斗市のアンテナショップで観光客らに特産品としてPR。今後、北海道物産展など販売拡大に取り組む。
釧路管内のさお前コンブ漁は6日、釧路市東部、昆布森、厚岸の3漁協を皮切りにスタート、家族総出の天日干しや製品化、荷揚げで浜は活気に包まれている。
常呂漁協所属・第十八光宝丸(4.9トン)の山内光明さん=外海かれい刺網部会副部会長=は、5月末からカレイ刺網に着業している。本格操業を前に漁具漁法を説明してくれた。
ひやま漁協乙部地区では、稚ナマコの中間育成で海洋建設株式会社(片山真基社長、岡山県倉敷市)が製造・販売する魚礁「貝藻くん」を活用している。海中に垂下した育成器の真下に沈設。育成器から落ちた稚ナマコの隠れ場や餌場とし、二段構えで種苗の安定生産を図り、資源増大につなげていく。
昆布森漁協の春定置でトキサケが好漁だ。ハシリから獲れ、6月7日現在の累計漁獲尾数は6万3500尾に。竹川繁サケ定置網漁業部会長は「多少の切れ間はあるが、大きく切れることはない」と説明。魚体は「小さい」という着業者が多く、平均目廻りは昨年を下回る。
ひやま漁協瀬棚地区の底建網は5月下旬からヒラメの水揚げが伸びてきた。加えてウマヅラハギやイナダといった近年水揚げが増加傾向の魚種もまとまっている。
釧路市漁協の刺網船3隻は、サメガレイの活じめ出荷に取り組んでいる。えらと延髄切りで血抜き処理を徹底。船に冷水機を搭載するほか、荷造りで窒素氷を活用、鮮度保持にも余念がない。「極(きわみ)」ブランドで流通、出荷先の札幌市中央卸売市場で定着するほか地元・釧路でも浸透してきたという。着業者は「価格は野じめの1.5~2倍」と手応えを感じる。
湧別漁協所属・第三十六栄進丸(1.8トン)の斉藤進さんは5月中旬から6月、サロマ湖内でサヨリの浮網漁に着業する。「網の刺し方は人それぞれ」と話す斉藤さんに漁具・漁法を聞いた。