湧別漁協のサヨリ漁が5月後半に始まった。浜値は昨年に比べ弱含みの傾向。水揚げは1隻100尾前後と少なめ。着業者は盛漁期となる6月の好漁に期待している。
5月25日に札幌市内で開催された第22回全国ホタテ大手荷受・荷主取引懇談会で、道漁連の大谷内優営業第一部長が「ほたての生産・流通動向等について」と題し講演した。今季のオホーツクは歩留まり、アソートが良好で玉冷が昨年並みの生産量となった場合、輸出・内販合わせ2万トンの消化を想定。ボイル販売は陸奥湾産ベビーの増産も予想され苦戦を強いられる可能性に言及した。
函館市尾札部町の能戸フーズ株式会社(能戸圭恵社長、電話0138・63・3211)は、南かやべ産がごめ昆布を使用したしょうゆが看板商品。塩分を抑え、がごめ昆布のうま味を効かせ、素材の味をより際立たせる。普段使いのほか、口コミで中元、歳暮、土産品需要も広がっている。4月の「日本ギフト大賞2016」で都道府県賞の北海道賞を受賞、北海道を代表するギフト商品に選ばれた。
ひやま漁協江差地区のベニズワイガニ漁は水揚げが順調に推移し、今季も計画数量を達成する見通しだ。組成は大型中心で、ズワイガニの代替需要なども加わって浜値は昨年より2~3割高に付いている。
戸井漁協でミツイシ養殖を営む芳賀浩平さんは、施設やコンブの手入れを独自に工夫、シケによる脱落を防いでいる。間引き時の巻き付けで業務用の輪ゴム=写真=を使うことと、4月下旬ごろから浮球(増玉)を増やし施設を安定させることがポイントだ。
羅臼漁協の春定置では、付加価値対策で10年ほど前からトキサケの活じめに取り組んでいる。網起こし直後に船上で処理、全量を出荷する。今季も序盤は有限会社丸モ田中漁業、峯浜水産有限会社、有限会社植別水産の3軒が行う。
ホタテの新物商戦を展望する道水産物荷主協会(宮崎征伯会長)主催の第22回全国ホタテ大手荷受・荷主取引懇談会が25日、ロイトン札幌で開かれた=写真。北海道産の水揚げが過去最低水準で減産高値の状況下、ボイル消費は増産した陸奥湾産の仕向け次第で左右されると指摘。玉冷は高歩留まりの気配で昨年並みの生産量を確保した場合、内販の荷動きは鈍いことから輸出で昨年を上回る1万2000トン以上となることに期待が寄せられた。
函館市の函館タナベ食品株式会社(田邉元久社長、電話0138・47・2323)は、北海道近海で獲れたスケソ卵のたらこ、めんたいこで攻勢をかける。平成27年漁期産で過去最高の原卵量を確保。北海道の民放2社でテレビCMも打って、オリジナルブランドなどの拡販に取り組んでいく。
釧路管内のさお前コンブ漁は6月1日、釧路市東部漁協を皮切りに、各浜順次スタートする。
同漁協は操業日数4日間を計画。1日3時間採取する。同漁協は「資源、生育状況ともにまずまず」と話す。
道漁連は26日、道産水産物を扱う全国の取引先企業、提携加工業者などを招いた懇談会「道ぎょれん会」を札幌市のロイトン札幌で開いた。引き続き、資源増大対策と資源管理、漁業経営体質強化などに取り組んで水産物の安定供給に努めていくことを強調。国内外への消流拡大に連携強化を求めた。