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新聞記事

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掲載日:2024.01.22

渡島管内天然ガゴメ生産低迷


 繁茂不良による生産低迷が続いている渡島管内の天然コンブ。その中でもガゴメの減産が著しく、生産量を示す道水産物検査協会の格付実績によると近年は1トン台にまで激減している。加工業者も在庫が減る一方で、代替原料を模索するなど苦慮している。


掲載日:2024.01.15

キッチンカーで魚食拡大、新規客開拓、商品開発ヒントに

オフィス街の一角に省スペースで出店するキッチンカー


 平日はオフィス街、週末はイベント会場といった人が集まる場所に出向いて消費者と近い距離でサービスを提供できるキッチンカーが、水産業界でも魚食拡大の新たな販売手法としてビジネスチャンスを広げている。Googleトレンドによるとコロナ禍だった2020年以降「キッチンカー」のウェブ検索数が伸長するなど消費者側の注目度も上昇。事業者は新規顧客層の開拓、商品開発のヒントなど、キッチンカー販売ならではの効果を上げている。


掲載日:2024.01.15

サーモン養殖発展へ-大槌で初シンポ-


 「サーモン養殖シンポジウムinおおつち」が昨年12月15日、岩手県の大槌町文化交流センター(おしゃっち)で開かれた。基調講演や、県内でサーモンの海面養殖を手掛ける全6市町の担当者による事業報告などを通し、成果や増産に向けた課題を共有。養殖事業の持続的発展につなげた。


掲載日:2024.01.15

スルメイカ品薄高騰-東京都・豊洲市場-

高騰しているスルメイカ(山形県産)


 東京都・豊洲市場のスルメイカ消流は、不漁による品不足から入荷量がまとまらず、相場が高騰している。1月上旬現在の最大サイズの5キロ15尾は箱単価で9千~8千円と、1尾当たり600円ほど。また、10尾は皆無で、サイズ面でも供給不足が生じている。各流通業者は「一般的に扱える相場からかけ離れている」と、仕入れには慎重。一方で仲卸業者は「ヤリイカやアオリイカなどに比べれば安く、それらの代替品としてなら割り切る人もいる」と話す。


掲載日:2024.01.15

「国民の関心受け止め」2024年始動、各トップが年頭会見


 水産庁や水産関連団体のトップは5日、東京都内でそれぞれ年頭会見を開き、昨年の回顧や今年の展望を示した。それぞれ1日に発生した能登半島地震への被害状況の把握や対応に全力を注ぐことを強調。一刻も早い復旧・復興を祈念した。昨年を振り返ってはALPS処理水放出に伴う輸入規制など業界を取り巻く環境は依然厳しいと捉える一方、「水産業を応援したい」など国民の視線や関心が業界に集まった年であったと受け止めている。この機運を逃さず、本年こそ強い産業にしたいとおのおの意気込みを示している。


掲載日:2024.01.15

北部太平洋、日本海水温高め・黒潮大蛇行、半年ほど維持か-JAFIC 2023年漁海況-


 漁業情報サービスセンター(JAFIC)は2023年の日本周辺漁海況の特徴を取りまとめ、このほど公表した。黒潮大蛇行が継続する中、北部太平洋や日本海の沖合を中心に高めの水温が続いたと総括した。黒潮大蛇行を巡っては、少なくとも今後半年程度は維持されるのではないかと推察している。


掲載日:2024.01.15

砂原スケソ12月に挽回

12月から好漁しているスケソの荷揚げ(1月9日、砂原漁港)


 砂原漁協のスケソ刺網は、低調だった序盤の漁模様から一転して好漁となり、12月末水揚量は前年同期に近づいた。浜値はキロ100円台と高値基調で推移したため、金額は26%増の2億円に伸長。終盤に入った現在はキロ80円程度に落ち着いている。12月末水揚量は前年同期比8%減1997トン、金額は26%増2億90万円(税抜き)、キロ平均単価は38%高101円。道南太平洋の水深400メートルラインで始まった序盤は薄漁が続き、浜値はキロ130円前後まで上昇。11月以降は水温が低下し、漁模様は同月後半から徐々に向上、12月に入って序盤の不調を挽回している。


掲載日:2024.01.15

浜の活力発揮目指す-道水産会 新年の集い-


 一般社団法人北海道水産会(阿部国雄会長)主催の「新年の集い」が9日、札幌市のホテルガーデンパレス札幌で4年ぶりに開かれた。道水産林務部幹部、系統・関係団体の役員らが出席。昨年の全国豊かな海づくり大会北海道大会の盛会、中国の輸入規制措置に伴うホタテなど道産水産物に対する国内の応援消費などを弾みに、新年も北海道水産業の発展に一致団結していくことを誓い合った。


掲載日:2024.01.15

水産素材の菓子投入

 「鮭塩とばせんべい」(左)と「鱈クッキー」


 留萌市の株式会社ヤマニ野口水産(小野寺正司社長、電話0164・42・1127)は、北海道産水産素材で新感覚の菓子を相次いで打ち出している。秋サケの塩とばを使ったせんべいと、マダラの身肉のみで仕立てたクッキーの2品。乾珍味など主力製品の加工副産物も有効活用。今年から土産品需要を中心に拡販を本格化していく。


掲載日:2024.01.15

南かやべコンブ夏以降に状況悪化

養成綱に挟み込む2年養殖の種コンブ(1月9日、木直地区)


 南かやべ漁協の木直・尾札部両地区が主力の2年養殖は近年、生育不良が続いている。今季も総体的に状況は芳しくなく、現在種コンブの養成綱への挟み込み(株分け)を進める木直地区の着業者は「昨年よりも状況は悪く今夏も減産になるだろう」と見込む。


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