道南太平洋のスケソ刺網は、渡島・胆振の両管内とも前季を下回る水揚げが続いている。特に渡島側は年明けも低調。胆振側は水子主体となり、浜値が昨年中の3桁から70円台に落ちた。
宮城県漁協が殻付カキの販売を加速する。直営するカキ専門の電子卸売市場を通じ、東京のカキ小屋への出荷を12日から2店舗に増やすほか、同市場バイヤーの首都圏での拡販にも期待。日産最大3000個が見込まれ、出荷する同漁協支所は7カ所に増える。洗浄機の設置も進められている。
昨年末に閣議決定された平成28年度水産関係予算案は前年度比1.1%減の1897億800万円となった。27年度補正予算案の507億3100万円を合わせた総額は2404億3900万円で、同25.3%増。漁業就業前の給付金など担い手対策、高性能漁船の導入による収益性向上への支援など漁業構造改革総合対策事業などを盛り込んだ。
根室海峡のけた引漁は6日、新年の操業を開始した。尾岱沼漁港に水揚げされた水揚量は180トン。共有海区・巽沖の初値は高値キロ485円。昨年と同様に高水準のスタートを切った。
長万部町の有限会社ヤマタ菊田水産(菊田稔社長、電話01377・2・3624)は、カタログ通販、テレビショッピングなど消費者直結の販路に絞ってカニ加工品、松前漬け、海鮮おこわなど高次加工品を商品展開している。特に3段階の漬け込み工程で作り上げる「松前漬」は売れ行きも良く通販業界で注目され、取引先が広がってきている。
日高管内のスケソ刺網が水揚げを伸ばしている。道のまとめによると、昨年4月~12月末の累計数量は前年同期比72%増2747トン。12月下旬は全体で100トン以上揚がる日が続き、同月単月の数量は15%増1506トンに。「過去最高の日産だった」という着業者もいて、「1月も続いてくれれば」と期待している。
宮城県気仙沼市の階上地区で4日、養殖ワカメの刈り採り、ボイル塩蔵加工が始まった。生育は遅れ気味との見方があったが、先陣を切った小野寺和義さんは「葉は伸びが良く、肉も去年より厚い。色もまずまず」と喜ぶ。
道南の南かやべでことし、5人の漁業後継者が誕生する。北海道南茅部高校を今春卒業予定の佐藤晃太さん(17)、加我拓海さん(18)、石川明将さん(18)、佐藤大吾さん(18)、本間海飛さん(17)の5人。共通するのは「漁師の仕事が大好き」なこと。幼少から魚の網外しやコンブ干しなど家業を手伝い漁業は生活の一部。学校に行くと漁の話で盛り上がり、互いにロープワークを教え合う。「父の働く姿に憧れて」「漁師しか頭になかった」。それぞれの思いを胸に、間もなく船出のときを迎える。
海洋土木の(株)菅原組(函館市、菅原修社長)はことし、松前町でのコンブ養殖プロジェクトを立ち上げてから8年目を迎える。異業種の漁業参入は全国的に珍しく、先行事例として注目される。
昨年(平成27年)も前年に続き3千万尾台半ばの低来遊にとどまった北海道の秋サケ。26年に4年魚、27年に5年魚として回帰した22年級の不振が要因。特にオホーツク、根室、えりも以東の道東が顕著だった。一方、23年級は4年魚までの回帰が近年平均以上の来遊数で、来期の漁獲回復に期待がかかる。