末永海産株式会社(宮城県石巻市、末永寛太社長)は生食用むき身カキやあぶりホヤなど13品目で、HACCPの対米輸出要件を満たし、認定を受けた。生食用カキの認定は全国でも初めて。米国を新たな市場に見据え、販路の開拓に取り組んでいく。
オホーツク海沿岸のけた引は後半戦に入った。南部同様に厳しい操業を強いられる北部では、4単協とも進ちょく率5割以上を達成。上昇ピークを迎えている歩留まりは12~15%台の範囲に落ち着いている。
宮城県の種ガキが不作の様相だ。未投入の原盤が残るものの、浮遊幼生の観測結果と採苗時期の両面から厳しさが増している。いずれにしても、原盤1枚の付着が100個以上の厚種は例年より大幅に減る。日本一の種ガキ産地だけに、県内外に波紋を広げそうだ。
岡山県倉敷市の海洋建設株式会社(片山真基社長、電話086・479・9200)が開発・製造するシェルナースは、カキやホタテなどの貝殻を重ね合わせた構造で、稚魚や稚ナマコなどの隠れ場や餌場を形成。種苗放流後の初期減耗の軽減に加え、海藻の胞子が着生しやすく磯焼け対策でも活用が広がっている。
道東沖のマイワシ漁は昨年以上に好漁だ。魚群が厚く組成も大型。道東全体で日量300~400トン規模の日もあり、供給過多で平均単価は昨年の半値以下と値崩れ傾向。禁止となったロシア水域でのサケ・マス流網漁の代替漁業が7月末で終漁し、今後の価格動向に注目が集まる。
神奈川県水産技術センターと株式会社三崎恵水産(同県三浦市)は、地場の三崎マグロを使った新たな加工品「マグロのコンフィ」を共同開発し、商品化した=写真。主菜として食べられる高品質な加熱食材で付加価値を高めた。三崎ならではの加工品として売り出す。
噴火湾の稚貝採取は順調に進み、大半の漁家が終盤戦に入った。全湾で必要数量を十分に確保。渡島側では例年より多く採取した地区もあり、地場産だけで賄う漁家も増えたようだ。
長万部漁協のヒラメ刺網は、比較的順調な水揚げだ。サイズは小型傾向だが水揚量は例年並み。漁は終盤戦に入り、着業者は8月中旬まで好漁が続くことに期待を寄せている。
利尻漁協のホッケは、6月末までのまとめで数量が前年同期比45%増の240トン、金額は同50%増の6199万円と伸ばしている。刺網で操業する谷口正敏ホッケ部会長は「7月はいまひとつだが、6月は好漁だった」と話す。
利尻漁協の天然コンブ漁が最盛期を迎えている。好調なのは仙法志地区で、繁茂良好に加えハシリは天候に恵まれてほぼ休みなく出漁。着業者は「解禁からこれだけ続けて出るのは初めて」と口をそろえ、順調に水揚げを積み重ねている。