浜中町のウニ加工・小川水産株式会社(小川雅弘社長、電話0153・62・3193)は12日付で、釧路工場で製造する生ウニの折り詰め、塩水パックを対象に、「北海道HACCP自主衛生管理認証制度」の認証を取得した。製造工程の処理水や塩水などに窒素水、羅臼の海洋深層水を使用し、品質管理と併せて取り組んできた安全・安心な商品供給への企業姿勢を明確化。ブランド力に磨きをかけていく。
岩手県の久慈市漁協(皀健一郎組合長)が国の事業に乗り、先進技術で前浜産の鮮度と付加価値を高め、販路を開拓する取り組みを進めている。釣りスルメイカの洋上活じめは好評価を得て今季、本格販売。市場ではサバなど定置水揚げの保冷で、日本で初めて過冷却解除式シャーベット氷を試みる。11月からはマダラ延縄で比較的安価の小型サイズを冷凍ドレスにし、輸出が想定される。
根室湾中部漁協のカキ養殖は8月中旬に続いた大雨で風連湖内の一部でへい死した。水深が浅く、塩分濃度が低下したのが要因。水深が深い温根沼内の被害は軽微だったが、総体で2割ほど減産になる見通しで、出荷は前年より10日ほど遅れて11月に始める予定だ。
オホーツク海沿岸のけた引は、北部の宗谷、頓別、南部の沙留、紋別、網走が10月末で終漁した。宗谷、沙留、網走は当初計画を達成、紋別は約4000トン及ばなかった。
北海道内における今年のホタテ水揚量は、シケ被害などの影響で25万トン台に落ち込む見通しだ。玉冷、ボイルとも製品価格は高値基調。輸出停滞で下方修正したものの昨年来のペースにはほど遠い状況。依然として国内消費も伸び悩んでいる。来年の水揚量も低水準とみられ関係者らの不安が一層強まる中、今後の流通対策などを道漁連の大谷内優営業第一部長に聞いた。
欧米の食品機械を国内販売する株式会社タカミ(兵庫県西宮市)は水産加工向けの販売、ライン設計事業を強化する。水平切りスライサーや搬送装置を柱に置き、食肉関連で培ったノウハウを水産関連でも生かしていく。
下北半島の西南、むつ市脇野沢村で焼き干し生産が最盛期を迎えている。定置漁獲のカタクチイワシ(セグロ)などを天日干し、炭火焼きする伝統的加工品で、うま味が濃縮され煮干しの数倍のだしが取れる。だが、今季はメーンのセグロが減り苦戦気味だ。
むつ市大畑町の株式会社金城水産(濵田英樹代表取締役)は15日、第十八金城丸の進水式を大畑漁港で催行、お披露目した。FRP製13トン型の定置船で、エンジンは650馬力。高い積載能力と抜群の安定走行、速力を実現した。水揚げの半分近くを占めるスルメイカのために、同県の定置船では珍しいフィッシュポンプを搭載。11月からの稼働が注目される。
北海道の秋サケは10月半ばでようやく6万トン台に乗せ、シーズンを折り返した。漁獲量が低位となった平成22年以降の漁獲動向に照らすと、今季の水揚げは9万トンにも届かない記録的不漁の様相。一方、キロ平均単価は大半の地区が税抜きでキロ500円以上に付き、平成4年(全道平均558円)以来の超高値で推移している。