大減産となった今季の噴火湾は、浜値急騰で製品高となり産地加工業者は厳しい経営を余儀なくされた。その対応策や諸外国の動向、来季の相場や水揚げ見通しを株式会社イチヤママル長谷川水産の長谷川博之社長に聞いた。
宮城県北部の南三陸町でマダコが大漁、高値となっている。同町市場では18日までの7日間で町外含め61トンの上場、少なくとも過去30年間にないハシリとなった。かご主体に一部いさり引(いしゃり)で約100隻が漁獲。中心の大サイズは900~800円ほどの大相場で安定し、昨シーズンのハシリを200円ほど上回る。
下げ相場となった今季の玉冷。輸出は夏場に一時動いたものの鈍化傾向にあり、内販も劇的な回復には至らず消費拡大に期待がかかる量販店は様子見の状況。シーズン当初に打ち出した目標値1万トンの国内消費に暗雲が立ち込めている。
平成29年度の陸奥湾は史上最高水揚げの前年度より4割減の7万トンを見込む中、来年1~3月に残り5000トン強の成貝出荷を計画。全般に単価高となった今季は成貝がキロ200円台後半まで高騰、最終実績は史上2番目の180億6700万円を想定している。消流は、製品高となった主力のベビーの荷動きが例年より鈍く、年末商戦に向けた消化に期待がかかる。
枝幸町の有限会社丸二永光水産(永澤二郎社長、電話0163・62・3022)は、スモーク加工を拡充している。4年前に新規参入した秋サケ、ベニザケが順調に推移し、今年から新たにサンマ、サバ、ニシンの製造を本格化。北海道沿岸の主要魚種が軒並み減産で原料難の中、高次加工の付加価値商品で活路を開いていく。
室蘭漁協のスケソ刺網は4日に好スタートを切ったが次第に日量が落ちている。一方、漁場は上旬にオカ側の浅みに形成されたが、中旬から沖合の深場に移動した。
内閣府の「日本の国境に行こう!!」プロジェクト推進事務局は12~25日の2週間、東京都内の飲食店24店舗で「国境離島グルメフェア」を行っている。水産物を中心に離島の知られざる食材を、和食、中華、フレンチ、イタリアンなどの有名店が提供。認知向上と消費拡大、ブランド化の促進を図っている。
株式会社ティービーアイ(東京都中央区)が開発・販売する水冷式LED集魚灯がサンマ棒受網船で活躍している。従来の空冷式よりも冷却効率が高く、高出力、高耐久が特長。大不漁の中、今季導入した広尾漁協所属第一五一関丸(19トン)の伊東正人船頭は「昨年よりも捕れている。群れが一度着けば離れない」と高く評価する。
株式会社Tポイント・ジャパン(東京都)は、日本最大の共通ポイントサービス「Tカード」で蓄積した購買データを活用し、カード会員らと三陸産カキを使った商品を開発した。プロジェクトには生産者や食品スーパーも参加。この活動を通じて震災復興につなげたい考え。