水産ギフトを専門に手掛ける小樽市銭函の株式会社エスケイフーズ(小林忍社長、電話0133・76・2950)は今春から干物の一部商品の自社製造を始めた。GSK株式会社(大阪市、小屋敷一雄社長、電話06・4302・3470)の特殊冷風乾燥機を導入。従来の加工委託費の低減や工場の稼働率向上と併せて「ふっくら軟らか」など品質特性を生かした新展開で商品力の強化も視野に入れている。
釧路管内のさお前コンブは、5月27日解禁の釧路市東部漁協を皮切りに始まる。散布を除く4漁協が操業日程を決定、いずれも昨年より少ない計画日数とした。漁期前の資源調査では総体的に昨年を下回る繁茂状況だった。
岩手県のウニが今季、期待できそうだ。6月から本格化に向かう。先行する現品入札はハシリから色が良く、コンブなど餌となる海藻の繁茂に3年ぶりに恵まれた様子。昨シーズンまで2年高騰した価格は、現品入札は10万円超え(むき身10キロ値)が多いがやや落ち着き、期間入札は9万8200~8万8000円(シロ)と昨季並みでスタート。
噴火湾の耳づり作業が最終盤を迎えている。昨夏以降に発生した稚貝の大量へい死で全道各地から調達した養殖漁家が大半を占める中、垂下本数は平年の6~7割前後とみる単協が多い。移入した稚貝と地元産の成育率は移入貝の方が比較的高く、垂下本数は漁家によっても差が大きい。
青森、岩手、宮城県の水産加工会社3社が立ち上げた新会社・株式会社山田コールドストレージ(山﨑和大社長、電話0193・65・8836)は、岩手県山田町織笠に本社機能を備えた工場を新設、5月下旬から本稼働を始めた。ガス置換による新包装でめかぶなど海藻製品をメインに生産していく。天然資源の今後に憂慮し、養殖資源に望みをかける形で始まった計画。原料を供給する生産者との共存、その持続する有効性を山田町から発信していく。
理研ビタミン株式会社は、2020年度を最終年度とする3カ年中期経営計画を進めており、家庭用・業務用食品とも主力の海藻による総合的な提案を繰り広げ、ブランド価値の向上を推進。国内・海外市場とも収益基盤を強化し、持続的な成長を目指している。
鹿部漁協のミズダコはキロ600円前後と安値に振れている。輸入ダコ減少に伴い高騰した昨年と比べ200円程度の弱含みだが「例年並みに戻った」と同漁協市場。樽流しは潮回りの悪い日が多く苦戦気味。タコ箱は大サイズ中心に好漁している。
道信漁連は今年度から漁協女性部組織の強化を目的に展開する「女性部加入促進事業」の一環で、株式会社セコマ(丸谷智保社長)と提携した。セイコーマートクラブ会員の電子マネー機能付ポイントカード(ペコマカード)と一体となった道女性連の会員証を発行。加入メリットを訴求していく。
これまで地元消費中心だった上磯郡漁協上磯支所のブランド「峩朗(がろう)ガキの拡販に向けた取り組みが動き出した。同漁協と各種加工販売・仲卸の(株)マルタカ髙橋商店(根室市、髙橋博社長)、飲食店を複数店舗展開する㈱菊地商店(函館市、菊地寛社長)、(株)海鮮(埼玉県戸田市、菊地庸介社長)の3社が連携、函館をはじめ首都圏の飲食店、豊洲など各消費地市場にも流通。新たに発泡のデザインなども作成、知名度向上と消費拡大を図る。
「東北にフグ食文化を」―。秋田共栄観光(株)(安本忠煕社長・秋田県仙北市)は、岩手県雫石町の鶯宿温泉で温泉水を活用した無毒トラフグの陸上養殖に力を入れている。秋田・青森両県で運営するホテル5軒で提供を始めたほか、今後は鶯宿温泉の各宿への販売も計画。衰退傾向にある温泉街の再生策の一つとして、地元住民も高い関心を寄せる。高級魚を手ごろな価格で年中振る舞い、集客力や宿泊単価の引き上げを狙う。