岩手県宮古市の日出島漁港を拠点にホタテ養殖や遊漁船業などを営む㈱隆勝丸。「海で稼いで地域を盛り上げたい」。その一心で、「脱サラ漁師」平子(たいこ)昌彦社長(39)が立ち上げた設立2年目の若い会社だ。今年夏にはインバウンド(訪日外国人客)向けの体験型観光を計画するなど事業は順調に拡大。東日本大震災からの復興、交流人口拡大による地域活性化を目指す。
昆布森漁協仙鳳趾地区のカキ養殖業者3人は、共同でワカメの試験養殖に取り組んでいる。昨年秋に宮城県から種苗糸を搬入、順調に生育している。代表者の木村仁さんは「まだ手探りだが、成長に関して言えば初めてにしては大成功」と手応えをつかむ。今後も研究機関などと連携し前浜環境に適した養殖技術の向上に注力。主力のカキに次ぐ養殖業の確立と新たな「仙鳳趾ブランド」の創出が期待される。
水産庁は2月20~21日に福岡市で、26~27日には東京都内でサバの資源管理方針に関する検討会を開いた。新たな資源管理である最大持続生産量(MSY)の概念に基づいた漁獲シナリオや2020年漁期のTAC案について漁業者・研究者らと検討を行った。水産庁が示した案に最終的に出席者からの納得が得られたとして、今後資源管理基本方針を策定し、正式なTACとして決定していく。
1月下旬に始まった日高西部海域(門別~冬島)の毛ガニ漁は、低水準ながら2月下旬までの前半で昨年度実績を超え折り返した。組成も昨年に比べ良型。ただ、浜値は昨年より安値形成。餌代などコストが重く、厳しい操業が続いている。
いぶり中央漁協のスケソ刺網が終漁した。今季はハシリに順調な出足を見せ昨季を上回る数量で推移したが、真子が多い1月以降の後半に失速。単価安に見舞われ、2月22日現在の水揚金額は前年同期比約2割減と伸び悩んだ。
札幌のセンチュリーロイヤルホテルは、「北海道喜こんぶフェア」開催記念企画として「五感で感じる!昆布食育セミナー&ランチ会」を初めて開く。道漁連職員が講師となり産地や銘柄、栄養素、健康効果など幅広く解説するほか、だしの試飲でうま味も体感する「見て、食べて、触って、感じる授業」を展開。レストランでは多彩な昆布料理を提供、世界無形文化遺産にも登録された「和食」を支える昆布の魅力を発信する。
国内消費が低迷しているボイルホタテの販売強化・拡充を目指し、道漁連は新製品「北海道噴火湾産ほたて竜田揚げ」=写真=を発売する。無添加で独自に配合したたれに漬け込み、冷凍のまま3分ほど揚げるだけの手軽さが特長。3月から全国の量販店・中食・外食・生協への販促を強化する。
サロマ湖産カキの出荷が終盤戦に入った。湧別漁協は2月後半で1年むき身主体に日量平均1トン弱と減速。浜値は例年並みのキロ2000円程度で推移している。今季は3単協(湧別、佐呂間、常呂漁協)とも種の付きが良く身入りは全般に向上したが、シーズンを通して安値基調となり水揚げ金額は伸び悩んだ。
「三陸わかめ」のブランドで知られる宮城県産の今季初入札が2月22日、気仙沼市の県漁協わかめ流通センターで開かれた。ボイル塩蔵は昨季の初入札を30トン上回る約94トンが上場され、10キロ平均9902円(中芯抜き)で落札。高騰した昨季から約1割安く、落ち着いた応札となった。生育が順調で安定した出荷が見込めるとの買受人の期待感を反映したとみられる。
古平町の真守水産株式会社(山田冨志子社長、電話0135・41・2700)は、高齢者など単身者向けの商品作りに取り組んでいる。前浜産主体に保存料を使わず、おかずになる水産品を提供。ネット通販や催事販売などで需要者にアプローチしていく。