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新聞記事

水産業向け一覧

掲載日:2020.10.12

鵡川シシャモ出足低調

厚真地区で獲れた初日のシシャモ。1箱未満と数量がまとまらなかった(7日、浜厚真漁港)


 鵡川漁協厚真地区のシシャモ漁が7日に水揚げを開始した。高水温での来遊遅れが影響、1隻当たりの水揚げが1箱に満たない出足。着業者は今後の増産に期待する。


掲載日:2020.10.12

宮古陸上養殖ホシガレイ初出荷

出荷サイズの700グラムほどに成長したホシガレイ


 岩手県宮古市は1日、陸上養殖調査事業で育てた高級魚ホシガレイを市魚市場に初出荷した。秋サケなど主要魚種の不漁が続く中、安定供給が見込める魚種の養殖生産体制構築は急務。500尾を目標に来年1月まで週1回のペースで出荷し、流通状況や市場評価、採算性などを調査する。宮古湾で海面養殖したトラウトサーモンと並ぶ新たな特産品に育て上げたい考えだ。


掲載日:2020.10.12

岩手県大槌町で「魚類養殖と漁場環境について」講演会


 水産研究・教育機構水産技術研究所主任研究員の伊藤克敏氏(環境応用部門環境保全部化学物質グループ)は7日、岩手県大槌町で「魚類養殖と漁場環境について」と題して講演した。秋サケの記録的な不漁が続く中、県内ではサケ・マス類の海面養殖試験に乗り出す動きが相次いでいる。伊藤氏は「ワカメやカキ養殖との共存も十分可能。海洋環境と調和した、未来につながる養殖業を作り上げてほしい」と呼び掛けた。


掲載日:2020.10.05

標津波心会秋サケのブランド化・価値向上に挑戦


 標津の前浜で漁獲する水産物をもとに6次産業化に取り組む標津波心会(林強徳代表)は今季、秋サケのブランド化や商品の多角化に挑戦している。神経じめなど鮮度・品質向上への処理を徹底。道内外の鮮魚店とも手を携え、標津の秋サケを道内外に訴求していく。標津はかつて「秋サケ水揚げ日本一」で知られたまち。同会は高鮮度を打ち出し、「日本一おいしい秋サケ」として魅力を発信する。


掲載日:2020.10.05

宮城秋サケ刺網解禁、南三陸初日0.6トン

刺網漁が始まり、水揚げされる秋サケ


 宮城県で秋サケの刺網漁が始まり、南三陸町の町地方卸売市場に9月28日、初水揚げがあった。志津川湾沖などで操業した17隻が接岸。水揚量は616キロで、昨年の4割以下にとどまった。10月下旬にかけて最盛期を迎えるが、来遊予測も低調で厳しい状況が続きそうだ。


掲載日:2020.10.05

道東マイワシ、サイズは小ぶり

マイワシの荷揚げ(9月20日、花咲港)


 道東沖のマイワシ試験操業は、道水産林務部の集計によると、9月23日現在で6月16日操業開始の10トン以上20トン未満船が1803トンを水揚げ。根室管内が1099トンと約6割を占めている。8月1日操業開始の20トン以上100トン未満船が1696トン。キロ平均単価は10~20トンが41円、20~100トンが43円だった。


掲載日:2020.10.05

仙鳳趾のホッカイシマエビ終盤シケ後上向く

エビの選別作業(10月1日)


 昆布森漁協仙鳳趾地区のホッカイシマエビかご漁は、漁期終盤となる9月下旬のシケ後に水揚げが上向いた。村井重部会長は「波がうねることでエビが移動、かごへの入りがよくなる」と説明。1日の生産が100~200パックと伸長した着業者もいる。


掲載日:2020.10.05

昆布森成コンブ終盤、アツバ主体に水揚げ

ねじり採りしたアツバ(9月30日、昆布森地区)


 昆布森漁協の成コンブ漁は9月末までに23日採取、昨年最終実績(21日)を上回った。同漁協は「昨年より出漁日数が多い分、少しでも増産になれば」と期待。漁は終盤を迎え、10月15日までに5日採取した時点で終漁する。


掲載日:2020.10.05

いぶり噴火湾稚貝成長進み早めに作業

ザブトンかごから稚貝を取り出す作業(9月29日、豊浦漁港)


 いぶり噴火湾漁協の稚貝本分散が全地区で始まった。成長は例年より伸びているが、一部で変形や欠刻を心配する着業者もいる。虻田本所と豊浦・礼文支所が9月後半にスタート。9月前半から始まっている伊達・有珠支所はシケの影響で遅れており、10月前半には終了する見通し。


掲載日:2020.10.05

9月道内秋サケ4年連続2万トン台


 北海道の秋サケ定置は9月漁が2017年以来4年連続で2万トン台にとどまる低水準となった。道漁連の集計によると、前年比11%増の2万4581トン。ただ、低気圧によるシケ後の月末には不振だったえりも以西などで日量が上向き。オホーツクの各地で大乗りし、4日ぶりの水揚げとなった29日は全道で5年ぶりの日量5千トン規模、翌日の30日も3千トン台と久々の盛漁水準が続き、10月漁に入った。


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