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新聞記事

水産業向け一覧

掲載日:2022.08.15

礼文島天然コンブ漁場で成育ばらつき

自由操業での採取が進む天然コンブ(8月9日、香深井地区)


 礼文島の天然コンブは自由操業で出漁、実入りや長さなど生育状況は漁場でばらつきがあり良質なものを探して採取している。ただ、総体的に来年採取対象となる若生いが厚く繁茂している一方、「今年のコンブが少ない」と着業者は口をそろえる。


掲載日:2022.08.15

ブリ類用フィレッティングマシン開発-マレル-

フィレッティングマシン「MS2730」、左奥には後工程のフィレウォッシャー


 食肉・水産加工機械の世界的企業・マレル(アイスランド)は、ブリ類用のフィレッティングマシンを日本の生産現場に照準を合わせた高性能機械として開発した。魚体の寸法を自動計測するなど、人による調整が不要となる機能を搭載。日本国内1号機をブリ加工の有力企業が導入、2号機もブリの生産・加工を手掛ける㈲苓南(熊本県天草市、深川英穂社長)が試験的に導入し、歩留まり向上や処理速度向上(1分間に最大25尾処理)などが確認できている。輸出促進の対象魚種であるブリ。高性能処理を施した加工品の世界発信に向け準備を進めている。


掲載日:2022.08.15

オホーツク管内毛ガニ資源量指数、ほぼ半減


 道総研網走水産試験場が実施したオホーツク管内毛ガニ密度調査の結果(速報値)によると、来年度漁獲対象となる甲長7センチ以上のオスの資源量指数は昨年のほぼ半減。再来年以降の漁獲加入資源となる7センチ未満のオスも激減し、同水試は「最悪の資源状態が危惧されるため、今後の動向を注目する必要がある」との見解を示した。


掲載日:2022.08.15

道産ホッキ入荷再開も荷動き鈍く-豊洲市場-

入荷量を絞っている北海道産ホッキ


 東京・豊洲市場の北海道産ホッキの消流は引き合いが弱い。主産地・胆振管内が貝毒発生による約1カ月の出荷停止で顧客が離れ、入荷再開も需要が低調のままお盆商戦を迎え販売に苦慮している。 
 浜値が上昇し、卸値も8月9日時点でキロ1200円と強含み。荷受は「商戦前は北海道産で700円、三陸産で300円台。例年この時期は価格が上がる」と説明。ただ、道産にこだわる仲卸業者は「入荷は再開されたが、現状は高くて仕入れていない」と話す。


掲載日:2022.08.15

ギンザケ養殖、釧路で試験


 釧路市漁協や釧路市東部漁協など釧路市内4漁協、釧路水産協会、道総研釧路水産試験場、釧路市などで組織する釧路市養殖事業調査研究協議会(会長・檜森重樹釧路水産協会専務)とニチモウ株式会社の両者は、釧路港でギンザケの養殖試験を実施している。東港区北防波堤付近にいけすを設置し、7月20日に1キロサイズの中間種苗5千尾を投入。9月上旬から5回に分けて水揚げする。


掲載日:2022.08.15

網走のホテルでの重油漏れ、地元漁協対策協設置


 網走湖に近接する網走観光ホテルで今年3月、推定8千リットルの重油が漏れ出たことを受け、市や地元漁協は8日、「網走呼人地区重油漏れに関する対策協議会」を設立した。河川や湖内に流出した場合の漁業被害額は、秋サケやシジミなど単年度で65億円、長期的には227億円と試算され、ホテル事業者に対し重油の早期全量撤去を強く要請していく。


掲載日:2022.08.15

網走稚貝良好、量も確保

稚貝を入れた丸かごの一時保管。生存率が下がらないよう仮設水槽にはエアーを注入している


 網走漁協ほたて養殖部会は、6日から稚貝の分散作業を開始した。採苗器の付着量は例年並み、ふるいの目合いは2分~1分3厘で仮分散。着業者は皆、「十分確保できる」と話し、10日ほどで終了した後、盆明けから本分散に移行する。


掲載日:2022.08.15

大船渡の元正榮北日本水産、陸上養殖アワビを缶詰に

2種類を展開する「箱入りあわび」


 元正榮北日本水産株式会社(岩手県大船渡市、古川季宏社長、電話0192・42・3056)は10日、完全陸上養殖で育てたアワビを使った缶詰「箱入りあわび」を発売した。バターソテー風と白ワイン煮味の2種類。洋風の味付けで、なじみが薄い若者世代や女性の取り込みを図る。


掲載日:2022.08.08

道東沖マイワシ不振顕著-青魚特集-

マイワシの荷揚げ作業(8月2日、花咲港)


 道東沖のマイワシ漁が群れの薄さや餌不足などに起因するサイズの小型化で苦戦を強いられている。棒受網漁で操業する小型船と中型船の拠点港・花咲港の水揚数量が振るわず、漁業者に加え、根室市の水産加工業者も減産傾向を憂慮している。今年はサンマ漁の動向も見通しが立ちにくく、イワシ漁にかかる期待が大きいだけに、着業者は今後の漁模様に望みを託している。


掲載日:2022.08.08

湧別マス小定置昨年より出足上々

順調に水揚げされるカラフトマス(7月28日、湧別漁協市場)


 湧別漁協のマス小定置が始まった。1カ統で70尾から多い日で150尾程度の水揚げ。浜値はキロ500円台前半と強含み。序盤は例年並みの漁模様でスタートしており、着業者は8月の盛漁期に期待を寄せている。


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