入荷量を絞っている北海道産ホッキ
東京・豊洲市場の北海道産ホッキの消流は引き合いが弱い。主産地・胆振管内が貝毒発生による約1カ月の出荷停止で顧客が離れ、入荷再開も需要が低調のままお盆商戦を迎え販売に苦慮している。 浜値が上昇し、卸値も8月9日時点でキロ1200円と強含み。荷受は「商戦前は北海道産で700円、三陸産で300円台。例年この時期は価格が上がる」と説明。ただ、道産にこだわる仲卸業者は「入荷は再開されたが、現状は高くて仕入れていない」と話す。