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新聞記事

水産業向け一覧

掲載日:2022.11.14

輸入難航、中国産大幅減-日昆、秋例会で事業報告-


 日本昆布協会(大西智明会長)は8日、新横浜プリンスホテルで秋の例会を開き、本年度上期事業の実施内容などを報告した。輸入昆布は中国産が当初計画を大幅に下回り、韓国産は価格で合意に至らず本年度の輸入を断念した。消流宣伝は大規模イベントへの参加やホームページを活用したレシピ掲載、昆布大使の増員などを行った。


掲載日:2022.11.07

釧路シシャモ低水準も昨年上回る出足

シシャモの荷揚げ(10月31日、白糠漁港)


 釧路管内のシシャモ漁は、低水準ながら不漁の昨年を上回る出足となった。先行して始まった白糠漁協は過去最低の昨年比で2割増となる序盤の漁況。釧路3単協(釧路市、釧路市東部、昆布森)も昨年を超える日量でスタートし、今後の漁本格化に期待がかかる。良型主体の組成で、浜値はキロ4千円台に付くなど昨年同様に高値で推移している。


掲載日:2022.11.07

オ海ホタテ8単協計画超え終盤へ


 オホーツク海沿岸の水揚量(速報)が10月末で30万トンを突破した。漁場造成を含め前年同期比3%減の30万950トン。北部の宗谷、猿払村、頓別、枝幸、南部の雄武、沙留、紋別、常呂の計8単協が計画超え。歩留まりは10%前後と下降し、組成は4S、5Sが増加傾向、キロ200円を割り込む浜が増えた。6単協が3万トン以上となり終盤戦を迎えている。


掲載日:2022.11.07

オ海西部、記録的好漁

大幅に記録を更新した枝幸漁協の秋サケ荷揚げ(11月1日、音標漁港)


 大幅回復を見せた北海道の秋サケ定置は10月末で7万5千トンを超え、終盤に入った。オホーツクで先行して出足から順調だった西部は陸網の網揚げや切り上げの漁場も出ているが、終漁まで最近はあまり見えなくなったメジカ系の乗網が注目点。今年は魚価高に恵まれ、昨年は切れた10月も漁が続き、歴史に残る漁況の年となっている。


掲載日:2022.11.07

苫小牧イカ釣良型主体も徐々に下火

スルメイカの荷揚げ(10月28日、苫小牧港)


 苫小牧港を拠点とするイカ釣り漁は10月27日に日量2034箱とまとまった。ただその後は28日が1202箱、31日が182箱と切れた。サイズは20尾入れが多く、良型が主体を占めている。
 漁業情報サービスセンターの集計(速報)によると、10月末現在の苫小牧市場の累計水揚量は前年同期比33%減の244トンと振るわない。キロ平均単価は26%高の731円と伸長した。


掲載日:2022.11.07

宮城乾のり需要増え単価高期待


 全国のノリ産地に先駆け、宮城県漁協は22日、県産乾のり「みちのく寒流のり」の2022年度共販を始める。過去2シーズン、コロナ禍や天候不順などの影響で販売実績は振るわなかった。今季の出荷計画は前年度実績比3割増の3億5千万枚。コンビニのおにぎり用として宮城産の引き合いが強まる中、高品質な製品で単価高も狙う。


掲載日:2022.11.07

自動検出、魚の残骨特化の新型エックス線検査機


 電子計測器・食品検査機メーカー大手のアンリツ株式会社(神奈川県厚木市)は魚の残骨検出に特化したエックス線検査機を開発した。2種類の透過画像を同時に得られるデュアルエナジーセンサを採用することで、微細であったり密度の低い異物でも検出を可能にした。これまで難しいとされた魚骨に対しても適用でき、太さ1ミリ以下の残骨も検出できる。「骨取り魚」といった骨取りを意識した製品向けの検査に提案する。


掲載日:2022.11.07

漁港建設業健全発展へ-全漁建と水産庁が意見交換会


 全日本漁港建設協会はこのほど水産庁との意見交換会を実施し、安定的な予算の確保や業界が直面する課題に対応した政策の実現などを要望した。漁港漁場整備部長らに対して会員ら現場の声を伝え、設計・積算と実態との乖離(かいり)問題や働き方改革などの課題を共有。漁港建設業の健全な発展に向けて意見を交わした。


掲載日:2022.11.07

北海道産ニシン10月半ばから釧路産引き合い順調-東京・豊洲市場-

今季の冬商材の一角を担うことになった釧路産のニシン


 東京都・豊洲市場の北海道産ニシン消流は、釧路産中心の荷動き。通常入荷する網走産が切れ、代替で10月中旬から初入荷した。荷受は「網走産に負けず脂が乗っている」と手応え。また、「近年は「同じ光り物のコハダ(コノシロ)が安くなればニシンが売れなくなるという相関図が崩れつつあり、現状の引き合いは悪くない」と話す。全て相対取引で卸値はキロ800~400円。荷受は「卸値の開きは水揚げ日の相場や注文量に応じて価格を調整しているため」と説明する。


掲載日:2022.11.07

胆振秋サケ後期群に望み


 いぶり噴火湾漁協の秋サケ定置は、大きく減産した昨年より増加しているものの、盛漁期に上向かず苦戦を強いられている。10月末の漁獲量は180トンで前年同期比44%増となるが、同漁協では「平年の半減に近い」と説明。着業者は「ハシリから薄いまま終盤に入った」と肩を落とす。薄漁のため浜値は堅調で、メスがキロ千円台前半を付けている。


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