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新聞記事

水産業向け一覧

掲載日:2022.11.07

日高中央漁協コンブ採り終漁、日数大幅増


 日高中央漁協のコンブ採りは10月下旬までに全地区が終漁した。全8地区延べ操業日数は低調だった昨年(56日)を大幅に上回る161日を確保し増産となる一方、実薄を指摘する声も多かった。来年採取対象となる水コンブの繁茂も見られ、着業者は今後の順調な生育を願う。


掲載日:2022.10.31

道南太平洋スケソ、序盤は水揚げ伸びず

スケソの網外し (10月26日、登別漁港)


 1日に解禁した道南太平洋沖のスケソ刺網は、胆振管内の主産地・いぶり中央漁協では高水温などの影響で着業船の日量が伸びず、ハシリから低水準の水揚げで推移している。23日現在の累計数量は前年同期比45%減の289トン。漁業者は今後の海況好転と増産に望みをつなぐ。一方、魚体も小ぶりで卵が未成熟ながら、浜値はキロ100円超の相場を形成。地元加工業者の仕入れ環境も厳しさを増している。


掲載日:2022.10.31

5年ぶり500億円突破-10月20日現在の道内秋サケ水揚額-


 北海道の秋サケは、10月中旬で2017年(最終実績1572万4千尾、561億3745万円)以来5年ぶりに500億円の大台を突破した。道連合海区の集計によると、20日現在で前年同期比37.6%増の566億1388万8千円を水揚げ。500億円超えは17年より一旬早く、600億円に向け最終までの上積みが注目される。


掲載日:2022.10.31

網走キンキ高値安定、好調持続

8月後半から水揚げが上向いているキンキ


 網走漁協のキンキは、数量が上向いた8月後半以降、安定した操業を続け、高値もキロ1万円台と堅調だ。着業する笠原勝利船頭は「縄数を減らしているが、昨年より好調」と話し、年末まで続くことに期待する。


掲載日:2022.10.31

オ海北部は10月中旬で12万8000トン

ホタテの荷揚げ作業。猿払村漁協は唯一、4万トンを超えた


 オホーツク海北部(宗谷・猿払村・頓別・枝幸漁協)の水揚げは、漁場造成を合わせ10月中旬で累計12万8千トン余り。22日時点ですでに頓別、枝幸漁協が計画を達成し、前年実績も超えた。上期の歩留まりは9~11%台に下がり、アソートは依然3S中心だが4S、5Sも増加傾向。浜値は弱含みで200円台を維持しつつも100円台後半に下げた浜が出てきた。


掲載日:2022.10.31

過去2年と比べ順調-大樹漁協サクラマス養殖試験-


 大樹漁協のサクラマス養殖実証試験は、大シケや赤潮被害を受けた過去2年と比べて順調に成長している。春の大型連休明けに稚魚約2300尾を搬入し給餌とともに成長を経過観察。一部成熟が早く進んでしまった魚もあるが、大きな減耗はなく、12月の水揚げを目指している。


掲載日:2022.10.31

岩手アワビ歩留まり改善に期待感


 岩手県漁連は10月26、27の両日、2022年度第1期(11月分)県産アワビの値段を決める事前入札会を盛岡市の県水産会館で開いた。123.9トン(前年同期比7%減)の水揚げ予定数量に対し、10キロ当たりの平均単価は13万7011円(同29%高)。近年では恵まれた漁場環境による歩留まり改善が見られ、好漁への久々の期待感が相場を押し上げた。





掲載日:2022.10.31

スケ子引き合い徐々に-東京・豊洲市場-

商戦の本格化に期待がかかる北海道産のスケ子


 東京都・豊洲市場のスケ子消流は、気温の低下から徐々に引き合いが出てきている。北海道虎杖浜・登別地区から集荷している荷受は「仲卸を中心に大手の鮮魚専門店からの注文が来ている」と説明。仲卸業者は「卸値は高値キロ2千円、安値1300~千円での提供。例年と比べても特に高くはない」と話す。


掲載日:2022.10.31

海幸ゆきのや、バナメイ初出荷へ

初めて生産した陸上養殖バナメイ


 関西電力株式会社とIMTエンジニアリング株式会社が共同出資し設立した「海幸ゆきのや合同会社」は18日、静岡県磐田市に7月新設した国内最大級のバナメイエビの陸上養殖施設で、初出荷に向けた水揚げ作業を実施した。電力事業で培った技術やAIを駆使して養殖施設の水質や水温管理を行い、年間約80トンの出荷を計画する。高品質な国産バナメイの量産化、安定供給を目指している。


掲載日:2022.10.31

魚類の経験水温解明へ

マアジ耳石の明瞭化した日周輪(緑色の線)


 京都大学や茨城工業高等専門学校、水産研究・教育機構などによる共同研究グループは、独自の安定同位体分析技術と画像解析によりマアジ耳石の超微小領域の炭素酸素安定同位体分析によって、海洋を回遊する魚類が1日単位で経験した水温の解明に世界で初めて成功した。この成果により、水産資源の動態評価や資源保全策の策定にも貢献できると考えられる


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