オホーツク海北部4単協(宗谷・猿払村・頓別・枝幸漁協)の本操業は、宗谷、猿払村が日産400トン台とペースアップ。各単協とも6月はシケ休みが多く足踏みしており、挽回すべく本格的な水揚げに入った。一方で歩留まりは各単協とも昨年より低く、今後の向上に期待を寄せている。宗谷(20隻)の水揚量は漁場造成を合わせ17日現在8880トン。白幡秀晃ホタテ部会長(大和)は「ノルマは1隻20トン前後。C海区の真ん中から沖で操業しているが、シケが多く、出漁回数は昨年より10日ほど少ない」と説明する。また「陸の歩留まりはいいが沖はいまひとつ。9%程度と上がっていない。アソートも今の場所は小さめで恐らく5S主体」と話し、数値の上昇を願っている。