減産模様の棒受網の荷揚げ(7月30日、花咲港)
道東沖のマイワシ棒受網漁は水揚げが7月末現在で前年同期の2割台と大幅な減産で推移している。序盤漁場の釧路沖で漁が続かず、6月後半から移動した落石寄りも苦戦。組成も近年の小型化が続き、生鮮向けに加工業者が切望する100グラム以上とかけ離れた50~60グラム主体。関係者は道東沖に滞留する暖水塊の影響や資源量と回遊域の相関などの要因を推察し、北上群の先行きを注視している。