水産庁が7月29日に発表した北西太平洋(道東~常磐海域)のサンマ長期漁海況予報によると、今年の漁期(8~12月)を通した来遊量は昨年並みの低水準。10月上旬ごろまでの漁期の前半は昨年を下回る一方、後半は昨年を上回る予測。また、小売店の生鮮売り場に並ぶサイズの1歳魚の漁獲物に占める割合も昨年並みだが、体重は昨年を上回る見通し。分布が昨年は日本に近い1区中心だったのに対し、今年はより沖合の2区が中心で、商戦は尻上がりの展開も想定される。