10㌧未満船の荷揚げ。秋の南下群で挽回期待(7月26日、厚岸漁港)
道東沖のマイワシ漁は組成の小型化で苦戦を余儀なくされている。ミール向けが大半を占め、生鮮出荷がわずかで、浜値が振るわない。着業船の採算性は厳しく、仲買も生送りの原魚確保に苦慮。今後、ロシア水域から南下する群れに好転の望みを託す。一方、大臣許可の棒受網船が10日から順次出漁するサンマ漁は、水産庁の漁況予報では来遊量は依然低水準、漁場も沖合を中心に形成される厳しい生産状況が示されている。