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新聞記事

2015年8月の記事一覧

掲載日:2015.08.31

秋サケ商戦展望 道漁連・重岡常務に聞く

 北海道の秋サケ定置が開幕した。今季の生産は引き続き、12万トンと低水準の予想。一方、消流環境は、繰越在庫の消化が順調に進んで漁期入り。ただ、中国の加工業者の経営難などが取り沙汰され、原料輸出に停滞感を抱えている。商戦の見通しや流通対策の重点について、道漁連の重岡德次代表理事常務に聞いた。(詳細は本紙にて)


掲載日:2015.08.31

カレイ刺網好調

水揚量が伸びているアカガレイ(20日、八雲漁港)

 八雲町漁協のカレイ刺網が順調だ。アカガレイの水揚げは昨年の12倍に伸び、浜値は大がキロ500円台で推移、お盆前には750円を付けた。ソウハチは昨年を下回っているが、春先からコンスタントな水揚げが続いている。


掲載日:2015.08.31

白口浜/今季も3000トン超目指す 水揚げ終盤、製品化進む

促成の荷揚げ。総体的にすそ枯れが早い(8日)

 南かやべ漁協のコンブは、今季も全品目合計で3千トン以上の生産を見込んでいる。天然は豊漁だった昨年を下回るものの、計画比増に期待。2年養殖は計画並みの見通しだが、往時に比べると低水準。主力の促成はすそ枯れが早く、同漁協は「生産見通しが立つのは、もう少し先」としている。


掲載日:2015.08.31

秋の潜水/ホヤ数年ぶり復活

 羅臼漁協の秋の潜水で数年ぶりにホヤ漁が復活する。毎年秋に揚げるホタテが昨年12月の大シケで被害を受け、資源状況が芳しくないため。9月にウニの移植放流からスタート、終了後にホタテ水揚げに移行するが、松浦利彦潜水漁業部会長は「潜ってみないとわからないが、ホタテのノルマ達成は厳しいかもしれない」と不安を募らす。


掲載日:2015.08.31

サケ中国向け加工筋、経営難で買い慎重

 中国への原料輸出は今季、低調な荷動きが予想されている。欧米の販売不振、国内の景気減速などで中国の秋サケ加工業者は原料手当てに慎重。日本国内向けの供給増が見込まれる中、国内の鮭鱒相場も昨年より下方修正され、チリ銀などとの競合で売り場獲得の価格形成が焦点になる。
 中国の秋サケ加工業者は震災年の平成23年に鮭鱒全般の原料高と欧米の経済低迷でサケ製品の販売不振に陥り「サケ事業で貯めた10年分の利益を吐き出す欠損を出した」と輸出業者。「以降原料の買い付けが年を追うごとに慎重になっていった」と指摘する。


掲載日:2015.08.31

オ海値決め/枝幸 最高の315円、歩留まり14%高水準維持

けた引漁の水揚げ作業。日産ペースは徐々にダウンしている

 オホーツク海けた引漁はこのほど、9単協が値決めを行った。最高値は枝幸のキロ315円で前回比5円高。歩留まり、アソートは変わらず13.9%、3S・4S・2Sとなっている。


掲載日:2015.08.31

宮城県、養殖振興プランを策定/安定生産へ7種で姿示す

3年で水揚げ額倍増が見込まれるカキ

 宮城県は21日、「養殖振興プラン(再生期~発展期)」を策定した。カキ、ホタテなど主要7種目を中心に今後6年間を見据え、震災からの復旧にとどまらず将来にわたり安定的に生産していくため、種目ごとに目指すべき生産体制とそれに必要な取り組み、3年目の目標生産額を具体的に提示した。目標額はカキ、ホヤが現状の2倍近くになるなど全体で3割アップ。ギンザケは活じめ・生食用50%を目指す。


掲載日:2015.08.31

沿岸環境保全へ/アクリルタワシ普及、活動資金確保つなぐ

 古宇郡漁協神恵内地区女性部(蛯子智恵子部長)はことし、洗剤を使わず油汚れが落とせる「アクリルタワシ」=写真=の普及活動に乗り出した。仕事や家事の合間に製作し、村が運営する道の駅「オスコイ!かもえない」で販売。部の活動資金確保につなげていく。
 アクリルタワシの普及活動は、合成洗剤の使用削減による沿岸環境の保全を目的に、道内では厚岸漁協女性部が先陣を切った。同漁協女性部は2月に全道漁協女性部研修大会で、この研究結果を発表。神恵内地区女性部は「これなら私たちでもできる」と活動を開始した。


掲載日:2015.08.24

羅臼マス小定置 久々に豊漁年らしさ

水揚げ好調のカラフトマス(20日、羅臼漁協市場)

 羅臼漁協のカラフトマスが好調だ。ことしは隔年周期の豊漁年に当たり、8月19日現在の数量は、薄漁だった昨年同期の10倍となる382トン。キロ平均単価も26%高の492円に付き、金額を13倍の1億8783万円に押し上げている。


掲載日:2015.08.24

宮城県、秋サケ来遊2割減に 内水面水試が予測

 宮城県水産技術総合センター内水面水産試験場は同県の本年度サケ来遊について、158万8000尾と168万1000尾の2本立ての予測を示した。放流尾数と直近5カ年、3カ年の平均回帰率から算出して2本立てにしたが、いずれにしても昨年度実績(208万5000尾)を2割程度下回る。水揚げは4500トン前後の低水準が見込まれることになる。


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