小樽市に本社を置く田中水産株式会社(田中雅人社長、電話0134・34・3181)は、加工・配送拠点「札幌センター」に近接する札幌市場のほか、小樽産の調達力も強みにホテルや飲食店などの業務用卸を手掛ける。調理師免許取得の従業員を有し、ニーズにきめ細かく応える納品体制で定評を得ている。
青森県漁連は、本年度のホタテ水揚げ計画量を前年度実績比14%増の7万トンに設定した。計画の6割強を占める半成貝の成長が良く、小型だった昨年とは打って変わりLサイズ中心。県漁連では「最終的に7万トンを超える可能性もある」としている。
余市郡漁協は本年度、ナマコの種苗放流に乗り出す計画だ。海洋環境の変化などで魚種全般的に水揚げが不安定傾向の中、好単価が望めるナマコの資源造成で、漁業生産の安定・向上を目指す。
松前さくら漁協の鳴海年蔵さんは毎年11月末~12月中旬、アブラツノザメ刺網に着業、水揚げ後に皮をはぎ裁割して出荷する。付加価値対策として始め、浜値は手を加えない通常出荷の15倍以上と手応えをつかむ。そのための道具や作業台、荷揚げに使う専用機などを考案。どれも細部までこだわったつくりで作業性を高め労力を軽減。課題は販路拡大とし「取扱業者と意見交換。買い手が扱いやすい荷造りについても学びたい」と意欲を見せる。
厚岸漁協は平成27年のコンブ計画数量を1000トンに設定。このうちさお前160トン、ナガ長切470トン、アツバ長切100トン、オニコンブ50トン、ネコアシなど220トンとしている。
両漁協が操業日をあらかじめ決める指定日開口で、今季も週2回が基本となる。組合員が箱眼鏡で見てたも採り、むき身にして出荷する。県漁連共販で入札販売し、買受人が現品を見て応札。採取は日の出から午前7時まで、ふた付き1かごが上限となる。
函館市の食品添加物販売・㈱中山薬品商会(中山一郎社長)は昨夏に子会社「株式会社医食同源」(電話0138・40・3938)を立ち上げた。函館特産のガゴメコンブを主軸に調味料や総菜などの商品開発=写真=、販路開拓に乗り出している。
白糠漁協のタコ空釣縄漁が久々に好調だ。ヤナギダコ主体で、1月~4月27日の累計水揚げは数量が前年同期比2.2倍の345トン、金額が同8割増の1億4700万円。ここ数年不振が続いてきたが、「10年周期」の好漁に向かう端緒期として着業者の期待が高まっている。
紋別漁協所属「第37昇勢丸」(2.5トン)の石岡一也さんは、タコいさりに着業して15年。「全て手作り」という仕掛けの研究に余念がない。22~23個所持するいさりの中から、最も掛かりの良いガラス玉を使った仕掛けについて話を聞いた。
春の叙勲で、北海道の水産関係者では、利尻漁協の元組合長・川原理氏がコンブ、ウニなど地域資源の増大や、地場産品の付加価値向上などによる漁業経営の安定、漁業調整やさけ・ます増殖事業の推進など水産業振興に貢献した功績が認められ、旭日単光章を受章した。