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新聞記事

特集一覧

掲載日:2024.04.08

ハンバーグでニシン消費拡大


 羽幌町の株式会社重原商店(重原伸昭社長、電話0164・62・2138)は、前浜で獲れる春ニシンを使った魚ハンバーグ=写真=を商品展開している。生鮮流通で供給過多の傾向になるオスの有効活用と付加価値向上策で考案。業務筋など各種販路の開拓に乗り出している。商品名は屋号の「マルジュウ」と、おいしさの表現の一つ「ジューシー」をかけて「マルジューシーバーグ」。1個100グラム。湯せん、レンジで温めるだけで食べられる。


掲載日:2024.04.08

ホンダ新型大型船外機、高出力・低燃費が特長

ジャパンインターナショナルボートショーで展示された「BF350」


 本田技研工業株式会社が2月23日に発売した新型大型船外機の「BF350」は高出力・低燃費が特長。同社マリン事業部サービス課の井上翔也チーフは「パワフルにもかかわらず燃料はレギュラーガソリンの採用で経済性も良い。既に東北のワカメ養殖業者に購入いただいている」と自信を見せる。


掲載日:2024.04.08

石巻魚市場にトラウト2年ぶり入荷

石巻魚市場に2年ぶりに入荷し、選別される養殖トラウトサーモン


 宮城県の石巻魚市場に1日、県産のトラウトサーモン(ニジマス)が2年ぶりに入荷した。ギンザケ生産者の阿部郁也さん(有限会社グルメイト=本社・石巻市湊西=専務)が試験的に養殖した3トン。記録的な高水温が続く中、ギンザケより成長が早く、養殖期間を短縮できるトラウトへの関心は今後、買受人の間でも高まることが予想される。今季の入荷量は4月末までに計30トンを計画する。


掲載日:2024.04.08

能登いしるGI登録


 石川県能登地方に伝わる魚醤「いしり・いしる」が、地域の農林水産物や食品ブランドを守る農林水産省の「地理的表示(GI)保護制度」に登録された。イカやイワシで作り、鍋料理や煮物に隠し味として使われることが多い万能発酵調味料。専用のGIマークを付けて販売でき、ブランド力の維持や向上、輸出促進が期待される。


掲載日:2024.04.08

福島町の水産種苗生産センターが竣工

ウニ中間育成で使う屋外水槽


 福島町(鳴海清春町長)が福島漁港敷地内に建設を進めていた「福島町水産種苗生産センター」が竣工した。老朽化していた既存2施設(コンブ種苗生産センター、ウニ種苗育成センター)の機能を統合、効率的な生産体制を構築し運営コストと管理負担を軽減。ウニ中間育成の機能も併せ持ち、基幹漁業である養殖コンブ(促成マコンブ)とキタムラサキウニの健苗生産と水揚げの持続化を図り、「つくり育てる漁業」の推進に注力していく。


掲載日:2024.04.08

昆虫から新飼料開発、ニジマス・ウナギ育成で高評価

開発飼料で育成したニジマスの刺身


 ニチモウ株式会社、日本農産工業株式会社、住友化学株式会社、昭和興産株式会社の4社は国内初となるフルーツフライ(ミバエの一種の幼虫)のミールを配合した飼料を共同開発した。開発飼料で育てたニジマスとウナギの試食会では参加者から好評を博した。魚粉の高騰で代替タンパク質の必要性が求められており、他魚種の飼料としての活用も検討していく。


掲載日:2024.04.08

留萌管内ニシン刺網、2単協シケ後に盛漁


 留萌管内のニシン刺網は、2月早々に好漁となった増毛漁協に続き4月頭のシケ後から北るもい、新星マリン漁協が上向いた。メスの数量は3日の北るもいが約30隻で17トン、新星マリンが約20隻で10トン。放卵直前の成熟した魚体が多くサイズも良型で、メスはキロ500円台と好値を付けた。


掲載日:2024.04.01

オホーツク毛ガニ開幕、過去最高値の滑り出し


 3月15日に開幕したオホーツク海沿岸の毛ガニ漁は、流氷などの影響で操業回数が伸び悩む中、浜値は枝幸漁協で大中、小サイズともにキロ7千円台まで上昇するなど過去最高値の滑り出し。昨年産の在庫消化、許容漁獲量の大幅減枠、太平洋の水揚げ低調などで高値基調の局面下、消流動向の先行き不透明感を強めている。


掲載日:2024.04.01

陸奥湾全体3割減3万5000トン

昨年の半成貝出荷作業


 青森県漁連は2024年度の水揚げ計画を前年度実績比32%減3万5千トンと試算している。主力の半成貝が33%減2万6千トンと大幅に減産する見通し。成貝も31%減8900トンと1万トン割れの厳しい計画案となった。昨年の高水温に伴う稚貝や成貝の大量へい死を受け産卵時期の出荷は控える方針のため、4月の半成貝水揚げは大幅減となるもよう。


掲載日:2024.04.01

養殖ギンザケ初入荷-石巻魚市場-

石巻魚市場に今季初めて入荷した養殖ギンザケ


 宮城県内トップを切って、石巻魚市場に3月28日、県産の養殖ギンザケ5.2トンが入荷した。高水温により稚魚の池入れが例年より3~4週間ずれ込んだ影響で、昨季より25日遅い初入荷。待ちわびた花形の到来に市場は活気づいた。サイズは1.5キロが主体。初回としては大きく、平均単価はキロ1240円と、昨季を142円上回った。入荷は切れ目なく続く。


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