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新聞記事

特集一覧

掲載日:2025.06.16

エゾバフン身入り向上-湧別漁協-


 サロマ湖で漁獲する湧別漁協のウニ漁は、昨年より身入りが向上し出荷量が増加している。塩水パックのA品100グラムは4~5月に前年同期比36%増911キロと伸長。資源保護のため許容漁獲量(ノルマ)は減少しており、6月前半でノルマを達成した着業者もいる。漁期は4~6月。けた網でエゾバフンを漁獲。今年の全体ノルマは35トンから30トンに下方修正され湧別、常呂漁協が各2トン減12トン、佐呂間漁協が1トン減6トンに見直した。


掲載日:2025.06.16

浦河町トラウト養殖水揚げ目前 成育順調


 浦河町と日高中央漁協が連携して取り組むトラウトサーモン(ニジマス)の海面養殖試験は魚が順調に成育している。3日現在のへい死数約160尾、へい死率8%。町の担当者は「5月に入って水温が上がってきてから成長が伸び、5月中ごろの測定調査では1尾2キロ以上もいた」とし、6月末頃予定の水揚げの好実績に期待を寄せている。


掲載日:2025.06.09

人材育ち 規模拡大視野-利尻漁協沓形地区・中辻漁業部-

既存の乾燥施設


 利尻漁協沓形地区でコンブ養殖を営む中辻漁業部(中辻清貴代表)は人材育成と併せた養殖規模拡大を視野に入れている。中辻代表の下で5年間経験を積んできた平川力樹さんを筆頭に、同漁業部で働くメンバーが着実に成長。新たに迎え入れた新規就業者にも漁業技術や思いを伝えて組織力を強化、増産につなげる考えで、乾燥施設を1棟新設する計画。既存の大型施設2棟と合わせ計3棟での生産体制を構築し「水揚げを今の倍くらいまで増やしたい」と展望を示す。





掲載日:2025.06.09

豊かな海 次世代へ-第1回北海道豊かな海づくり大会-

全道各地から約300人が参列した式典行事


 「守りぬく 光輝く 豊かな海」をメインテーマに「第1回北海道豊かな海づくり大会」が1日、小樽市で開かれた。厚岸町で2023年9月に開催された「第42回全国豊かな海づくり大会北海道大会」を契機に大会の理念を全道に広く波及させ、オール北海道で取り組みを推し進めるために北海道主導で初開催。小樽水産高校の研究発表や大会宣言などの式典行事、ニシン種苗の放流行事などを通し、日本の食を支える北海道の海の幸と豊かな海を守り育て次世代に引き継いでいくことを再確認するとともに、北海道水産業界の決意を道内外に発信した。


掲載日:2025.06.09

ビンナガ水揚げ好調-気仙沼魚市場-

気仙沼魚市場でのビンナガ水揚げ(6月4日)


 宮城県の気仙沼魚市場がカツオ一本釣漁船によるビンナガの水揚げで活気づいている。今季は昨年より4日早い5月17日に初入港があり、30日には12隻が合計797トンを水揚げ。4日にも一本釣漁船13隻、巻網漁船1隻が入港し今季2度目の750トン超え、水揚げ高2億9700万円。加工原料など引き合いが強く、キロ平均単価は400円を超える好調な出足となっている。


掲載日:2025.06.09

後潟漁協ムラサキイガイ商品化

きれいに磨いたムラサキイガイ。右から大、中、小サイズ


 後潟漁協で理事を務める西谷水産の西谷文昭代表(第八正栄丸)は、マボヤ養殖のロープに付着したムラサキイガイの商品化に乗り出した。漁獲対象外のイガイをマボヤ出荷時に取り込みきれいに磨き上げ、大・中・小の3サイズに分類し販売。主に関東・関西の飲食店から高評価を獲得しており、昨年から活貝販売に注力している。


掲載日:2025.06.09

真ツブ価格安定で需要拡大-東京都・豊洲市場-


 東京都・豊洲市場の真ツブ消流は相場が下落後に安定している。主力産地・厚岸からの入荷が順調で、落ち着いた水準となり、飲食店での利用拡大につながっている。サイズ別の価格差も明確になり、用途に応じた使い分けが進んでいる。4月以降、相場が下落傾向となり、飲食店でも利用しやすい状況が生まれている。6月2日時点では5キロ入り12~13玉でキロ4千円。仲卸業者は「相対で少し値引きしてもらえれば、顧客に4千円で供給できる。売れて店頭在庫が減ったので、ひと回り小さいホッキの箱に入れ替えて展示している」と話す。


掲載日:2025.06.09

シンガポールに定期出荷


 神奈川県の三崎漁港から鮮魚を供給している活々水産合同会社(大庭剛代表)がシンガポールの高級すし店への出荷に注力している。品質重視の戦略で信頼関係を構築し、週3~4回の定期供給体制を確立。SNSを通じた情報発信と顧客との直接的なコミュニケーションもリピート注文の要因になっている。納品先は「鮨 龍次郎シンガポール」。責任者・池田成樹料理長から「ぜひ店舗で使いたい」との依頼を受け輸出を始めた。





掲載日:2025.06.09

海洋環境の変化に焦点-2024年度水産白書-


 水産庁は6日、2024年度の水産白書を公表した。特集では海洋環境の変化による水産業への影響と対応について取り上げた。海洋環境の変化が、水揚量の減少や出漁の見合わせなど漁業経営への影響となっているが、利用可能な資源への転換、新たな漁法の導入など水産業を持続させるために着手している取り組みについて示した。白書を通し、広く国民の関心を促し、日本の水産業について理解してもらうことを目指している。


掲載日:2025.06.09

斜里漁業生産組合、神経じめ・胃洗浄新たに


 斜里第一漁協の斜里漁業生産組合(佐藤寛之組合長)は今年の春定置から自船「みくに丸」で水揚げした漁獲物の鮮度保持で、ワイヤーを使った神経じめや胃洗浄に乗り出した。同業者の実践成果などを踏まえ、従来手掛けてきた血抜き、脳じめに新たな処理方法を付加。サクラマス、トキサケの価値向上を試行している。


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