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新聞記事

特集一覧

掲載日:2024.10.28

船採り用膝当て好評

擦れや裂けに強い生地で外側を補強した船採り用の膝当て


 潜水用スーツなどの製作販売・修理を手掛ける広尾町の「KANBARA(カンバラ)」(勘原賢三代表、電話01558・2・4876)は、浜の声を参考に一工夫加えた漁業装備品も製作。コンブなど船採りで使う膝当ては強度の高さと固定力に優れたつくりが特長で好評を博している。


掲載日:2024.10.28

サロマ湖3単協稚貝おおむね確保


 サロマ湖3単協(湧別・佐呂間・常呂漁協)の稚貝本分散は、必要量をおおむね確保し、10月中旬までに終了した。来季の採苗に向けては採苗器の増加も視野に検討していく。


掲載日:2024.10.28

小樽市漁協秋シャコ、日量平均150箱

シャコの網外し作業(10月21日、高島地区)


 小樽市漁協の秋シャコ漁は10月15日に解禁した。22日までの出荷数量は累計でメス殻付きが1.6トン、オス殻付きが1.7トン。浜値は初売りとなった18日の高値でメス殻付きLがキロ7千円、オス殻付きLが1万円を付けた。漁協の担当者は「浜値は例年に比べ若干高め。身入りはこれから」と説明する。全体の日量平均は150箱(1箱5キロ入れ)ペースで推移。22日には20隻で1.8トンを水揚げし、浜値は高値でメス殻付きLがキロ4800円、オス殻付きLが4500円だった。


掲載日:2024.10.28

道産煮魚、低温調理・急速凍結で差別化-旭川市の水産卸・加工 くまだ-


 水産物卸・水産加工を手掛ける旭川市のくまだ株式会社(熊田泰也社長、電話0166・47・1310)は、北海道産を主体に加熱調理済みの「煮魚シリーズ」の商品展開に乗り出している。従来一般的なレトルト加工ではなく、低温調理のふっくら食感で差別化。昨年11月に地元・旭川市のスーパーで販売を始め、今年から地元外への売り込みを本格化している。


掲載日:2024.10.28

道産シシャモ高騰-東京都・豊洲市場-

序盤の売れ行きが鈍い生鮮シシャモ


 東京都・豊洲市場の北海道産シシャモ消流は品薄高値から需要の落ち込みが懸念されている。生鮮・干物の両製品とも仲卸業者らは荷受からの卸値を「社外秘」とするものの、利幅の狭い販売価格で展開。生鮮の広尾産のオスをキロ5千円で販売している仲卸業者は「顧客に現状より安くなる見込みはないことを伝えても漁が上向くことを期待して買い控えている。結局は希望通りの相場にならず買うのを断念するだろう」と悲観的な展望を話す。


掲載日:2024.10.28

放射冷却素材を魚船に


 ニチモウ株式会社とSPACECOOL株式会社は、猛暑により漁獲物の安定した鮮度保持が困難になりつつあるという漁業が抱える課題を解決するため、SPACECOOLが開発した放射冷却素材「SPACECOOL」を活用し、漁船の貯氷槽内の温度を下げることに成功した。千葉県船籍の巻網漁船2隻が漁業として初めてを導入したのを皮切りに、同県内で導入が進んでいる。


掲載日:2024.10.28

活力ある漁村将来に-第73回全国漁港漁場大会-


 全国漁港漁場協会は24日、第73回全国漁港漁場大会を東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催した。全国から1250人の関係者が集まる中、舞立昇治農林水産大臣政務官、滝波宏文参議院農林水産委員長、水産庁幹部や関係団体トップらが出席した。漁港漁場整備長期計画が4年目を迎える2025年度に向け、大会では長期計画の着実な実行に向けて課題を共有するとともに、水産基盤整備事業予算確保への提言を取りまとめた。


掲載日:2024.10.28

岩手アワビ 第1期入札平均単価3割安


 岩手県漁連は10月24、25の両日、2024年度第1期(11月分)県産アワビの浜値を決める事前入札会を盛岡市内で開いた。水揚げ予定数量117.4トン(前年同期比5.5%減)に対し、10キロ当たりの平均単価は6万6475円(同31.2%安)。東京電力福島第一原発のALPS処理水海洋放出をめぐる先行きの不透明さ、磯焼けによる品質への懸念などが相場にも影響しているとみられる。


掲載日:2024.10.28

縄入れ直後に大シケ、陸側中心に被害散見-庄野地区タコ-


 えりも漁協庶野地区のタコ空釣縄漁は10月上旬の縄入れ直後に大シケに見舞われ、陸側中心に縄が「団子状態」になるなどの被害が散見した。それでも出足の水揚げは多い日で1トンを超える船もあり、漁期前半主力となる大ダコ(ミズダコ)は赤潮以降低迷していた漁模様に回復の兆しが見えている。


掲載日:2024.10.21

定置網漁DX~市場業務を円滑に


 斜里第一漁協(馬場浩一組合長)はデジタル技術で漁場環境や漁獲情報を収集・蓄積・分析し、それを生かした組合の市場業務や漁業者の操業の効率化など定置網漁業のDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組んでいる。日本事務器㈱(東京都)の漁業活動支援アプリを基盤に活用。市場では各漁場からの漁獲量報告をもとに氷の準備や輸送車両の迅速な手配などを実施。また、北見工大の協力を得て、水温などの海況と漁獲量の関係などの分析にも着手。来遊動向の推定などへの発展も視野に入れている。


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