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新聞記事

特集一覧

掲載日:2025.06.23

岩手県漁連コンブ、貝類の減産響き4期ぶり赤字計上


 岩手県漁連(山崎義広会長)は18日、2025年度通常総会を盛岡市の県水産会館で開いた。当期損失金114万円(前年度は223万円の当期余剰金)を計上する24年度事業報告が承認された。赤字決算はコロナ禍が直撃した20年度以来4期ぶりとなる。事業損失は4057万円(前年度は818万円の事業損失)、経常損失2156万円(同253万円の経常利益)だった。高水温の影響によりコンブや貝類の減産が響いた。販売事業の取扱高は72億1913万円(前年度比4%増)。海藻類が51億1870万円(同55%増)だったものの、貝類が20億3491万円(同43%減)と振るわなかった。鮮魚類は6552万円(同27%増)。


掲載日:2025.06.23

青森県漁協総取扱高16%減249億円


 青森県漁連(二木春美会長)は16日、青森市の県水産ビルで2025年度通常総会を開き、24年度の事業報告や収支決算などを承認した。24年度の総取扱高は計画対比101%の約249億円で計画を達成したものの、前年度と比べ約46億円(16%)のマイナス。スルメイカなど主力魚種の不漁に加え、高水温による大量へい死が続いたホタテの取扱高は4年ぶりに100億円を割り込む85億4672万円(前年度比33%減)だった。24年度の事業損失は7784万円(前年度比4%減)、経常利益は3億2074万円(同8.4倍)。当期余剰金は2億5864万円(同7.8倍)で、4期連続の黒字となった。


掲載日:2025.06.23

環境激変に立ち向かう-全漁連総会-


 全漁連は19日、東京都内で通常総会を開き、2024年度事業報告と25年度事業計画など全議案を承認した。2年目となる第7期中期経営計画(24~28年度)を着実に取り組み、状況を注視しながら漁業者が安心して操業できる環境づくりに努めていくことなどを共有した。任期満了に伴う役員改選では坂本雅信会長の再任を決めた。開会に先立ち、坂本会長は中国の輸入規制の全面解除を引き続き求めていくことや環境に対応する漁業の構築、インフレ時代の魚の付加価値向上などの課題を挙げ「国へお願いを求めるとともに、われわれ漁業者自身が変わっていく自己改革の姿勢で困難に対応していかなければならない」と呼び掛けた。


掲載日:2025.06.23

アマダイ高値継続-東京都・豊洲市場-


 東京都・豊洲市場のアマダイ消流は秋田県産の釣物がうろこ焼き商材の需要を取り込んで高値安定。3.6キロ10尾入りでキロ3500円。すし店でも天ぷら商材として利用価値が見直されて、以前から引き合いがある洋食店と併せて活用の場は広がっている。


掲載日:2025.06.23

枝幸漁協ミズダコ暗転8割減


 枝幸漁協のミズダコ漁が前年比8割減と振るわない。5月開始のいさり樽流し漁は、1隻の日量平均が100キロ前後と昨年の2~3割に減少。数年続いた好漁から一転、大幅な落ち込みに着業者は肩を落としている。一方、キロ900円台後半で推移した浜値は、6月中旬ごろから千円台と強含みで推移。昨年の同時期をやや上回っている。


掲載日:2025.06.16

将来につなぐ漁業構築、資源対策など4項目決議-全道組合長会議-





 道漁協系統・関係団体は12、13の両日、札幌市の第2水産ビルで通常総会を開き、2024年度事業・決算報告と25年度事業計画を承認した。任期満了に伴う役員改選が行われ、新執行体制が発足。全道組合長会議では「将来に繋ぐ北海道漁業の構築2・0」をスローガンに、海洋環境に対応した資源対策、漁業経営基盤強化に向けた対策、漁場環境の保全に向けた対策、アルプス処理水の対策の4項目の決議を採択した。


掲載日:2025.06.16

オール保証目標に各種資金の利用促進図る-基金協会-


 全国漁業信用基金協会北海道支所は主要業務の債務保証で25年度もリース事業の積極的な保証対応をはじめ、近代化資金、漁業振興資金、生活関連資金などの利用促進を図り、オール保証を目標に保証推進。また、自然災害や社会情勢の変化などによる漁業経営状況の悪化が危惧され、保証資金の期中管理に取り組むとともに、漁業継続支援対策の活用、償還条件の緩和や代位弁済の実行など適切な対応に努めていく。


掲載日:2025.06.16

漁連、中期事業方向を遂行 生産・流通・環境に総力


 道漁連は「持続可能な未来を創る北海道漁業の実現」を基本方針に掲げた中期的事業推進方向の最終年として漁協系統の組織力を結集し、指導・経済事業連合会の機能強化を図るとともに、道産水産物の安定消流、漁業環境保全など各種対策に取り組む。


掲載日:2025.06.16

道信漁連、新たな運営体制支援


 道信漁連は25年度から第20次中期計画(27年度までの3カ年)を始動。信用事業機能の維持のために各漁協の実態に応じた店舗運営体制の検討、金融機能の整備・強化などを柱に取り進める。併せて会員還元の安定に努めていく。


掲載日:2025.06.16

加入1510億円設定「ぎょさい」制度一層浸透-共済組合-


 道漁業共済組合は25年度の共済加入計画を共済金額で1510億円に設定。「ぎょさい・積立ぷらす」の一層の浸透・定着を図るとともに、国が進める持続可能な漁業に向け、海洋環境の変化に対応した漁業の複合化に合わせた「ぎょさい」制度の改正動向に注視し、漁協・系統団体・行政と連携して適切に対応していく。


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