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新聞記事

特集一覧

掲載日:2022.04.11

東京の飲食企業が水産参入


 飲食店や中食事業などを行う東京都新宿区の株式会社SANKO MARKETING FOODS は、2020年9月に静岡県の沼津我入道漁協と業務提携し、12月には法人として組合員資格を取得した。同社はこれを機に水揚げの中心になるタチウオを買い受けることで浜値の維持に貢献。その前向きな姿勢から21年8月に沼津魚市場での買参権が認められた。今春からは継承した漁業兼漁業実習船「辨天丸(べんてんまる)」の操業を始める。


掲載日:2022.04.11

コンブ格付実績過去最低1万2816トン


 道水産物検査協会がまとめた2021年度の道産コンブ格付実績は、前年度比0.4%減の1万2816トンとなり、3年連続で過去最低を更新した。減産傾向が続き、ピークの1989年と比べて6割減に低迷。過去10年(11~20年)平均比でも16%減となった。


掲載日:2022.04.11

ニシン日本海産少なく堅調

成熟し卸値が下がった道東産ニシン


 北海道産ニシンは主力の石狩・後志の日本海産の入荷が少なく卸値がキロ400円台中盤を維持している。一方、水氷で梱包(こんぽう)されている刺身向け中心の道東産は卵巣・精巣が成熟し腹身が薄くなり引き合いが弱まった。卸値もこれまでの半値近くの400円台まで落ち込んでいる。


掲載日:2022.04.11

オ海4単協日産100トン台の水揚げ

ホタテの荷揚げ(3月29日、常呂漁港)


 オホーツク海沿岸の漁場造成は宗谷、猿払村、紋別、常呂が100トン台の水揚げ。稚貝放流は日本海産が4月頭に始まったものの、長引くシケの影響で各単協とも数回程度。一方歩留まり、アソートは昨年より高く、キロ100円台前半と堅調だ。


掲載日:2022.04.11

上ノ国の三方、稚ナマコ250万個生産

親ナマコの養殖池


 上ノ国町でナマコの種苗生産を中心に事業を手掛ける株式会社三方(加藤卓也社長、電話0139・56・1135)は、約15年にわたり培った種苗生産技術で実現した独自の飼料内容や飼育法をもとに、30ミリ以上の大型サイズの放流用種苗約250万個体を供給している。国内では最大級の供給数。大型種苗のため生残率が高く、同社の種苗を放流している漁協では漁獲量が増加傾向を示している。


掲載日:2022.04.11

被災6件の加工業「売り上げ8割回復」49%


 水産庁は東日本大震災で被災した東北・関東6県の水産加工業者の復興状況をまとめた。売り上げが震災前の「8割以上に回復した」との回答は49%にとどまり、前回調査と比べて横ばいだった。生産設備などの復旧は進んだが、人手不足や風評被害、原材料の不足・価格高騰などが復興の足かせになっている。


掲載日:2022.04.11

岩手秋サケ3年連続最低


 岩手県の2021年度秋サケ漁は3年連続で過去最低を更新することが確定した。県の漁獲速報(最終)によると、河川捕獲などを含めた2月28日現在の回帰実績は13万9403尾(前年同期比76%減)、413トン(同)。人工ふ化放流事業が本格化した1984年度以降、千トン割れは初。


掲載日:2022.04.11

西日本最大級の水産見本市


 「第19回シーフードショー大阪」(大日本水産会主催)が13~14日、大阪市住之江区のATCホール(アジア太平洋トレードセンター内)で開催される。水産に携わる関係者の商談の機会を提供し、コロナ禍で減退している水産物需要の回復と販路拡大を目指す。


掲載日:2022.04.11

政府「超大型基金」創設


 経済産業省の萩生田光一大臣は5日、東京・中央区の全漁連の事務所を訪れ、多核種除去設備等処理水(ALPS処理水)の放出に関し全漁連が要望していた5項目の「超大型の基金創設」などを盛り込んだ回答書を岸宏会長に手渡した。岸会長は「政府の基本的姿勢が示され、国民や漁業者の理解が得られない放出は行わないと理解している」とし、「超大型基金」には「既に発表している300億円と別枠と理解している」(岸会長)とした。ただ、「(処理水放出に)断固反対の姿勢は変わらない」とあらためて強調。「安心して漁業をできるようにしてほしい」と訴えた。


掲載日:2022.04.11

無印良品新宿店ホッケ、フライ製品に

無印良品「MUJI新宿店」の店内レストランで販売するホッケのフライ


 常呂漁協の若手漁業者で構成する「マスコスモ合同会社」(柏谷晃一代表)が加工したホッケのフライを、無印良品「MUJI新宿店」が3月23日から店内レストランのメニューとして販売している。原料を提供する同社の柏谷代表は「3カ月で5400枚を加工する予定。売れ行きは順調。他の食材も随時提案していきたい」と話している。


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