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新聞記事

特集一覧

掲載日:2023.07.31

東戸井で天然採取開始


 戸井漁協東戸井地区の天然コンブ漁が7月下旬に始まった。陸側主体に繁茂しているマコンブを採取。着業する芳賀浩平さんは「昨年の水が育った。個人的な印象はここ数年で一番の資源状況。まだまだ採れそう」とみている。


掲載日:2023.07.31

春のナマコ、ノルマ達成-羅臼漁協潜水漁業部会-


 羅臼漁協の潜水漁業部会が着業する春のナマコ漁は、今年も全着業者が漁獲ノルマを達成して終漁した。一方毎年秋に行うホタテ漁は、3年前の大シケ被害から資源が回復傾向にあり、好漁を期待している。


掲載日:2023.07.31

陸奥湾、親貝確保し再生産へ-春季実態調査結果-


 陸奥湾養殖ホタテの2023年度春季実態調査結果がまとまった。減少した22年産の成貝向け割合は直近5年平均よりやや多く、確実な再生産を目指すためにも、異常貝率が低く収容枚数が少ない成貝を親貝用に確保し、施設を安定させながら来春の産卵まで保有することを促している。親貝保有枚数は必要量を下回っており、今秋の稚貝分散時には収容枚数を減らした成貝用パールネットを多く作り、25年採苗に向けて親貝確保に努めることを示している。


掲載日:2023.07.31

福島のスーパーいちい、ベニザケ陸上養殖成功

IoT機器を備えたいちい本社敷地内の養殖プラント


 福島県内でスーパーマーケットを展開する株式会社いちい(福島市)は、東日本電信電話株式会社(NTT東日本、東京都新宿区)、岡山理科大(岡山市)と共同でベニザケの陸上養殖に成功した。情報通信技術(ICT)や人工飼育水の「好適環境水」を駆使。1年半で、稚魚から販売できる大きさまで成長させた。今後は大規模生産に着手し、2025年の事業化を目指す。


掲載日:2023.07.31

福島の加工品大集合

試食で振る舞われるマルリフーズの「松川浦かけるあおさ」


 福島県浜通り地方の水産加工品を集めたフェア「常磐大漁市」が8月1~8日、JR仙台駅2階ステンドグラス前で開かれる。メヒカリのから揚げやサンマの干物、アオサの加工品などを販売するほか、5、6の両日は試食コーナーも開設。常磐ものの魅力を伝え、取引先の開拓につなげる。時間は午前10時~午後8時(最終日は7時)。浜通りを中心とする15市町村の事業者の販路拡大を支援する「ふくしまみらいチャレンジプロジェクト」の一環で、公益社団法人福島相双復興推進機構の主催。本年度は全国各地で第5弾まで計画されており、第3弾の今回は「東北物産展」に出展する形をとる。


掲載日:2023.07.31

岩手県普代村のカネシメ水産「鮭醤」のCF開始

こくの強い「濁り」(左)と上品な「クリア」


 岩手県普代村の有限会社カネシメ水産(金子太一社長)は25日、新商品の魚醤「鮭醤-KEISHO-」の発売に向け、クラウドファンディング(CF)サイト「Makuake」で資金調達を始めた。商品発表直前に工場が全焼。再起の足がかりに販売を決意した。今後も基盤の鮮魚・活魚販売に注力しながら新たな商品開発に取り組んでいく。


掲載日:2023.07.31

超音波技術のバンド掛け機、日本の水産現場に展開加速

モウイのサーモン出荷で活躍する「SoniXs MS-6-VA」


 梱包や包装の世界的企業であるモスカ(ドイツ)の日本法人のモスカ・ジャパン株式会社は、水産品の梱包・出荷用として、超音波技術によるバンド掛け機を提案している。作業効率や安全性、環境配慮などさまざまな機能面で、従来の熱で接着するタイプと比較して優位性を訴求する。同社はこのほど営業技術のスタッフを増員。今後も増員を計画しており、日本の水産現場に向けて普及を促進させる。


掲載日:2023.07.24

ホース固定で給水の人手省く器具考案

考案した固定器に装着したホースをタンクのへりに引っ掛けて給水


 歯舞漁協で定置網漁を営む共栄丸漁業部の宮下道博さんは、人手要らずで給水できる「ホース固定器」を考案した。ホースを装着した固定器をタンクや水槽のへり、トラックのあおりなどに引っ掛けて使用。荷揚げ時など人員配置の最適化、作業の効率化を図れるほか、水圧でホースが暴れるのも防ぎ安全性も確保。意匠・実用新案に登録され、製品化を視野に入れている。


掲載日:2023.07.24

湧別タコ箱減産も高値補い金額2割増し

高値で推移しているミズダコの荷揚げ(7月18日、湧別漁港)


 湧別漁協のミズダコが高値を維持している。序盤の越冬ダコからキロ千円台前半と堅調に推移。水揚量は昨年よりやや劣っているが、6月末の水揚金額は前年同期の2割増と伸長。減産を浜値でカバーしている。毛ガニ漁が終漁した18日にはタコ箱の漁場として開放しており、着業者は本格化するこれからの増産に期待を寄せている。


掲載日:2023.07.24

標津産カジカをだしに

標津の起業家と漁師集団が開発した「しゃけをのTHE北海道だし」のパッケージ


 標津町で起業し、事業を通じ社会課題の解決などを目指す合同会社しゃけを(椙田圭輔代表)は、標津の若手漁師で組織し魚の付加価値向上に取り組む波心会(林強徳代表)と連携し、地元で未利用魚として扱われているカジカを活用しただしを商品化した。4月下旬から標津近隣の道の駅や商業施設を中心に販売し、高評価を得ている。


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