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新聞記事

特集一覧

掲載日:2023.08.07

礼文島天然、全体的に繁茂良好

自由操業での採取が進む天然コンブ(8月1日、差閉漁港)


 礼文島の天然コンブは全般的に繁茂状況が良く、自由操業による採取が進んでいる。着業者は「質の良いコンブを選んで採っている」「資源的にまだまだ採れる」などと話し、今後のナギと好天を願うとともに水揚げの上積みに力を込める。


掲載日:2023.08.07

「なんとか足りそう」各地高水温、仮分散慎重にスタート


 留萌管内で稚貝の仮分散が始まった。当初の予想通り採苗器の付着量が低水準のため丁寧に作業を進めている。開始後数日の状況で「稚貝の成長は進んでいるが下のサイズが少ない」と着業者。それでも「なんとか足りそう」と気を引き締めつつ、水温も上昇しているため、より慎重な分散を心掛けている。


掲載日:2023.08.07

礼文島ホッケ、春中心に好漁


 礼文島のホッケ刺網は春中心に好漁に恵まれた。日網で操業し高鮮度出荷。高橋宏明組合長は「春に比べて多少落ちるが夏も獲れている」と説明。浜値も昨年を上回っている。ただ「コンブが始まり操業船が少ない」と言う。


掲載日:2023.08.07

漁青連創立30周年式典開催


 全国漁青連は7月31日、創立30周年記念式典を東京都千代田区のホテルグランドアーク半蔵門で開催した。コロナ禍の影響で1年延期しての実施。全国から集まった若手漁業者の代表らは親睦を深めるとともに、各浜の状況を共有する機会としていた。川畑友和会長(鹿児島県漁協青年部連合会顧問)は「漁青連は沿岸漁業の健全な発展と組合の経営安定を図り、明るく豊かな漁村社会を構築することを目的に1992年3月に発足した。今日に至るまで幾多の困難を乗り越え、30周年を迎えることができたのは、歴代の会長や先輩方の努力の賜物」と強調した。「われわれ漁業者にはまだまだたくさんの課題が待ち構えている。関係団体からご指導をいただきながら、水産業を盛り上げていくために頑張っていく」と述べ、引き続きの理解と協力を求めた。


掲載日:2023.07.31

低利用魚、価値向上に注力

アオゾイやハッカク、大衆魚のホッケも詰め合わせた鮮魚ボックス竹コース


 羅臼漁協で刺網を営む有限会社丸の野水産(野圭司社長)は、自船・第三十一吉定丸(19トン、野圭司船頭)で混獲される低・未利用魚などを中心に直販に力を注いでいる。高級・大衆魚も含め良質な魚だけを厳選し、希望に応じて神経じめを施すほか、冷水機を活用し帰港まで鮮度保持を徹底。産直ECサイトを通じ道内外の消費者や飲食店に発送している。取り組み開始から1年余りが経過しリピーターを多数獲得するなど一定の手応えをつかむ。今後は加工品の製造も視野に、羅臼産の付加価値向上や魅力発信に挑戦を重ねていく。


掲載日:2023.07.31

黒潮大蛇行が最長更新


 漁業情報サービスセンター(JAFIC)は24日、2023年上半期の日本周辺の漁海況の特徴について取りまとめ、公表した。黒潮大蛇行が今期も継続して観測史上最長となり、海面水温は、北部太平洋や日本海中央部を中心に高めだった。常磐~三陸沖合では黒潮続流が著しく北偏し、海洋熱波が生じた。黒潮続流の北偏とそれに伴う著しい高水温は、近年のサンマやマサバの不漁との関連が指摘されている。


掲載日:2023.07.31

増毛町のはますい、創業当初の製品貫徹


 増毛町のはますい株式会社(金平嘉則社長、電話0164・53・9410)は2020年4月に沼田町の食品加工・北斗興産株式会社(多田宏社長)の子会社として新たな一歩を踏み出し、代名詞の「たこのやわらか煮」をはじめ創業当初からのミズダコ、ホタテ、甘エビの加工に臨んでいる。今年はホタテで新規に玉冷を打ち出していく。


掲載日:2023.07.31

ホッケ 消費拡大へ-食堂で新料理の提供イベント

提供された「「ひつまぶし」


 道水産林務部の若手職員が生産と販売の橋渡し役となる「道産水産物営業プロジェクト(PJ)」チームは、道産ホッケの消費拡大に向け、三井物産株式会社と同社グループ企業・エームサービス株式会社との共同で新たなホッケ料理を開発。6月24日から7月31日の期間、エームサービスが運営する道内の企業・病院などの食堂18カ所で提供した。新料理は「フライ 山わさびソース」「ひつまぶし」「塩昆布天」「蕎麦(そば)」「アクアパッツァパスタ」の計5品を考案し、5月25日に試食会・意見交換会を実施。その中から各食堂が提供メニューを選ぶかたちで「道産ホッケ料理イベント」を展開した。


掲載日:2023.07.31

「天然昆布種付着器」17基全てにコンブ着生、砂地に藻場造成

ドローンで撮影した現場(提供・山下良慈さん)


 森漁協元監事の山下良慈さんが進めていた天然マコンブの着生実験について、6月に行った調査の結果、浅瀬に投入した17基の「天然昆布種付着器」全てに種が付着し、大量に生育したことが明らかとなった。2020年度に始めた実験から3年半がたち「岩場のない場所でも藻場が形成できる」ことを実証。コンブ生成に大きな手応えをつかんでいる。


掲載日:2023.07.31

厚岸アサリ7月は出荷量減に

高値を付けた厚岸産アサリ


 厚岸漁協のアサリ漁は禁漁期前に当たる7月上旬から中旬の出荷量が、例年に比べて減産傾向で推移した。かき・アサリ班の遠田城義班長は「潮回りの影響で、禁漁前の全体出荷は7~8トン。いつもの年の半分以下だった」と振り返る。一方で減産などを受け、市況は高値を形成した。


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