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新聞記事

秋サケ一覧

掲載日:2023.06.12

淡水産トラウト出荷開始-大船渡の盛川漁協-

陸上施設で水揚げされる「盛川フレッシュサーモン」


 盛川漁協(岩手県大船渡市、佐藤由也組合長)は8日、市内で陸上養殖したトラウトサーモン(ニジマス)250尾を市魚市場に今季初出荷した。主力のサケ増殖が不振を極める中、来季からの事業化を見据えた試験最終年度。成育は順調で、型や色も良く最高キロ千円で取引された。あっさりした味わいが特長の淡水育ちを売りにしようと、ブランド名を「盛川フレッシュサーモン」に決定。8月までに計7千尾の水揚げを目指す。


掲載日:2023.05.22

丹精込めて「知床桜鱗」出航

「知床桜鱒」1尾発泡の荷姿


 斜里第一漁協の定置業者・有限会社北洋共同漁業部(伊藤正吉代表)は数年前から取り組む付加価値対策の進化を追求している。船上活じめ、胃洗浄など培ってきた鮮度・品質保持の徹底を基盤に、今季から春定置のサクラマスで「おいしさ」の指標となる脂の乗り(脂肪率)の計測を新たに導入、6項目の要件を定めて差別化戦略を始動した。「知床桜鱗(おうりん)」の名を冠し、ふるさと納税返礼品を主体に斜里町を盛り上げる特産づくりに臨んでいる。


掲載日:2023.05.22

岩手県ギンザケ600トン計画

吉里吉里漁港に水揚げされるギンザケ(5月16日)


 ニッスイグループの弓ヶ浜水産株式会社(鳥取県境港市、竹下朗社長)は15日、岩手県大槌町で海面養殖するギンザケの水揚げを開始した。事業化2年目の今季も餌食いが良く成育は順調。7月上中旬までに、並行して養殖中のトラウトサーモン(ニジマス)と合わせ、前季比2倍の計670トンの活じめ出荷を目指す。


掲載日:2023.05.22

斜里第一・ウトロサクラマス精彩欠く

サクラマスの荷揚げ(5月15日、斜里漁港)


 斜里第一、ウトロ両漁協の春定置は全般的に盛り上がりに欠ける滑り出し。サクラマスが順調だった昨年に比べて低調。トキサケも5月中旬までは各漁場とも日量1桁の尾数にとどまり、今後の伸びに期待がかかっている。


掲載日:2023.05.22

資源増大へ藻場再生-育てる漁業特集-


 海水温の上昇など海洋環境の変化にさらされている水産業。回遊型魚類を中心に水揚げが不安定化する中、各浜では魚介類を育む藻場の再生、種苗放流など資源の安定・増大への取り組みを続けている。併せて後進地の北海道を含めサーモンを主体に海面・陸上での新たな養殖の挑戦も拡大している。「育てる漁業」の技術・資機材の開発動向などの一端を紹介する。


掲載日:2023.05.01

ギンザケ鮮度で勝負

グルメイトグループが生産したみやぎサーモン


 宮城県女川町の飯子浜でギンザケの海面養殖を手掛ける漁業者、阿部郁也さん(有限会社グルメイト=本社・石巻市=専務、電話0225・22・7270)は活じめにこだわる。祖父の代から40年続く出荷方法を守り継ぐ。「生食用だけでなく加工商材にも最適」と強調。浜の他の生産者と共にグループを作り、水揚げする年間800トンの全てを「みやぎサーモン」として出荷する。封じ込めた鮮度とうま味で浸透を目指す。


掲載日:2023.04.24

琥珀サーモン今季初水揚げ

出荷用いけすから水揚げされるギンザケ


 岩手県の久慈市漁協(川戸道達三組合長)は20日、久慈湾で養殖したギンザケ「久慈育ち琥珀サーモン」約3.3トンを今季初水揚げした。へい死も少なく、成育は順調。世界的な魚食ブームを背景に、昨季に比べ2割ほど高い価格で取引された。市内にオープンした観光施設のメニューにも採用され、誘客の呼び水に、と地元の期待は膨らむ。7月末までに600トンの水揚げを目指す。


掲載日:2023.04.17

根室4単協今年はトラウト挑戦


 根室市内4漁協と根室市で組織する根室市ベニザケ養殖協議会(会長・大坂鉄夫根室漁協組合長)は、トラウトサーモン(ニジマス)の養殖試験を手掛ける。協議会立ち上げから2023年で5年目を迎え、これまで養殖試験に取り組んだベニザケ以外の魚種も成育できるか検証する。


掲載日:2023.04.17

オランダ島サーモン順調

山田魚市場に今季初めて水揚げされたトラウト


 サケ・マス類の海面養殖が拡大している岩手県で10日、山田町の三陸やまだ漁協(菊地敏克組合長)がトップを切って山田湾で育成したトラウトサーモン(ニジマス)約4トンを初水揚げした。来季からの事業化を見据えた試験2年目。成育は順調で、型も良く最高でキロ1350円の値が付いた。ブランド名が「岩手・三陸・やまだ オランダ島サーモン」に決定。自動給餌などの省力化や効率的な養殖方法の確立を図り、7月中旬までに80トンの出荷を目指す。


掲載日:2023.04.03

サケ10億尾割れ-2023年度北海道人工ふ化放流-


 2023年度のさけ・ます人工ふ化放流計画は、サケの放流数が道計画で前年度比3090万尾減の8億5625万尾。水産研究・教育機構水産資源研究所の計画分を合わせた総放流数は9億8525万尾で、道が計画策定を始めた01年以降最低。特にえりも以西海区では資金難から3065万尾減となった状況に対し、計画案が諮問・協議された3月24日の道連合海区では委員から道、国の対応を求める意見が相次いだ。


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