オホーツク海の毛ガニかご漁が15日開幕した。16日から水揚げを開始した先発の宗谷4単協(宗谷、猿払村、頓別、枝幸)は、水揚げ量、単価とも順調な滑り出し。組成は昨年よりも大中のかご入りが若干良好。今季は日・ロ両政府間の密漁密輸防止協定によるロシア産活カニの輸入量減などの影響が焦点。着業者は「好単価と好漁を期待したい」と話す。
一般社団法人北海道水産物荷主協会は17日、札幌市のホテル・ロイトン札幌で第51回全国水産物大手荷受・荷主取引懇談会を開いた。水産物消流のグローバル化、消費者ニーズの多様化を踏まえ、内需拡大などに向け、産地の荷主、生産者と消費地の荷受、商社、水産会社などの連携を強化していくことを確認した。
ボイル前のダルス。アイルランドやカナダでは「海のパセリ」と呼ばれる
道立工業技術センターは、道南のコンブやホタテ養殖施設などに繁茂する紅藻「ダルス」の研究を進めている。これまでに、特定条件で加熱すると緑色化し、高温で長時間加熱し続けても緑色を保つ特長を発見。その最大の特性を生かした産業利用に向け、レトルトや惣菜など各分野の企業へのニーズ調査を実施している。
上磯郡漁協はまなす支所の人工礁(茂辺地地区488基、当別地区479基)によるフノリ漁は、両地区合わせて約5トンと例年より若干多い生産量となりそうだ。
昨年発足した上磯郡漁協上磯支所の「北斗カキ部会」(山崎誠部会長、11軒)は、養殖するカキを「峩朗(がろう)カキ」とネーミング、新たなブランドとしてPRしている。2月中旬には消費者向けの予約直売会を初めて実施、北斗・函館両市民らが中心に集まり、大いに賑わった。
枝幸漁協のタラバガニが昨年の平均単価より1000円以上の好値を付けている。9日現在の堅ガニは前年同期比44%高のキロ3482円。低水準の漁獲量に加え、ロシア産の搬入減少も絡み引き合いが強まっているとみられる。
加工貝(2年貝)の水揚げが本格化している噴火湾では、今季も両貝冷凍輸出が旺盛だ。浜値は値下がり傾向にある中、需要が低迷しているボイルの生産量は、今季も両貝冷凍の輸出量と浜値の動向に左右されそうだ。
【大阪】大阪住吉小倉屋(山本一之代表)は小売り専門で、南海本線住吉大社駅1階に店を構える。尾札部など白口浜天然真昆布を原料に、山本代表自らが店内で削るおぼろやとろろが看板商品。「天然は味だけでなく、削るときの香りも良い」と話し、「香りに誘われて訪れた」という客もいる。
黒口浜に位置するえさん漁協の養殖コンブが今季も芽落ちした。特に尻岸内と日浦の被害が大きく、8~9割が脱落した品種も。淀川八百光日浦地区、増輪正尻岸内地区の両部会長は「3年連続の被害。今季はその中で一番深刻」と厳しい表情を見せる。古武井、恵山の両地区でも脱落を確認。無事だった施設からの株分けと補殖(予備のコンブ)で補てんし回復を図る。
海に投入している施肥材
寿都町沿岸の磯焼け対策で、寿都町漁協や町は平成22年度から施肥材の海中投入を進めている。海水中の栄養塩不足を解消、海藻の生育促進を目指した取り組み。投入量と繁茂量の関係など効果に関するデータは調査中だが、「投入場所では海藻が繁茂してきている」など漁業者も一定の成果に手応え。藻場再生と浅海資源の安定に期待を寄せている。