北海道内産地市場の衛生管理レベルの高度化を目指し、各漁協と道、道漁連は4月から、新たに策定する衛生管理マニュアルに沿った取り組みを始める。仲買人などを含めた組織体制の構築や衛生管理の数値基準を明確化しソフト面を再構築。28年度までに自主点検や第三者評価機関による審査を行い、以降3カ年を基本サイクルとして審査を定期化する。
浜中町のウニ加工、マルキ平川水産㈱(平川登美雄社長、電話0153・62・3556)は10月完成予定で加工場を全面改築する。HACCPの認定を取得し、国内に加え、海外市場への販売拡大を目指す。
室蘭漁協のウニたも漁が2月下旬に全地区で始まった。例年噴火湾内の絵鞆方面から順次スタートし、地球岬から湾外のイタンキ側は4月中旬~5月ごろ。今季は1月~2月中旬の漁期前調査で全地区が漁獲可能な成熟度だったため、異例の一斉解禁となった。株式会社室蘭魚市場は「昨年は海藻が繁茂して、餌が豊富にあったためでは」と説明。
カキの水揚げ作業(昨年12月、中ノ川沖)
「知内かき」のブランドで知られる上磯郡漁協中ノ川支所の養殖カキは、シケによる脱落などが影響し例年を下回る日産ペースで推移している。身入りは施設間で若干のばらつきはあるが、総体的には良好という。
寿都町漁協は今年度から前浜産魚介類の普及と漁業・加工体験の拠点施設を寿都漁港に整備している。直売や修学旅行生などの受け入れ機能を強化・拡充し、漁業者の所得や組合の収益向上、地域の活性化を目指していく。
いぶり中央漁協のエビかご漁が3日に始まった。初日の数量は虎杖浜で活ナンバンが38キロ、活白エビ(ボタンエビ)が18キロ。着業者の本間隆司さんは「全体では良くも悪くもない量」と話す。単価は活白エビがキロ3500円台中心で高値だ。
札幌市中央卸売市場の荷受・マルスイ札幌中央水産株式会社(武藤修社長)が、4月中にも100%出資の新会社(2月設立)で、旭川市の荷受・株式会社一印旭川魚卸売市場(大廣泰久社長)から事業を譲り受けることが5日分かった。新会社は「株式会社一印旭川魚卸売市場」で現社名を踏襲、荷主、取引先も従来通り引き継ぐ方針だ。
水産庁が進める強化刺網の実証試験について、留萌管内3単協は3月のカレイ刺網漁から本格的な検証に入る。すでに使用した一部の漁業者の意見は賛否両論。通常網より高額のため「成果が薄ければ購入できない」という声も聞かれる。
苫小牧市の鳥越漁業株式会社(鳥越浩一社長、電話0144・36・8181)は水産加工販売事業を拡大していく。3年半前から前浜産鮮魚、加工品の国内向け直販に加え、アジア市場への輸出を展開。ノウハウの蓄積を得て、今後生産施設を拡充し、屋号の「一叶(いちかのう)」ブランドの発信を本格化していく。
噴火湾渡島側の加工貝(2年貝)入札は依然、キロ250円前後で推移している。3月から砂原・鹿部漁協も水揚げ開始。6単協がそろって本格操業に入った。一週目の日産数量は約1500トンまで増えている。