ひやま漁協江差地区の江差ナマコ養殖研究会(田中利明会長)は昨年11月から江差港内でナマコの試験養殖を行っている。稚ナマコを株式会社マルハニチロ上ノ国海産から3万個を購入し、11月19日に投入。5月11日現在で平均6.51グラムと、1.75グラム増加している。
増毛漁協でミズダコの水揚げが好転した。3月は前年同月比5倍、4月は同4倍と大幅に増産。5月の水揚げも順調で、年明けまで続いた昨年来の不漁を払拭する好漁に着業者は胸をなで下ろしている。
いぶり中央漁協の自営春定置2カ統の水揚げが伸び悩んでいる。市況は強含みで、サケ(時鮭)がキロ平均2000円台を維持。5月26日には中心サイズの3キロ台が3500~3000円、翌日は4500円も飛び出した。
落石漁協の春クキナガコンブ(バフラ)漁が5月27日に始まった。道内で一番早い採りコンブ漁。ユルリ・モユルリ両島が主な漁場で、同日は午前5時から3時間採取した。
日本海のウニ漁は、後志管内がシケで満度に操業できず、出だしは低調だ。一方、礼文島もシケに苦戦。また、香深では海藻の繁茂で、ウニの探索に苦労している。
道漁連営業第一部の大谷内優部長は、冬場のシケで大幅な減産が懸念されるオホーツク海の本年度生産計画量について、当初計画より6万トン超の減産を示唆した。
江差動力船船主組合(藤谷一明組合長)は、ことしから活魚出荷に乗り出す。昨年11月に紫外線殺菌装置やパック機を導入。現在、付加価値向上を目指し、エビやイカなどで最適な活での出荷方法の確立に取り組んでいる。
小樽地区の沖底船4隻は、スケソTACの大幅削減などを受け、「小樽機船シーパワー有限責任事業組合」(代表組合員・伊藤保夫小樽機船漁協組合長、略称・シーパワーLLP)を設立。操業の効率化や陸上作業の共同化などコストの削減に加え、従来のすり身原料向け主体から生鮮・加工向けに重点を置く出荷体制を整え、収益の確保に取り組む。
食品機械製造販売の古賀産業株式会社(本社・山口県下関市、古賀靖社長)が販売に力を入れている急速冷却・冷凍装置「3Dフリーザー」が北海道、東北の水産業界で存在感を高めている。札幌、仙台に営業拠点を構え、需要先に出向き、冷解凍テストにきめ細かく対応する販売戦略が奏功。「生」に限りなく近い再現性に好感触を得て、商圏や商機拡大に生かそうという動きが広がっている。
ひやま漁協上ノ国地区のホッケ刺網が5月上旬から始まったが、ハシリの水揚げは低調だ。同地区で唯一着業している第28亮洋丸(9.7トン)の市山智敏船頭は「盛漁期は6月。まだ適水温ではない」と今後に期待している。