岩内郡漁協のスルメイカ釣漁が低調に推移している。神恵内の川白沖や前浜で操業しているが、数量がまとまらない。昨年は数十隻が集結した外来船は、8月28日現在でわずか1隻にとどまっている。
地元船は3隻が操業。同漁協の西澤英美理事は、6月中旬過ぎに道内で漁を始めた。「6月28日にカムチャッカ根で200箱と一定量がまとまったが、それ以降は振るわず、厳しい漁模様」と嘆く。
網走漁協のカラフトマスは、不漁だった昨年を大きく上回る水揚げ。ただ8月後半の最盛期は、一昨年より盛り上がりに欠ける展開。8月31日に70トン、沖網を撤去した9月1日に47トン、2日に49トンと最後にひとヤマ迎え今季のマス漁を終えた。浜値はキロ400円台と好値。数量、金額とも前年比4倍強に伸長している。
道漁連は、8月末時点での本年度道産コンブ生産見込みを1万3019トンとした。6月末に示したものから213トン下方修正。過去最低だった昨年度実績比で0.8%増、過去10年平均(2010~19年度)と比べると18.1%下回り、低水準の生産が続く見通し。
オホーツク沿岸の8月末水揚量は、北部・南部合わせ21万9430トン、計画達成率は70%となった。猿払村の3万トン台はじめ宗谷、枝幸、紋別、常呂の5単協が2万トン以上の水揚げ。達成率は7単協が7割を超えた。歩留まりのピークは過ぎおおむね10~11%で推移、アソートは3Sまたは5S主体で、キロ100円台半ばから3桁に届かない浜もある。
北海道の秋サケ定置が30日開幕した。今季は40年ぶりに5万トンを切る凶漁だった昨年比13%増の来遊予測で、依然低水準の生産見通し。消流は親製品の売り場回復が途上下、新型コロナウイルス感染症に伴う消費構造の変化など先行きが不透明。今季の商戦展望、流通対策の重点などを道漁連販売第二部の鳥毛康成部長に聞いた。
余市郡漁協のウニ漁はコンブが少ないため、例年よりも身入りが芳しくない。出荷量が昨年を下回り、価格は白(キタムラサキ)が品薄を背景に好値で推移している。
日高中央漁協様似地区のツブかご漁は、主力の真ツブがコロナ禍による需要減で浜値が低迷、金額が落ち込んでいる。ただ7月に比べて回復傾向にあり、着業者は今後の動向を注視している。
利尻漁協の天然コンブは、総体的に繁茂状況が良く増産の見通し。中でも仙法志地区が厚生いで、8月28日現在、旗操業で14回採取。同地区で着業する佐々木隆敏理事は「水揚げは順調」と声が弾み「まだまだコンブがある。この後もナギが続いてくれれば」と意気込む。
宗谷漁協のミズダコ漁が17日から後半戦に入っている。前半は昨年と比べ潮回りの悪い日が多く、樽流しは1隻で日量100~500キロ前後と差が開いた。水揚量は昨年の1割減となったが「すでに千トンを超え例年並みの漁獲量」と同漁協。コロナ禍で浜値はキロ400円台後半と弱含みの傾向が続いており、着業者は2期目の挽回に期待を寄せている。
噴火湾の稚貝は各地で順調に付着し、8月中旬までに必要量を確保して仮分散を終了した。渡島管内の一部で収容後にへい死した地区も見られたが、不足するほど深刻な状況ではなく、9月以降順次、本分散に入る見通し。地場産は全域で成長が進み、良型の稚貝を確保している。