上磯郡漁協知内涌元地区の成澤栄蔵理事はメバル(ウスメバル)釣りに着業。晩夏は比較的低調で、秋以降の水揚げ向上に期待している。
漁場は水深50~80メートル。第八雄生丸(4.5トン)で操業。船にはさお2本を装備し、食紅で赤く染めた冷凍イカを餌にメバルを釣り揚げる。「赤いと魚の付きがいい。また、夜明けは魚がかたまりよく釣れる」と漁の特徴を話す。
えさん漁協古武井地区の天然は、陸側中心に繁茂していたマコンブを水揚げ、8月下旬に終漁した。着業した成田八太郎理事は「ハシリは長さがあり付着物もなく良質なコンブを採れた。実も入っていた」と振り返る。
鎌やマッカで採取。7月下旬~8月下旬の約1カ月間で10 回操業した。着業者は「昨年は7回。日数的に3回多いだけだが昨年より繁茂しており、久々に順調に採れた。個人的には昨年比で増産になる」と話す。別の着業者も「水揚げは全てマコンブ。数量的に昨年を上回るだろう」と見込む。
ホタテの消費拡大を目的に、道漁連と道ほたて漁業振興協会は、グループ企業が製造するホタテ製品を道庁地下大食堂の特別メニューに提供している。フライ定食を販売した初日の4日は正午前に完売する大盛況ぶり。当面2~3カ月続ける予定だ。
高値発進となった北海道の秋サケ。特に生筋子相場は製品在庫の滞留で下方修正の滑り出しだった昨年に比べ上昇幅が大きく、札幌圏の量販店は商戦の組み立てに苦慮している。出足の売価も昨年より高値設定だが逆ざや。伸長した昨年の売上実績確保と併せて今年もサンマの不漁で秋サケの販売に傾注せざるを得ない状況下、浜値の高止まりを懸念している。
西網走漁協は、2015年以来5年ぶりに網走湖のシラウオ漁を再開する。好漁を期待できる資源予測が示されたため。漁期は9月16日から実質10月末までの見込み。計画では20トンを試算するが、これを上回る可能性が高い。
8月末に行った道総研網走水産試験場の資源量調査結果を踏まえ、4日の資源調査、6日の試験引きを経て8日に正式決定した。引き網で26軒が着業する。許容漁獲量は1人日量30キロ。同漁協は「分布量が多く魚体も大きい。計画以上に水揚げできそう」と期待している。
帯広地方卸売市場(株)(高橋正行社長)は、通販事業に乗り出した。6月の改正卸売市場法施行やウイズコロナ・アフターコロナの消費行動も踏まえ、一般消費者に取扱商材を発信。今後、PB商品の開発を含めアイテムを充実させ、市場流通の活性化や新たな収益確保を目指す。7月中旬に通販サイトを運営するストアーズ・ドット・ジェーピー(株)のサイト内に専用サイトを開設。水産と青果を持つ総合市場の強みを生かし、取り扱う農水産品をはじめ、新得そばや本別産乾燥小豆などの特産品を販売。役員個人のSNS(ツイッター)でも情報発信している。水産物は現在、たらこ、ホタテのボイル・玉冷、毛ガニ、干物、昆布、昨年商品化したPB商品の漬け魚シリーズなどをラインアップしている。
北海道の秋サケ定置はメス、オスとも昨年より高値でスタートした。特に卵需要のメスは先発の十勝に続き根室、日高など各地で出足から異例の高値キロ千円台。サンマの不振に伴う量販店の生鮮需要なども影響、通年商材の価格形成は今後の漁況に懸かっているが、在庫薄のいくらは今季上昇局面。低水準の来遊予想下、消流安定への適正価格の形成が焦点になる。
上磯郡漁協上磯支所の小定置でマイワシが好漁だ。8月末現在の数量は前年同期比3.3倍の408トン。金額も同3倍の862万円に伸ばしている。着業者は「6~8月に獲れた。今はサケとの絡みで網を揚げているが、秋に再び獲れる可能性もある」と期待する。
留萌市の(株)ヤマニ野口水産(小野寺正司社長、電話0164・42・1127)は、北海道産秋サケの皮を焼き上げた「鮭皮チップス」を開発した。既製品の副産物を有効活用。新ブランドを立ち上げ、その先導商品として販売拡大に臨んでいる。