オホーツク海沿岸の北部4単協(宗谷・猿払村・頓別・枝幸漁協)は、宗谷、猿払村の2単協が4万トン超えとなり、当初計画を大幅に上回っている。両漁協とも漁場造成と位置付けた操業を進めており、日産数量は減少傾向。歩留まりは2桁を維持しており、好漁のシーズンとなった。
北海道産干貝柱の認知度向上、家庭での利用促進を図るため、道漁連、道ほたて漁業振興協会、オホーツク乾貝柱宣伝協議会は、国内最大手レシピ動画サービスの「クラシル」とタイアップし、簡単でおいしく楽しめる「ほたて鶏だんごの旨塩ラーメン」のレシピ動画を公開した。これに合わせ「たべれぽキャンペーン」を実施。実際に作り写真・コメントを投稿した参加者には抽選で30人に「北海道の海の幸セット」が当たる。たべれぽ応募期間は11月1日~12月7日。
いぶり噴火湾漁協の加工貝(2年貝)は、伊達支所の「早出し」が12日にスタートした。初日は2軒で5トン半の水揚げ。高値は前年比9円高のキロ248円と堅調な滑り出し。2日目は5軒で10トンに増え248~190円、3日目は5軒11トン、235~170円で推移している。
標津町の株式会社北海永徳(永田雄司社長、電話0153・82・3963)は、秋サケ・いくら、ホタテの加工を主力に、ニシン・カレイなど前浜産の鮮魚出荷、塩干・冷凍加工を手掛けている。工場は「標津町地域HACCP」に対応。さらに昨年来、新たな設備投資で品質・衛生管理体制を強化している。
いぶり噴火湾漁協の2021年度加工貝(2年貝)水揚げ計画は、現時点で約1万トンを想定している。今後の聞き取り調査で最終的な計画量を固める予定だが、少なくとも20年度実績の1.5倍には増えるもよう。一方、毎年10月から水揚げする伊達地区の「早出し」は今週から数軒が開始する。
オホーツク海沿岸のけた引は、9月末で27万532トンの水揚げ。計画達成率は92%となった。猿払村が唯一4万トン台、宗谷、紋別、常呂が3万トン台。8単協が前年同期を上回った。歩留まりは12~13%台で、9月としては比較的高い水準。大半が3S中心の組成。浜値はキロ200円台中盤~100円台中盤と高値基調を維持している。
留萌管内の韓国向け活貝は、各漁協とも稚貝の仮分散を終えた9月上旬から出荷を再開している。夏場の高水温で心配されたへい死は発生せず、歩留まりが上昇し重量も増加傾向。水揚げは終盤に入っており、三陸向け半成貝出荷を控えているため、10月でめどを付ける見通しだ。
渡島噴火湾では、長万部漁協が6日から残存貝の水揚げを再開した。貝毒発生で自主規制が続き加工向け用途に限定されている中、定置の秋サケ加工も始まるため日産50トン前後に出荷制限している。浜値はキロ300円と高値基調。同漁協では9月以降1500~2000トンの水揚げを見込んでいる。
渡島噴火湾で稚貝の本分散作業が始まった。鹿部、砂原、森漁協と落部漁協の一部が9月頭から地元産中心にスタート。昨年同時期に各地で散見された空貝はほとんど見られず、数量も十分に確保している状況。成長も平年並みで「順調そのもの」と着業者。秋に多発する台風に警戒しながら作業を進めている。長万部、八雲町漁協は9月中旬から開始する予定。
オホーツク海沿岸のホタテけた引は、8月末で22万3200トン余りを水揚げし、計画達成率は76%となった。宗谷、猿払村が3万トン台、枝幸、紋別、湧別、常呂が2万トン台。7単協が前年同期を上回っている。歩留まりは14%台から下は11%台まで幅広く、アソートは大半が3S中心。浜値はキロ200円台後半~100円台前半と、組成次第で差が開いている。