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新聞記事

秋サケ一覧

掲載日:2022.10.10

北海道秋サケ盛漁続き価格修正

盛漁期に入った秋サケの荷揚げ(10月3日、尾岱沼漁港)


 北海道の秋サケ定置は9月下旬から斜網地区などオホーツク海を中心に各地で日量水準が増加、前線通過の影響を受けた10月5日を除いて連日2000トン以上が続き、秋サケを扱う加工場の減少など処理能力低下の課題が浮き彫りになっている。加工面に加え、多獲地区からの移送に伴ってトラック不足など物流面も難航。昨年より大幅上昇で走った価格形成の再構築も見据え、浜値の下方修正が進むなど序盤と様相が一変している。


掲載日:2022.10.10

オ海建マス、壊滅的不漁


 オホーツク海の建マス(カラフトマス)は、特に主産地・オホーツク管内が壊滅的不漁だ。今年は隔年周期の豊漁年のはずが、不漁年の昨年を大幅に下回る状況。前回豊漁年の一昨年に比べて95%減と1割にも満たず、平成以降最低。また、根室管内が不振の前年を上回っているものの、宗谷も大幅減産。3管内合わせて9月20日現在で前年同期比6割減の311トンに低迷している。


掲載日:2022.10.03

北海道秋サケ、近年最多で折り返し

盛漁期に入った秋サケの荷揚げ(9月27日、石狩湾新港東ふ頭)


 北海道の秋サケ定置は9月漁で久々に3万トン台に乗せた。日本海や宗谷管内が健闘、9月後半からオホーツク管内でも日量が増え、休漁明け26日に3500トンと盛漁水準を記録。その後も2千トン台が続き、直近5カ年では最多ペースで折り返し。浜値は下方修正。10月漁の伸びが注目される。


掲載日:2022.09.26

東北3県秋サケ漁低調スタート


 青森、岩手、宮城3県の秋サケ漁は今季も低調な出足となった。各県のまとめによると、10日時点の沿岸漁獲尾数は青森145尾(前年同期比61%減)、岩手552尾(同69%減)、宮城17尾(同37%減)。不漁の要因は地球温暖化とされ、即効性のある対策が見当たらない中、先行きへの見方も極めて厳しい。


掲載日:2022.09.26

北海道秋サケ低水準で盛漁期入り

勢いを欠く秋サケの荷揚げ(9月21日、新冠漁港)


 北海道の秋サケ定置は9月後半に入ってシケなどで断続的ながら千トン超、22日に2200トンなど日量が増えてきた。ただ、全般的に漁期前予測を覆す勢いはなく、低水準の水揚げ。加えて出足の魚体サイズが極度に小型で、尾数に比べ重量は落ちる状況。浜値はオス、メスとも昨年より高値を堅持し、例年盛漁となる時期を迎えている。


掲載日:2022.09.19

電気刺激による船上活じめで出荷強化

両端に電極を設置(使用時はマット下)し、通電する処理台


 大樹漁協の大樹さけ定置共同経営体は今期、秋サケの船上活じめ出荷を強化している。5カ統のうち、春網にも着業する2カ統(2号・4号)が導入した電気刺激による「魚介類鎮静化システム」を活用し実施。サケが暴れない状態で活じめができ、作業の効率化に加え、サケにストレスを与えない処理方法で品質向上も考慮。全量活じめに取り組んでいる。


掲載日:2022.09.12

北海道秋サケ全面高の滑り出し

高値発進の秋サケ荷揚げ(9月6日、大樹漁港)


 北海道の秋サケ定置はオス、メスとも全面高でスタートした。特に卵需要のメスは出足から昨年比3~4割高に上昇。サンマが不調下、旬の生鮮需要も絡んでおり、通年商材の価格設定は今後の漁況次第だが、在庫薄、海外産の高騰、低来遊予測など上振れ要素をはらんだ生産環境。売り場堅持、消流安定への適正価格の形成が焦点になる。


掲載日:2022.09.12

宮城県秋サケ来遊数6万7千尾予測


 宮城県水産技術総合センター(石巻市)は7日、2022年度の県内秋サケ来遊数が6万7千尾になるとの予測を公表した。前年度実績の1.8倍だが、記録的な不漁傾向を踏まえ、予測値を下回る可能性があるとの見通しも示した。


掲載日:2022.08.29

売り場確保重要に-サケ特集-


 北海道の秋サケ定置漁が30日に開幕する。5万トン割れだった昨年比10%増の来遊予測が示され、今年も低水準の漁況見通し。引き続き、水揚げの回復時を見据え、原魚の円滑処理体制や売り場の確保、消流安定への価格形成が焦点となる。道漁連販売第二部の鳥毛康成部長に商戦展望、流通対策の重点などを聞いた。


掲載日:2022.08.29

親魚確保に万全期す-えりも以東・根室-


 今年の秋サケ定置漁で、えりも以東海区と根室海区の全漁場が資源の維持・増大に向け、昨年に引き続き、操業始期から自主規制を行う。両海区は前・中・後期のいずれも河川そ上数が親魚捕獲計画を下回る予測が示されており、網入れ時期を遅らせ、河川へのそ上を促し、再生産用親魚の確保を図る。


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