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新聞記事

秋サケ一覧

掲載日:2022.11.07

胆振秋サケ後期群に望み


 いぶり噴火湾漁協の秋サケ定置は、大きく減産した昨年より増加しているものの、盛漁期に上向かず苦戦を強いられている。10月末の漁獲量は180トンで前年同期比44%増となるが、同漁協では「平年の半減に近い」と説明。着業者は「ハシリから薄いまま終盤に入った」と肩を落とす。薄漁のため浜値は堅調で、メスがキロ千円台前半を付けている。


掲載日:2022.11.07

オ海西部、記録的好漁

大幅に記録を更新した枝幸漁協の秋サケ荷揚げ(11月1日、音標漁港)


 大幅回復を見せた北海道の秋サケ定置は10月末で7万5千トンを超え、終盤に入った。オホーツクで先行して出足から順調だった西部は陸網の網揚げや切り上げの漁場も出ているが、終漁まで最近はあまり見えなくなったメジカ系の乗網が注目点。今年は魚価高に恵まれ、昨年は切れた10月も漁が続き、歴史に残る漁況の年となっている。


掲載日:2022.10.31

過去2年と比べ順調-大樹漁協サクラマス養殖試験-


 大樹漁協のサクラマス養殖実証試験は、大シケや赤潮被害を受けた過去2年と比べて順調に成長している。春の大型連休明けに稚魚約2300尾を搬入し給餌とともに成長を経過観察。一部成熟が早く進んでしまった魚もあるが、大きな減耗はなく、12月の水揚げを目指している。


掲載日:2022.10.31

「二海サーモン」和食弁当開発、商品化目指す


 函館大学と八雲町、水産加工の株式会社イチヤママル長谷川水産は、同町が北海道初の海面養殖事業化に取り組む「北海道二海サーモン」を使った「二味弁当」を共同開発した。19日に函館短期大学付設調理製菓専門学校で試食会を開き、6品の料理でトラウトサーモンの味わいを楽しめる和食弁当に関係者が新たな需要開拓の可能性を実感。2030年度の北海道新幹線新八雲駅開業もにらんで商品化を進めていく。


掲載日:2022.10.31

5年ぶり500億円突破-10月20日現在の道内秋サケ水揚額-


 北海道の秋サケは、10月中旬で2017年(最終実績1572万4千尾、561億3745万円)以来5年ぶりに500億円の大台を突破した。道連合海区の集計によると、20日現在で前年同期比37.6%増の566億1388万8千円を水揚げ。500億円超えは17年より一旬早く、600億円に向け最終までの上積みが注目される。


掲載日:2022.10.24

北海道秋サケ期別来遊が平準化


 4年ぶりに来遊数が2千万尾を超えた北海道の秋サケ。近年失速した10月以降の漁獲動向が今年は持続したのが特徴。低迷期に入って前期偏重だった期別の来遊数が平年化・平準化を示し、道総研さけます・内水面水産試験場は「資源回復への一つの入り口」と推察する。最終実績3千万尾近くも想定され「定置漁業の今後の制度設計や経営をどう見据えていくのか、重要な年になる」と話す。漁獲動向は2017年以降18年を除き昨年まで10月に入るとぱたりと切れる状況が続いてきたが、今年は10月以降も順調に推移。同水試は「来遊時期の偏りが解消され、期別の資源がうまく来遊してきた16年と同様の回帰を示している」と特徴を説明する。


掲載日:2022.10.17

宮城県秋サケプラン見直し事業再構築


 宮城県は、2026年度までに秋サケの稚魚放流を年間6千万尾などとする「さけます増殖振興プラン」を見直した。深刻な不振が続く来遊実績を受け、目標の達成は困難と判断。種卵確保や回帰率回復といった安定的なふ化放流事業の再構築に軸足をいったん移し、厳しい運営を強いられている放流団体の集約化なども進めていく。


掲載日:2022.10.17

北海道秋サケ急回復の3年連続増産

さらに上積みが注目される秋サケの荷揚げ(10月12日、網走港)


 北海道の秋サケ定置は10月13日で6万トンを超え、大幅回復で3年連続の増産となった。10月の中旬に入っても失速した昨年に比べ持続しており、2016年以来6年ぶりの7万トン台も見えてきた。出足から順調だった日本海、オホーツクの西部や中部に加え、オホーツク・東部の斜網地区も9月後半からまとまり、全道連日2千トン以上の盛漁水準に貢献。19年来の低迷傾向から脱し、終盤の伸びに期待をかけている。


掲載日:2022.10.10

留萌秋サケ定置9月末水揚げ2倍

秋サケの選別作業。盛漁期となり活気に満ちている(10月3日、礼受漁港)


 留萌管内(増毛・新星マリン・北るもい・遠別漁協)の秋サケ定置が好調だ。9月末の水揚量は1595トンとなり、苦戦した昨年の2倍に伸長。浜値も卵需要の高まりからメスがキロ千円台前半と堅調に推移し、金額は漁期途中で過去最高の14億4238万円(税込み)に達した。


掲載日:2022.10.10

「みやぎサーモン」ベトナムでGI登録

活じめの高鮮度が売り。張りのある身は生食向き


 宮城県産養殖ギンザケの活じめブランド「みやぎサーモン」が、ベトナムで地域の農林水産物・食品を守る地理的表示(GI)保護制度に登録された。ベトナム当局が模倣品を取り締まることで品質担保などが図られ、輸出拡大の後押しになると期待される。日本の水産物が海外への直接申請でGI登録されるのは初めて。


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