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新聞記事

東北北陸一覧

掲載日:2024.05.27

「世界海藻連合」来日


 海藻産業の安全性と持続可能な規模拡大を推進する国際組織「世界海藻連合」の共同設立者らがこのほど来日した。行政やNGO、海藻業界関係者との会合を持ち、三陸地方や三重県で日本の海藻産業の現地を視察。各所では海藻研究やワカメ製品の製造販売大手である理研ビタミン株式会社が協力し、日本の海藻産業の理解促進へ働き掛けた。


掲載日:2024.05.20

炎重工の水上調査ドローン、自動航行で海中計測


 岩手県滝沢市の炎重工株式会社(古澤洋将社長、電話019・618・3408)は水上調査ドローンを販売している。さまざまなセンサーを搭載でき、水質の定点調査や海底地形の測量に活用できる。「自動航行」の設定で作業の自動化も可能。谷崎敦CSOは「用途によって顧客の要望に応じたセンサーを取り付けられるのも特長」と話す。


掲載日:2024.05.20

岩手大槌、サーモン出荷開始

吉里吉里フィッシャリーナに水揚げされる養殖ギンザケ(5月16日)


 ニッスイグループの弓ヶ浜水産株式会社(鳥取県境港市、竹下朗社長)は15日、岩手県大槌町で養殖サーモンの水揚げを開始した。全量活じめ出荷が大槌産の特徴。鮮度保持や品質管理が徹底され、張りのある身と上品な脂乗りは生食に向いている。秋サケの不漁が続く中、養殖物でサケの町の再興を担いたいと事業化して3季目。6月中旬までにギンザケとトラウトサーモン(ニジマス)計600トンの生産を計画する。


掲載日:2024.05.20

宮城乾のり、品質高く22円56銭

猛暑で出遅れたものの上物が並んだ初入札会


 2023年度の宮城県産乾のり「みちのく寒流のり」の販売枚数は2億8110万枚(前季比17%減)で、1枚当たりの平均単価は過去最高の22円56銭(同39%高)だった。九州・有明海産の不作が続いてメーカーや商社の在庫が不足する中、シーズンを通して高い品質を維持した宮城県産が高値で取引された。高水温や大シケの影響で減産となったものの、販売額は63億4083万円(同15%増)と東日本大震災以降の最高を更新した。


掲載日:2024.05.20

野辺地町漁協、ナマコ種苗生産定着

海中放流前の稚ナマコ


 野辺地町漁協はマナマコの安定生産を目指し、2020年から種苗生産に取り組んでいる。人工採苗から海中飼育まで行い、約1年で平均50ミリ程度に成長させた後、海中放流を実施。今春は約2千尾の稚ナマコを放流した。種苗生産に協力している県東青地方水産事務所は「目視できるサイズに成長させる事例は少ないため継続してほしい」と話している。


掲載日:2024.05.13

玉冷「ない物高」の展開

ホタテの荷揚げ作業。今年も昨年と同水準の水揚げが予想される


 ホタテ玉冷の2024年度消流は、円安水準の為替相場を背景に北米や東南アジアなど輸出がけん引する形で新シーズンを迎えた。昨年後半に3Sの産地価格がキロ2千円台中盤まで下がり国内外需要が伸長。このため3月の期末在庫は払底し2800円程度まで戻す「ない物高」の展開となっている。荷受や商社筋は「これ以上の製品高は国内消費にブレーキがかかる」と危機感を強めており、拡大した内販需要の確保に向け冷静な相場形成を期待している。


掲載日:2024.05.13

久慈市漁協トラウト引き合い強くキロ1300円台


 岩手県の久慈市漁協(川戸道達三組合長)は7日、久慈湾で新たに養殖を始めたトラウトサーモン(ニジマス)を初出荷した。船上で保冷効果の高いシャーベット状の氷でしめた2.5トン。刺身やすし種用商材として引き合いが強く、4月11日に出荷が始まったギンザケより4割ほど高いキロ1300円台で取引された。6月下旬までに120トンの水揚げを目指す。


掲載日:2024.05.13

塩だれナムル発売


 末永海産株式会社(宮城県石巻市、末永寛太社長、電話0225・24・1519)は、三陸産の海藻やホヤなど7種の具材が入った冷凍食品「海鮮ナムる」を発売した。野菜や山菜で作られることが多い韓国家庭料理の定番をアレンジ。海鮮ならではの豊かな風味や食感をオリジナルの調味料で引き立たせ、ご飯もお酒も進む一品に仕上げた。


掲載日:2024.04.29

宮古漁協トラウト出荷スタート


 岩手県宮古市の宮古漁協(大井誠治組合長)は23日、宮古湾で養殖した「宮古トラウトサーモン」3.1トンを市魚市場に今季初水揚げした。実証試験の期間を含めると5季目。いけすを3基から5基に増やし、7月までに前季比2倍の250トンの生産を目指す。


掲載日:2024.04.29

吟撰笹が農水大臣賞

魚の風味にこだわって開発。強い弾力の食感も特長


 株式会社阿部蒲鉾店(仙台市青葉区、阿部賀寿男社長、電話0120・23・3156)が製造・販売する「阿部の笹かまぼこ 吟撰(ぎんせん)笹」が、3月に開かれた全国蒲鉾品評会で最高賞の農林水産大臣賞を受賞した。原料の選定から配合割合、食感までこだわり抜いて開発した商品。マダイの豊かな香りも楽しめる点などが評価された。


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