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新聞記事

東北北陸一覧

掲載日:2025.03.03

大不漁で苦戦-気仙沼市秋サケ稚魚放流開始-


 宮城県気仙沼市を流れる大川でサケのふ化放流事業に取り組む気仙沼鮭漁業生産組合(管野幸一組合長)が2月25日、今季初のサケ稚魚放流を行った。放流数は6万1千尾で、昨季の初放流時に比べ48%減となった。同組合によると今季は自河川での親魚捕獲数、採卵数ともに平成以降で最低を記録しており「大不漁の中、大変な苦戦が続いている」と管野組合長。最終的な放流予定数は昨季実績(182万尾)の2割弱、35万2千尾にとどまる見通しという。


掲載日:2025.03.03

宮城10キロ1万6040円-三陸わかめ初入札-


 宮城県産「三陸わかめ」の今季初入札会が2月27日、気仙沼市の県漁協わかめ流通センターで開かれた。シケ被害で前年の半数量だった昨季の初入札(31トン)から、さらに14%減となる塩蔵26.6トンが上場。減産傾向を懸念したのか、中芯を除いた10キロ当たりの平均価格は15%高の1万6040円。最高値は2万円を超えた。県漁協によると「一部で生育に遅れが見られるものの、おおむね順調」。生産者799人で例年並みとなる1万5トン(原藻換算)の生産を目指す。


掲載日:2025.02.24

三陸沖海水温6度上昇


 2023年以降、三陸沖の海面水温が平年より約6度も高い状態にあることを東北大などによる研究グループが発表した。世界の海と比較しても最大の上昇幅で、黒潮の異常な北への張り出しが原因。三陸沖の環境を調査することで世界中の海で起こりうる環境変化を予測し、適切な対策を講じるための重要な手がかりになり得るという。


掲載日:2025.02.24

漁業者がレシピ本、魚食の興味深めるきっかけに

レシピ冊子には食材の水産物にまつわる「漁師さんのマメ知識」も掲載


 宮城県南三陸町戸倉地区でカキやワカメ、ギンザケ養殖などに着業する若手漁業者グループ「戸倉SeaBoys」が料理レシピ冊子を発行、親子向けイベントで無料配布し参加者から好評を得ている。コンセプトは「漁師が考えた、親子で一緒に作る料理レシピ」。同グループは「水産物の普及や魚食離れ解消に役立つことができれば」と期待を込める。


掲載日:2025.02.17

全国受賞の洋風煮魚、新商品加え認知拡大へ-青森・武輪水産-


 水産加工品の製造・販売を手掛ける武輪水産株式会社(八戸市、武輪俊彦社長)は、若者世代に訴求する洋風仕立ての煮魚「FineDISH!(ファインディッシュ)」シリーズの認知向上を着実に進めている。昨年11月の第35回全国水産加工品総合品質審査会(全国水産加工業協同組合連合会主催)で水産庁長官賞を受賞した商品に加え、2月10日には新アイテムも発表。同社は「新たなファンを開拓する商品にしていきたい」と意気込む。


掲載日:2025.02.17

岩手毛ガニ漁本格化、高値はキロ1万円も

宮古市魚市場に出荷された毛ガニ(2月12日)


 12月1日に解禁した岩手県の毛ガニ漁は、1月下旬から水揚げがまとまってきた。県内の他地域からも出荷のある宮古市魚市場では2月3日と12日に2度の1トン超え。10日にはキロ1万円の高値を付けた。解禁日から2月12日までの累計数量は前年同期比24%増の約8トン。キロ平均単価は前年並みの3794円(県水産技術センター水産情報配信システム調べ)。漁業者、仲買人とも「身入りはいい」と口をそろえ、市場関係者らは「昨年より好漁が見込めるのでは」と期待を寄せている。


掲載日:2025.02.10

「塩釜フード見本市」5年ぶり開催、地域の逸品・新品揃う


 水産加工品の展示商談会「塩釜フード見本市」(実行委員会主催)が5日、塩竈市魚市場で行われた。コロナ禍による中止(2021~23年)を挟んで商品展示を主体とした本格的な開催は5年ぶり。塩竈市エリアの22社がブースを構え、練り製品や漬け魚、干物など全国有数の水産都市ならではの商品をアピール。会場には県内外から卸売業者や量販店などのバイヤーら約300人が来場。活発な商談が繰り広げられた。


掲載日:2025.02.10

「春いちばん」最盛期


 岩手県宮古市・重茂漁協の早採りワカメ「春いちばん」が生産のピークを迎えている。1月20日に出荷を開始し、2月20日までの生産となる。日量350キロのペースで生産。1カ月間で10トンの生産を見込む。今の時期しか食べられない「シャキシャキ、つるつる」の食感に引き合いは強く、重茂地区のワカメを一足早く消費者に届けるPR役となっている。


掲載日:2025.02.03

加工品の商談に熱気


 宮城県石巻地域の水産加工品を集めた展示商談会「石巻フード見本市2025」(実行委員会主催)が1月24日、石巻魚市場で開かれた。22社がブースを構え、三陸屈指の水産都市で磨き上げた自慢の品々をアピール。同市場では3日前に県の水産加工品品評会が行われたばかり。その熱気が残る会場には全国から約120社のバイヤーが参集し、活発な商談が繰り広げられた。


掲載日:2025.02.03

佐井村漁協が全国へ、担い手育成実践発表-青森県青年・女性漁業者交流大会-


 日ごろの研究や活動実績の発表を通して知識の交換と意欲向上を図り、沿岸漁業の振興に寄与することを目的とする「第66回青森県青年・女性漁業者交流大会」(県主催)が1月29日、青森市の県民福祉プラザで開催された。県内3団体による発表の中から、佐井村漁協の取り組みが優秀賞に選出。発表者の家洞昌太さんに賞状を贈った。県代表として3月に東京都で開催予定の全国大会に出場する。


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