電子版 電子版サンプル

新聞記事

東北北陸一覧

掲載日:2023.10.02

気仙沼、見本市で自慢の加工品ずらり


 国内有数の港町・宮城県気仙沼市の食の魅力をアピールする第27回「三陸気仙沼の求評見本市」が9月27日、気仙沼中央公民館で開かれた。水産加工業を中心に市内20社が出展。販路拡大を図ろうと、全国から訪れたバイヤーら約400人に自慢の商品を売り込んだ。


掲載日:2023.10.02

菅陸・常磐ものアピール


 東日本大震災で被災した水産加工業の早期回復を後押しする「東北復興水産加工品展示商談会2023」が9月26、27の両日、福島県郡山市のビッグパレットふくしまで開かれた。東京電力福島第一原発のALPS処理水海洋放出など新たな課題が浮上する中、出展企業は三陸・常磐ものの安全性や品質の高さをあらためて発信。バイヤーと活発な商談を繰り広げ、販路拡大につなげた。


掲載日:2023.10.02

久慈産ボイルダコ、香りと価格で人気-東京都・豊洲市場-

久慈市の川崎商店が出荷した「ボイル真蛸」


 東京都の豊洲市場で岩手県久慈市産のボイルマダコが人気だ。仲卸業者は「輸入のアフリカダコより香りが高い」とし「顧客にはその香りを感じやすい食べ方を勧めている。刺身ならしょうゆよりも塩で食べるのを紹介する」と強調。一方で「近年は製造する荷主が減っている」と加工技術の継承に不安を抱く。卸値はキロ2800円で安定。「アフリカダコは値上げ傾向で、東北産は安くておいしい。黙っていても売れる。当社は鮮魚店の顧客が多いが、今回は飲食店からの注文が目立った」。一方で「売れる商材だからこそ安定供給が望まれている。煮だこの生産者はどんどん減っている」と危惧する。


掲載日:2023.09.25

業界やユーザー「2030年」照準-包装資材特集-


 包装業界や容器・包装を使用する食品など各種業界では、SDGsを達成するため、各社が2030年をターゲットに取り組みを進めている。政府も海洋ごみや地球温暖化に対応するため、「プラスチック資源循環戦略」を制定するなど、プラスチック使用量の削減、容器・包装のリサイクル、CO2削減への取り組みが鍵となる。プラ使用量削減では、環境対応素材の採用が進み、従来のバイオ樹脂やリサイクル樹脂、紙への切り替えだけでなく、ケミカルリサイクルやマスバランスなど新たな手法を用いた環境対応素材の採用が進められている。容器・包装のリサイクル推進に向け、モノマテリアル化の推進、着色剤レス、脱墨技術の開発など素材循環への取り組みが進行。さらに、フードロス対策、賞味期限延長ニーズ、人手不足解消がターゲットとなっており、以前にも増してバリア性を有する包装ニーズが拡大している。


掲載日:2023.09.25

志津川湾産養殖カキ、全品認証品へ


 宮城県漁協志津川支所(南三陸町、行場博文運営委員長)が9月中にも、持続可能なカキ養殖を国内外に証明する水産養殖管理協議会(ASC)の国際認証を取得する。同支所戸倉出張所は既に取得済み。今季共販から、志津川湾産の生食用むき身カキは全て認証品となる。ラムサール条約の登録地から環境や社会に優しい養殖業の魅力を発信し、ブランド力向上につなげる。


掲載日:2023.09.25

大学生がバサ活用商品開発。年内発売へ

「白身魚とブロッコリーの塩レモン炒め」の試作品


 東日本フーズ株式会社(宮城県石巻市、佐藤俊一社長、電話0225・94・8377)でインターンシップ(就業体験)をした大学生2人が、バサを使った商品開発に挑戦した。1カ月にわたり、市内のシェアハウスのキッチンで試作を繰り返しながら、市場調査やブランドコンセプトづくり、パッケージのデザインなども担当。現場で見つけた課題を解決するためのアイデアが詰まった新商品「白身魚とブロッコリーの塩レモン炒め」は年内に発売される計画だ。


掲載日:2023.09.18

メバチマグロブランド「三陸塩竈ひがしもの」販売開始

塩竈市魚市場に水揚げされた生メバチマグロ


 宮城県塩竈市の市魚市場で14日、メバチマグロの地域ブランド「三陸塩竈ひがしもの」の初競りが行われた。地元の目利きの買受人が脂乗りなどに優れる生メバチを厳選。12月末まで旬の味として仙台や東京・豊洲の市場などに出荷するほか、今季から九州での認知度向上を目的に福岡へ空輸する事業も始める。


掲載日:2023.09.18

青森県、ホタテ販路確保に支援パッケージ


 中国の日本産水産物禁輸措置を受け、青森県は13日、ホタテの販路確保を柱とする流通緊急支援パッケージを公表した。県内外でつながりの強い小売業59社に対し取扱量の拡大を要請するほか、輸出先の転換・販路開拓を強化し国内外対策を進める。また9月中にも水産団体や国の研究機関などで構成する「戦略チーム」を立ち上げ、ホタテ生産体制の強化策などを検討していく。


掲載日:2023.09.11

開け販路、加工130社集結-東北復興水産加工品展示商談会2023-


 東日本大震災で被災した三陸・常磐地域の水産加工業の販路回復・開拓を後押しする「東北復興水産加工品展示商談会2023」が26、27の両日、福島県郡山市のビッグパレットふくしまで開かれる。併催のオンライン商談会を含めると、地元福島や宮城、岩手など6県から過去最多となる140社近い企業が出展。東京電力福島第一原発のALPS処理水の海洋放出など新たな課題も浮上する中、工夫を凝らした展示で生鮮・冷凍から高次加工まで多彩な商品の魅力をアピールする。


掲載日:2023.09.11

陸前高田でギン養殖


 株式会社ニッスイ(東京都港区、浜田晋吾社長)は、岩手県陸前高田市の広田湾漁協(砂田光保組合長)と共同で、広田湾でギンザケの海面養殖試験を計画している。県と計画内容を協議した上で、11月をめどに着手。漁場環境の調査や生産方法の検討などを行い、2025年ごろまでに事業化したい考え。将来的には年間数千トン規模の生産を目指す。


アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード

このページのTOPへ戻る