電子版 電子版サンプル

新聞記事

東北北陸一覧

掲載日:2016.03.28

甲板灯にLEDテープ「手元見やすい」

甲板を照らすLEDテープライト

 鵡川漁協所属・幸進丸(4・9トン)の中野孟幸さんは甲板の照明にLEDテープライトを装備している。「ハロゲンより光が白く、手元が見えやすい」と話す。 LEDテープライト(24ボルト、5メートル)はネット注文で1万2千円ほどで購入。「単体の漁船用LEDライトと比較して安い」という。
 船首からブリッジにステンレス製ワイヤーを張り、耐熱チューブで保護。そこにLEDテープライトをインシュロックで固定し船内の電源と接続している。
 従来はブリッジから2基のLEDライトで照らしていたが、「作業場全体を照らすことができなかった。LEDテープライトは甲板全体を照らし、作業環境が向上した」と笑顔を見せる。


掲載日:2016.03.21

岩手産ワカメ初入札、塩蔵1万4000円も

岩手産初入札で品質を見る買受人。色が良く実も入り評価は高かった

 岩手県産ワカメの初入札でボイル塩蔵が高騰気味の幕開けとなった。芯抜き1等(抜1)は1万4000~1万1700円主体、中芯は全量近くが4千円台。成長、品質とも近年にないほど良好で、ハシリから実が入った。次回入札から上場が増え価格が落ち着いていくとの見方が強いが、高め推移の水温から後半の老化、品質が早くも懸念され、波乱含みのスタートだ。


掲載日:2016.03.21

陸奥湾ホタテ過去最高水準

 青森県陸奥湾の平成27年度実績は過去最高水準となった。3月末累計数量は9万5000トン超えが確実視され、16年度の9万5260トンに迫る勢い。金額は150億円(税別)超えが濃厚で昭和62年度の156億円に次ぐ過去2番目の記録となる見通し。ことしの成育も順調で新年度も好漁が期待される。


掲載日:2016.03.21

日本海ヤリイカ、下前7年ぶり好調

7,8年ぶりの漁」と好調スタートの下前のヤリイカ

 青森県日本海のヤリイカ漁は、水揚げの主力が底建網から棒受網に移りつつある。棒受は下前漁協が10隻で2000箱(1箱3キロ)超えの日があるなど「7、8年ぶりの漁」、しかも早めのスタート。底建網は盛漁期となる2月の低迷を3月に挽回したが、昨季を下回ったまま終盤入り。全般的に安値で、北海道松前などの漁が伸びている影響が指摘されている。


掲載日:2016.03.14

ふ化場の情報を解析/飼育・放流の改善などに反映

 近年来遊資源の低迷が続く北海道の秋サケ。道総研さけます・内水面水産試験場は、ふ化場の飼育・放流状況や沿岸環境などの情報を活用し、来遊状況を再現・評価する解析技術の開発に取り組む。増殖事業の基本単位であるふ化場個別の放流効果などを検証、解析結果を飼育・放流方法の改善、飼育コストの削減などに役立てて、回帰率の向上につなげていく。


掲載日:2016.03.14

ワカメ昨年、消費わずかに回復/家計調査

 ワカメの消費が昨年、わずかに回復した。総務省の「家計調査」によると、昨年の全国1世帯(2人以上)当たりの購入量は904グラムで平成26年を5%上回り、5年ぶりに900グラムを超えた。価格は100グラム当たり156円で、4%低下。月別、地方別でも価格が消費に大きな影響を与えることをうかがわせる。
 大震災のあった23年から900グラム割れが続いていた。昨年は購入金額でも1414円と26年を1%上回った。


掲載日:2016.03.07

三陸の業界 東日本大震災5年「よくここまで」

大震災から5年を迎え、以前と同じ岸壁で始まったイサダの水揚げと背後の高度衛生管理型市場(3日、大船渡漁港)

 東日本大震災から5年の節目を迎えた。三陸の水産業は、主要市場の水揚げ額が戻り、養殖生産も震災前に近づいた。加工場の復興も進む。先の見えない混乱、不安の中で生業をつかみ取り、落ち着きを取り戻す人が増えている。復旧から現場の陣頭に立った人たちは「よくここまできた」と復興を実感、あらためて国や全国からの支援に感謝。各地域とも人の不足が難題として残る。


掲載日:2016.03.07

ワカメ 岩手生100円12%高

 岩手県産ワカメの生初値決めが2日、大船渡市の県漁連南部支所で行われた。3月20日出荷分までキロ100円となり、昨季の初値を15円、12%上回った。自家加工の収穫は2月25日ごろから徐々に始まり、生育はおおむね順調といわれる。


掲載日:2016.03.07

宮古の共和水産 対米HACCP取得

対米HACCPの認証を取得した共和水産藤原工場

 岩手県宮古市の共和水産株式会社(鈴木徹社長)は2月に市内の藤原工場で対米HACCPの認証を取得した。それを受けた販売戦略の第1弾として、北米で3月6~8日に開かれるボストンシーフードショー(SFS)に出展、海外展開に弾みをつける。


掲載日:2016.02.29

クロマグロ資源管理 放流小型魚88%生残

 昨年から始まったクロマグロの資源管理で、30キロ未満の小型魚を定置網から放流する技術開発試験の結果報告会が19日、青森市で開かれた。魚捕り部に窓のような「逃避口」を設けることで放流後の生残率88%という成果が示され、小型魚とブリなど他魚種との分離が課題とされた。マグロ成魚を魚捕り部から先に水揚げする大目の「選別網」でも手応えをつかんだ。


アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード

このページのTOPへ戻る