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新聞記事

東北北陸一覧

掲載日:2016.06.13

気仙沼水試が竣工 調査研究、技術指導の拠点

移転整備で新設復旧した気仙沼水産試験場

 宮城県水産技術総合センター気仙沼水産試験場の竣工式が8日、同試験場で開かれた。県北部海域の調査研究、技術指導の拠点として地域漁業の復興加速をけん引していく。「オープンラボ」で漁業者のワカメ、ホヤなどの種苗生産を支援、ワカメ高温耐性品種の作出やイガイの人工種苗生産などが期待される。


掲載日:2016.06.06

宮城県漁協 ホヤ5000トン強、埋立て処分へ

最悪事態の回避に期待がかかる養殖ホヤの水揚げ(5月、石巻市)

 宮城県漁協は今季水揚げ対象となる養殖ホヤについて、東京電力への賠償請求方針を固めた。福島第一原発事故を理由にした韓国の輸入規制が解除されず、生産が回復するホヤのうち5千㌧強が水揚げできないと危惧されていた。この分を埋め立て処分することで市町と対応を協議し、東京電力に対し、震災前の韓国輸出向け出荷価格を参考に補償を求めていく。


掲載日:2016.06.06

壮関、三陸・大槌に新工場完成

岩手大槌工場の外観

 栃木県矢板市の食品メーカー株式会社壮関(板山健一社長)は、岩手県大町安渡に新工場を完成した。生産設備を搬入し、6月末から一部稼働を開始する。三陸産茎わかめの調味工程を主体とし、海産品の加工を行う。同町初の県外誘致企業であり、操業5年後までに50名の雇用を計画。雇用機会を創出する拠点としても期待が高まる。


掲載日:2016.05.30

岩手県南部のウニ 開口浜増え出荷好調

初開口で1人平均5.3キロの出荷となった綾里漁協のウニ(24日)

 岩手県南部のウニは5月後半から期間入札浜の開口(出漁)が始まり、現品入札浜と同様、好調な出荷だ。全般的に餌となる海藻の繁茂が少なくウニが見え採取しやすいためだ。今季は数量が見込めそうで、6月からの漁本格化で色の向上に期待がかかる。


掲載日:2016.05.30

岩手県塩蔵コンブ第2回入札 減産懸念で高値

第2回入札で品質を吟味する買受人

 岩手県産湯通し塩蔵コンブの第2回入札が20日、大船渡市の県漁連南部支所で開催された。2535箱(1箱15キロ)が上場、主体の長切1等は10キロ当たり4055~3000円で落札。昨季の1.5~2倍の高値で、減産懸念が主な要因だ。


掲載日:2016.05.30

岩手県南部のホタテ 採苗、必要量確保か

 岩手県南部のホタテ採苗は、浮遊幼生(ラーバ)の付着が確認されつつあり、必要量を確保できそうだ。吉浜漁協では幼生観測から難しいと思われたが、1袋当たり400~700個の付着となっている。


掲載日:2016.05.23

東北復興水産加工品展示商談会2016 前回上回る規模に

 東北地方の水産物・水産加工品が一堂に集結する「東北復興水産加工品展示商談会2016」が6月7、8日の両日、仙台市の仙台国際センター展示棟(青葉区青葉山無番地)で開かれる。5県から118社が参加し、一般展示ブースに新商品、自慢の一品を取りそろえるほか、個別商談会、提案型の商品プレゼンテーションを展開。震災復興に向けて奮闘する東北の水産業界が連携し、国内外のバイヤーに加工技術や商品力をアピールする。


掲載日:2016.05.23

志津川湾「あまころ牡蠣」本格デビュー

 宮城県の志津川湾で天然採苗、シングルシード(一粒種)養殖したマガキの出荷開始が6月1日、予定される。昨年10月の採苗分散から事業化に移行し、「あまころ牡蠣」のブランド名で6月末までに2万5000~3万個の水揚げを計画。未産卵の生食用殻付で、脚光を浴びそうだ。


掲載日:2016.05.23

宮城県のホタテ 女川でへい死増加

 宮城県女川町でホタテ半成貝新貝の水揚げが一足早く活発化し、へい死や変形の増加が確認され懸念が深まっている。北海道日本海側から昨秋移入、耳づりし、大半の産地の貝が耳づり当初に死滅したり変形につながったとみられている。連ロープによっては垂下の半数に及び、これまでにない事態のようだ。


掲載日:2016.05.16

沼田商店、宮古市田老に新工場

 まるいち沼田商店株式会社(岩手県宮古市、沼田貫一社長)は同市田老字古田に工場=写真=を新設、6月に稼働を始める。HACCPに準拠した施設で、衛生管理が既存の工場に比べて飛躍的に向上。冷蔵倉庫を新たに設置するなど効率的な生産活動を実現する。新工場の機能を生かし、自社ブランドの「氷頭なます」を復活させる。


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