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新聞記事

全国一覧

掲載日:2022.10.10

食用加工品、前年並144万トン-2021年水産加工統計-


 農林水産省がこのほど公表した2021年水産加工統計調査結果によると、昨年の食用加工品の生産量(焼・味付のりを除く)は143万8686トン(前年143万6880トン)とほぼ前年並みとなった。主要種類別では、練り製品、煮干し品が増加、冷凍食品、塩蔵品、塩干品、節製品は減少した。


掲載日:2022.10.10

函館・米田商店を人材紹介業・クックビズが子会社化


 飲食・フード関連産業の人材紹介業などを展開するクックビズ株式会社(大阪市、藪ノ賢次社長)は、2021年8月に函館地裁に民事再生を申し立てた株式会社久一米田商店(函館市)が新設分割により立ち上げた「きゅういち株式会社」の全株式を取得した。同社が水産加工会社の事業再生に乗り出すのは初めて。経営体制の再構築や設備投資に加え、人材の採用や育成の強化などを通じ早期の再生を目指す。


掲載日:2022.10.10

道漁連と振興協会、沖縄で食育講座開く


 道漁連と道昆布漁業振興協会は9月15日、沖縄県の調理師学校2校で昆布の食育講座を開いた。道産昆布の歴史や栄養、食べ方などを解説するとともに各銘柄を使っただしの飲み比べも実施。栄養・調理学などを学ぶ学生に日本食を支えてきた昆布の魅力と奥深さを伝えた。


掲載日:2022.10.10

スルメイカ入荷少なく高止まり-東京・豊洲市場-

高騰が続くスルメイカ


 東京都・豊洲市場で生鮮スルメイカの高騰が続いている。入荷量がまとまらず卸値が落ち着かない。仲卸業者は「1尾単価が高過ぎて客単価の安い店には売り込みにくい」とため息をつく。東京都の集計によると9月23~29日の平均値で1日当たりの入荷量は11.3トン。前週より19%伸びたものの、前年同期比では25%減と低調。大きさは1箱5キロ入れで20~25尾主体。価格は同27%高で、高値1620円、中値1269円、安値216円。


掲載日:2022.10.10

マルハニチロ、日本初「海洋債券」発行


 マルハニチロ株式会社は9月29日、海洋保護などに関する事業資金の調達を目的に、10月下旬に発行を予定している公募形式債券「ブルーボンド」(第1回無担保社債)の概要を関東財務局に提出した。発行年限5年、発行額50億円の予定。使途は環境持続型の漁業・養殖事業とし、日本では初めての発行となる。


掲載日:2022.10.03

TSSS2022 19日開幕


 アジア最大級のサステナブル・シーフードイベント「東京サステナブルシーフード・サミット2022」(TSSS2022)が10月19~21日開催される。現在、オンラインによる参加者を募集している。今年は「水産『ブルーオーシャン』戦略を描く~人権・生物多様性・気候変動から考えるサステナブル・シーフード~」をテーマに、水産分野が向かうべき新しい領域「ブルーオーシャン」を切り開く道筋を考える。主催は株式会社シーフードレガシーと経営誌の日経ESG、共催はウォルトンファミリー財団、デビッド・アンド・ルシール・パッカード財団。


掲載日:2022.10.03

乾物スルメ、慶事入用が底堅く-東京・豊洲市場-

慶事の定番品・北海道産原料のスルメ


 東京都・豊洲市場の乾物スルメ消流は仲卸業者から安定供給が望まれている。原料価格の高騰が製品単価を押し上げているものの、結納品などの慶事や飲食店からの需要は底堅い。特に形や色などが整った良品は市場内で評価され、荷受・仲卸は水揚げ回復と製品の生産増加を願っている。


掲載日:2022.10.03

包装資材の進化続く-包装資材特集-


 国の枠を越えて環境問題解決に向けた認識の共有、行動計画への合意が行われ、グローバル規模で消費者の環境に対する意識が前進しており、包装産業もこの動きの渦中にある。保全性や利便性といった機能面においても包装業界各社が担う役割は拡大している。環境配慮から包装材料フィルムの薄肉化が進む一方で、フードロス削減の観点からハイバリアフィルムの開発にも期待が高まる。個食や時短、簡便食品の浸透に加え、近年特に需要が拡大している冷凍食品、さらに植物性タンパク質などによる代替肉、“○○フリー食品”といった特定の成分を含まないものなど、変化の絶えない食品トレンドへの最適な対応も包装産業は求められている。


掲載日:2022.09.26

北海道産ハタハタ 割高感が足かせに-東京・豊洲市場-

今後の商戦が注目される北海道産ハタハタ


 東京・豊洲市場の北海道産ハタハタ消流は、卸値が高値に付き、量販店への拡販体制が整っていない。鳥取産との価格差も大きく割高感が強い。鳥取産を取り扱う仲卸業者は「顧客は本場の秋田産や新潟産を必ずしも求めているわけではない。注文が入れば他産地でもよく価格次第」と話す。


掲載日:2022.09.26

くら寿司、キャベツニザダイ発売


 回転ずしチェーン「くら寿司」を展開するくら寿司㈱は、SDGSの取り組みの一つ「低利用魚の活用」で、通常駆除対象となるニザダイに廃棄予定のキャベツを与えて養殖した「キャベツニザダイ」の販売を開始した。キャベツで養殖したニザダイの全国販売は今回初。「キャベツウニ」をヒントに始めた取り組みで、まずは期間や数量限定での提供だが、定期的に販売できる体制を目指している。


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