盛岡市の株式会社ATO(佐々木善明社長)は、三陸の海産物を主体とした総合食材卸業に加え、三陸産のアワビやスルメイカをメーンにしたオリジナル商品を開発。各種催事への出展などで売り込んでいる。
枝幸町の株式会社丸高高田商店(高田英行社長、電話0163・62・1102)は同町で唯一、液体窒素でホタテ、毛ガニ、サケなどの加工品を急速凍結している。解凍時の品質が良く、注文は全国各地から寄せられている。
岩手県宮古市の南部鮭加工研究会(佐々木信男会長、電話090・4315・6538)が冷薫法で製造している「鮭冷燻」製品が好評だ。削り節風に加工した「鮭冷燻・ケズリ」は、2月に行われた岩手県水産加工品コンクールで水産庁長官賞を受賞。大手航空企業の機内食に選ばれたこともある。
精進料理に欠かせない良質の道産天然昆布を古くから大徳寺に納めてきた
【京都】北区紫野の大徳寺門前にある一休こんぶ松田老舗は、同地に店を構えて約100年の昆布販売店。店名をそのまま商品名にした塩吹き「一休こんぶ」が売れ筋。細切りとゴマを混ぜたふりかけ「禅味」や自家製つくだ煮「山椒昆布」など昆布製品のほか、禅寺の保存食「大徳寺納豆」も人気が高い。
上磯郡漁協はまなす支所の人工礁(茂辺地地区488基、当別地区479基)によるフノリ漁は、両地区合わせて約5トンと例年より若干多い生産量となりそうだ。
昨年発足した上磯郡漁協上磯支所の「北斗カキ部会」(山崎誠部会長、11軒)は、養殖するカキを「峩朗(がろう)カキ」とネーミング、新たなブランドとしてPRしている。2月中旬には消費者向けの予約直売会を初めて実施、北斗・函館両市民らが中心に集まり、大いに賑わった。
【大阪】大阪住吉小倉屋(山本一之代表)は小売り専門で、南海本線住吉大社駅1階に店を構える。尾札部など白口浜天然真昆布を原料に、山本代表自らが店内で削るおぼろやとろろが看板商品。「天然は味だけでなく、削るときの香りも良い」と話し、「香りに誘われて訪れた」という客もいる。
宮城県気仙沼市の水産加工業大手・株式会社阿部長商店(阿部泰浩社長、電話0226・22・6666)が企画・開発した欧州風味のスペインバル「ajilloアヒージョ」シリーズの「さんまとトマトのアヒージョ」が、2月に行われた第39宮城県水産加工品品評会で最優秀となる農林水産大臣賞を受賞した。
総務省の家計調査によると、全国主要都市の昨年1年間の1世帯当たり(2人以上)の昆布購入金額は、前年2位の富山市が再び1位に返り咲いた。前年トップの京都市は5位にダウンしたが、昆布つくだ煮では前年から7ランクアップし1位に浮上。札幌市は昆布で最下位(52位)に転落した。
岩手県産生ワカメの初値決めが5日、大船渡市の県漁連南部支所で開催された。6~20日出荷予定分の1302トンが対象、キロ85円となった。昨季の初値に比べ8円高。在庫状況などが考慮された。生育はここまで順調だが、冷水接岸の影響が気がかりだ。
6~10日の出荷は船越湾、唐丹、釜石湾白浜浦(佐須)と綾里の一部生産者。11日から野田村、普代村、宮古、三陸やまだ、大槌、釜石東部などでも始まり本格化する。
値決めには生産者の代表約30人と買受人約10社が参加した。
県漁連によると、上げ要因は(1)昨季産が流通しやすい価格帯で荷動きが良くなった(2)荷動きと昨季の三陸産の減産で過剰在庫が解消された(3)関西での福島原発事故の風評被害がやや薄らいだ。
だが、好調な売れ行きというわけではないため、荷動きが鈍らない程度の上げ幅になったという。