昨年発足した上磯郡漁協上磯支所の「北斗カキ部会」(山崎誠部会長、11軒)は、養殖するカキを「峩朗(がろう)カキ」とネーミング、新たなブランドとしてPRしている。2月中旬には消費者向けの予約直売会を初めて実施、北斗・函館両市民らが中心に集まり、大いに賑わった。
【大阪】大阪住吉小倉屋(山本一之代表)は小売り専門で、南海本線住吉大社駅1階に店を構える。尾札部など白口浜天然真昆布を原料に、山本代表自らが店内で削るおぼろやとろろが看板商品。「天然は味だけでなく、削るときの香りも良い」と話し、「香りに誘われて訪れた」という客もいる。
宮城県気仙沼市の水産加工業大手・株式会社阿部長商店(阿部泰浩社長、電話0226・22・6666)が企画・開発した欧州風味のスペインバル「ajilloアヒージョ」シリーズの「さんまとトマトのアヒージョ」が、2月に行われた第39宮城県水産加工品品評会で最優秀となる農林水産大臣賞を受賞した。
総務省の家計調査によると、全国主要都市の昨年1年間の1世帯当たり(2人以上)の昆布購入金額は、前年2位の富山市が再び1位に返り咲いた。前年トップの京都市は5位にダウンしたが、昆布つくだ煮では前年から7ランクアップし1位に浮上。札幌市は昆布で最下位(52位)に転落した。
岩手県産生ワカメの初値決めが5日、大船渡市の県漁連南部支所で開催された。6~20日出荷予定分の1302トンが対象、キロ85円となった。昨季の初値に比べ8円高。在庫状況などが考慮された。生育はここまで順調だが、冷水接岸の影響が気がかりだ。
6~10日の出荷は船越湾、唐丹、釜石湾白浜浦(佐須)と綾里の一部生産者。11日から野田村、普代村、宮古、三陸やまだ、大槌、釜石東部などでも始まり本格化する。
値決めには生産者の代表約30人と買受人約10社が参加した。
県漁連によると、上げ要因は(1)昨季産が流通しやすい価格帯で荷動きが良くなった(2)荷動きと昨季の三陸産の減産で過剰在庫が解消された(3)関西での福島原発事故の風評被害がやや薄らいだ。
だが、好調な売れ行きというわけではないため、荷動きが鈍らない程度の上げ幅になったという。
イギリス伝統のファストフード「フィッシュ&チップス」を三陸産の魚でつくり、新たなご当地グルメを開発し次世代への魚食普及につなげようと、岩手県大船渡市の官民連携組織が2月15日、市総合福祉センターで「フィッシュ&チップスコンテスト最終審査会」を開いた。
スモークサーモンのブランドメーカー・王子サーモン株式会社(本社・東京)は、ロシア産ベニザケを主体に塩ざけ商材の製造販売を強化している。定塩フィレーや切り身、ギフト用の新巻などを商品展開。今後、骨取りも手掛けていく計画だ。
昆布森漁協のかにかご漁業部会は平成21年から毛ガニに「昆布森沖産」と明記したタグを付けて出荷している。ロシア産との差別化が目的。従来キロ1000円台だった単価は、2000円台に向上。同部会の坂本光治かにかご漁業部会長は「浜値アップの効果が出ている」と話す。
【スペイン=鈴木亮平】羅臼昆布のスペインPR同行取材では、合間を縫い日本食料理店を訪問したほか、現地通訳や日本食材卸業者に話を聞き、和食普及などの観点から魚食事情に触れた。
総務省の全国家計調査によると、昨年1年間で一世帯当たり(2人以上)が購入したホタテの数量は、平成15年以降最低の500グラム台となり、ピーク時から6割も減少した。100グラムの平均単価は200円の大台を突破。急激な価格高騰が消費減退につながったとみられる。