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新聞記事

飲食店向け一覧

掲載日:2022.08.15

礼文島ホッケ高鮮度出荷

日網で水揚げしたホッケ(8月10日、元地漁港)


 船泊漁協は日網で漁獲したホッケを「礼(魚へんに花)-れいか-」の名称でブランド化を図っている。脂乗りの良い7~8月の2カ月間で揚がった700グラム以上の大型に限定。船上氷じめで鮮度保持も徹底しており、キロ単価は通常出荷の7~8倍と高い評価を得ている。
 ホッケ全体の魚価底上げを目指し、付加価値を高めてPRしようと2020年に開始。刺網船5隻が手掛けている。
 投網後4時間程度で揚げるため鮮度は抜群。第三十八八龍丸で操業する前刺網部会長の岡本秀一さんは「基準は700グラム以上だが900グラム前後の魚を目がけて選んでいる」と説明する。
 船上で迅速に網から外し海水氷が入るタンクに投入して鮮度保持。帰港後は重量選別機を駆使して再選別。下氷した発泡にきれいに並べ、船名入りの専用ステッカーを貼付して札幌市場に出荷。1隻当たり1日10箱を上限に生産している。


掲載日:2022.08.15

函館市のヱビスパック、炊き込みご飯の素開発


 函館市のいかめしメーカー・株式会社ヱビスパック(対馬正樹社長、電話0138・45・1359)は、ホタテ、サンマなど従来主力のスルメイカ以外の道産・国産素材を使った商品アイテムを拡充している。今年はコロナ禍で需要が減少した米の消費拡大もコンセプトに「炊き込みご飯の素」=写真=を投入。不漁・高騰を受け、イカ加工品依存からの脱却に挑んでいる。


掲載日:2022.08.08

道東沖マイワシ不振顕著-青魚特集-

マイワシの荷揚げ作業(8月2日、花咲港)


 道東沖のマイワシ漁が群れの薄さや餌不足などに起因するサイズの小型化で苦戦を強いられている。棒受網漁で操業する小型船と中型船の拠点港・花咲港の水揚数量が振るわず、漁業者に加え、根室市の水産加工業者も減産傾向を憂慮している。今年はサンマ漁の動向も見通しが立ちにくく、イワシ漁にかかる期待が大きいだけに、着業者は今後の漁模様に望みを託している。


掲載日:2022.08.01

廃材パイプでコンブ着生に成功

コンブの着生部分


 「前浜で進行している磯焼けに歯止めを掛けたい」……その強い思いから、森漁協元監事の山下良慈さん(66)は、天然マコンブが付着していた廃材パイプを改良し着生・生育実験を試みた結果、大きな成果を得た。「胞子が付着し生育することが確認でき、良好な場所では引き揚げられないほど伸びていた」と山下さん。この取り組みに協力していた株式会社森機械製作所(森光典社長)は、共同発案者として特許を申請。磯焼け対策に手応えを得ており、今秋から道内各地で試験導入する計画だ。


掲載日:2022.08.01

秋の新商品23品を発売-極洋-


 株式会社極洋は、2022年秋の新商品として、市販用商品12品、業務用商品11品の合計23品を9月1日(一部10月以降順次)発売する。健康志向の高まりや食生活への意識の変化に対応し、「ずっと続ける豊かな食卓 未来へつなげる魚のおいしさ」をテーマに開発した。減塩を意識した商品を充実させている。市販用で8億円、業務用で6億円を販売目標に掲げている。


掲載日:2022.08.01

室蘭漁協収益基盤を多角化へ


 室蘭漁協はイベント出店や加工品の販売を通じ、収益基盤の多角化を目指している。営業企画部が中心となり、地域のイベントで販促活動を展開。オリジナルのグルメ商品を開発し来場客の好評を博すなど、順調な滑り出しを見せた。今後は道の助成金を活用し急速冷凍設備を導入、干物などを売り出す。


掲載日:2022.08.01

北見市常呂のしんや、ホタテ煮汁で「醤油」


 北見市常呂の株式会社しんや(新谷有規社長、電話0152・54・2181)は、ホタテ加工品のボイル時に煮出しされるエキス(煮汁)を使った「帆立醤油」=写真=を商品化した。「帆立屋の旨塩」に続く、煮汁を有効活用した調味料の商品展開。昨年12月から自社売店、ネット通販、DMで販売を始め、道内の小売店などに販路を拡大している。


掲載日:2022.07.25

鮮魚販売「青空マーケット」で住民生活支える


 釧路市東部漁協青年部(髙嶋啓二部長)は鮮魚販売を通した地域貢献活動に取り組んでいる。高齢化率が高く、スーパーの撤退で食品購入が不便になった地域に出向き、その日水揚げした新鮮な旬魚を販売する「青空マーケット」を毎週土曜日に開催。白樺台、美原の両地区を隔週で回り、地域の生活を支えている。


掲載日:2022.07.25

今秋「じゃらん」と連携し新王鰈定着イベント


 えりも以西栽培漁業推進協議会のマツカワ魚価対策プロジェクトチーム(PT)が今秋に取り組むマツカワの新ブランド「新王鰈」の認知や消費の拡大に向けた大規模イベントの内容が固まった。旅行雑誌『北海道じゃらん』とタイアップし、大消費地・札幌圏、産地の飲食店での期間限定メニューの提供や宿泊施設での特別プランの展開を実施していく。


掲載日:2022.07.25

「どう売るサクラマス」釜石で先進事例学ぶ講演会


 株式会社リクルート(東京都)の調査・研究、地域振興機関「じゃらんリサーチセンター」ご当地グルメ開発プロデューサーの田中優子さんのオンライン講演会が15日、岩手大釜石キャンパスで開かれた。漁業関係者ら約60人が聴講。先進事例を参考に、今秋の事業化に向け釜石湾で養殖試験が進むサクラマスの売り方を探った。


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